猫の人氏のルドラの秘宝RTA動画のまとめと感想

Gayaline

 前回で、猫の人氏のルドラRTA動画が無事に完結を迎えました。今回も、まとめとしてこのRTAについてチャートやプレイングを検証してみてどうだったのかや、感想を述べてみましょう。


 4月7日のルドラ発売日の直後から3ヶ月間、きっちり毎週投稿で完結された猫の人氏のRTA動画がこちらです。

ルドラの秘宝RTA 10時間37分6秒 Part1 - ニコニコ動画

完成度が高いのに、なぜか知られてないRPGなので初投稿です。 お世話になった攻略サイト   http://...

 ルドラの解説付きRTA動画が投稿されるのは2回目で、前回に続き今回も、プレイ内容の検証などを行ってきましたが、無事に完結されたということで、これまで見ていての感想などを述べてみたいと思います。

レギュレーションについて

 実はこちらから投稿者さんに確認させていただいたのですが、ルドラのRTAでもレギュレーションをきっちりさせることが大事です。というのも、使用すると明らかに短縮されるであろう裏技と、バグ技が存在するからです。
 裏技というのは、ダヨン、ウラルドラ、オヤッサンが特にタイムに影響します。それぞれ言霊の消費MP1固定化、ダヨンの効果+雑魚エンカウントなし、敵味方の攻撃エフェクトカットの効果があります。当然使った方が早いことはわかるでしょう。
 バグ技はいろいろと解明途中ですが、脱出言霊を使ったワープと、ノーセーブによる方舟ワープというものがあります。これをうまく使うと、各キャラのシナリオを最後まで進めずともクリアが可能となります。
 初回の動画を見る限り、ウラルドラやオヤッサンは使わないようなので、裏技・バグなしレギュレーションであることを確認して、表記してもらいました。書いておかないとなんで使わないんだという反応が出てきますからね。
 前回走られたaloma氏は補助言霊を縛っており、そのおかげでなかなか工夫が必要で面白かったですが、今回も今回で、かなり工夫しがいのあるレギュレーションだったといえるでしょう。消費MPが1ではないおかげで最強言霊を連発すればいいというわけにはいかないので。プロテスとかが強力なのは間違いないし、改善案でも常に使ってますが、それでも使い放題ではないし、前回できなかった魔防ループなどの技を披露することもできたので。
 それでも補助言霊縛りに比べたらボス戦が順調かつ単調になることは否めないですが、その点はチャート改善案でいろいろ考えたので。ということでチャート面を見てみましょう。

チャートについて

 ルドラの秘宝のRTAというのは、言霊システムのおかげで無限の選択肢が存在し、なおかつ装備をどこで入手するかも結構重要なために、チャート構築はめちゃくちゃ困難だったはずです。それにもかかわらず、猫の人氏はオリジナル要素多めでチャートを練られたようで、検証していて面白かったです。
 ただそのために、改善の余地は相当ありました。とりわけ、カットできるイベントを見ているケースが多かったですね。結果的にストーリー展開を楽しめる動画にはなっているのですが。
 戦闘に関してはいろいろ検証しましたが、プロテスをほとんど使っていないのと、アプソロウは忘れてたと言っていたのと(ただし使ってもそこまで変わらなそう)、あと言霊の威力はもう少し高いものを使っていいですね。補助はかなり重いものを使っていましたが、それだったら両方中ぐらいがバランスいいです。
 それでも、ここまでのチャートをほぼ独力で考案されたのは素晴らしいです。装備の割り振りも最終的にうまくいっていましたし、戦闘で危なくなることもほぼありませんでした。その点でも、補助をガチガチに固めるのは安定性の高いチャートといえます。

プレイングについて

 操作面に関しては、お見事と言いたいところです。何せ尋常じゃない長丁場となっており、今まで6時間くらいのプレイでも疲れてきて変なことをしている人は見てきましたが、そうしたミスは今回ほとんどなかったですね。サーレントの章ではいろいろあったにせよ、シオンの章以降ではむしろ安定してきました。さすがこれまで多数のRTAを走られているだけあると思います。
 戦闘面でも、全滅はメイファ戦ラズム戦のみで、他は結構危なかった部分でも立て直せていました。特にラスボスがすんなりいっていたのは驚きですね。即死や補助解除もあるから楽ではないのに。
 一方、ラッキーに助けられているところも検証でわかりました。ソーマに空波斬を使われないオルゼクスが出ないなどですね。ダークネスエイジを使われなかったのも珍しいと思います。

新発見について

 ゲームについての知識というのは、そのゲームをプレイするたびに増していくし、それ以外の方法ではほとんど得られないわけですが、今回のRTAを通してもいろいろな発見がありました。ラゴウ石研究所で壁の中に入れるとか。
 あとは動画内のストーリー面の考察とかも面白かったですね。コメントも含めて聞いたことがなかった話がいろいろ聞けました。ワープルートの五芒星はまったく知らなかったです。こういうルドラに関する臨時コミュニティが構築される点でも、こういう動画はありがたいです。
 それだけでなく、今回自分で検証した部分もいろいろあります。フォングースは取るのと取らないのとでどっちが早いかとか、マリーナ離脱ありなしでどっちが早いかとか。
 ルドラ研究についてはこれまで散々やってきましたが、まだまだ終わりは見えないですね。今後もどんな発見があるのか楽しみです。  

まとめ

 毎度のことながら、動画編集の手腕も見事でした。ちょっとチャートが怪しい部分は目立ったので、コメントも辛辣なものが出てきていましたが、それでも後半パートの再生数の維持が他にないレベルなんですよ。飽きた人、離れた人が少ないということで、いろんな工夫を随所に凝らされているおかげだと思います。
 ということで、猫の人氏のRTA動画はルドラが再注目されるいい機会になったと思いますし、ストーリーを楽しむものとしても今後も大いに観る価値のあるものになるでしょう。一介のルドラ好きとしては大変うれしい状況です。ここまでゲームのプレイと、動画編集をこなされた猫の人氏には、改めて感謝の気持ちを贈りたいと思います。ありがとうございました。

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