Nintendo Switchダウンロードソフト
おすすめ作品一覧



ここでは、Nintendo Switchの主にダウンロード専用ソフトの中から、おすすめのものをレビューつきで紹介しています。
Nintendo 3DSのダウンロードソフト市場に輪をかけてSwitchのダウンロードソフトは数もバリエーションも多彩で、実に魅力的な作品が多数眠っています。
その分玉石混淆なところもあるので、面白いソフトを探している人のために、遊んでみておすすめできる作品を集めました。定番作品から隠れた名作的なものまで取り揃えております。
さらに、今回は一部に簡単な攻略情報も載せました。「攻略のヒント」の箇所をクリック(タップ)してください。
作品は随時追加していきます。
ゲームジャンル一覧
アクション
ローグライクアクション
RPG
シミュレーション
パズル
その他


アクション

Hollow Knight

発売・制作:Team Cherry
[探索の楽しみたっぷりな手ごわいアクション]
美しいビジュアルと独特のダークな雰囲気が特徴的な探索型アクション。
個性的なムシ達が暮らす王国に起きた出来事の謎を、ちっこい主人公が冒険しながら解き明かしていく。
悪魔城月下を思い起こさせるような骨太の探索要素を備えており、複雑な繋がりのある広大なマップを巡ってアイテムや能力を入手し、ボスを倒していく。
進む順の自由度はかなりあり、意外な隠しアイテムや隠し通路もとにかく豊富。
戦闘は結構シビアで、主人公を強化してかつテクニックを磨かないとかなり苦労するかもしれない。いくらでも体力を回復できる能力があるが、時間がかかるのでいかに敵の隙を見つけるかが重要。
それが顕著なのがボス戦で、どれも一筋縄ではいかない強敵であり、隠しボスの強さは圧倒的。その上それらと連戦するボスラッシュモードまである。
アクションゲームの腕が実に試されるので、自信のある人はチャレンジしてみよう。

こういう妥協の許されないアクションゲームの攻略法は、基本的には敵の動きとパターンを覚えるしかない。勝てないボスには何度も挑んで、どの動作からどういう攻撃が来るかを体得しよう。
攻撃手段は主に通常斬り、タメ攻撃、魔法の3種類あるが、タメはボスの隙をついてのフォーカスがやりづらいので、通常攻撃を伸ばす装備がもっとも安定した。
なのでおすすめチャームはソウルキャッチャーor幼虫の歌、長い釘or誇りの印、迅速なるフォーカス、壊れぬ力など。

強敵攻略

  • ホーネット
    地上か空中の突進攻撃を待って、かわしたら反撃すると安定する。
  • 神の調教師
    調教師の方はスルーして乗り物に集中。接近して転がり攻撃を誘導するのがポイント。
  • 失望の王者
    相手のジャンプをくぐる前提で移動し、バックジャンプの時は次に振り下ろしが来るので下がる。倒れた時と、その後の振り回しの最中にたっぷり回復しよう。
  • 失われし同胞
    ジャンプに当たらないよう警戒。距離は詰め気味のほうがよけやすい。
  • 監視塔の騎士
    接近し、2段斬りを回避して2回斬るを繰り返す。数が増えたらもう一方の動きを見ながら同じことを繰り返す。回復は1体になったタイミングで。
  • ソウルの圧制者
    攻撃のチャンスが少ないが、弾を回転させる攻撃の後半に画面中央でフォーカスできる。後半はひたすら左右にダッシュして回避したのちに猛攻撃。
  • 造反者の長
    まず垂直に2段ジャンプすると、地上攻撃、空中攻撃ともにかわせる。衝撃波は一旦離れてダッシュ。
  • ウームー
    神の家だと手助けがなく、呼び出されるウーマを当てる必要がある。耐久力は低いので、ガードをはがしたら叫びで速攻しよう。
  • 純白の騎士
    フンを投げている最中に手の当たらないギリギリの位置から攻撃。後半の連続飛び出しは、飛び出た相手の真横にいれば次のには当たらない。
  • 灰色の王子ゾート
    動きが不規則で厄介だが、ヒップドロップをどうにかかわしつつ攻撃を加える。フォーカスはザコ召喚時に。
  • オロ&メイトー
    横斬りが速く正面から挑むと危険なので、敵の攻撃を待ってから反撃。2人になってもわりと順番に攻撃してくるので落ち着こう。
  • 絵師シオ
    オロやメイトーの攻撃に絵の具飛ばしが加わった感じなので、軌道を覚えればそこまで怖くはない。
  • 釘の聖者スライ
    斬り→斬り→回転斬りのコンボの終わり際を狙って攻撃。攻撃範囲はかなり広いので注意。タメ始めたら距離を取り、回転斬りは真上から攻撃。後半は相手の動きを見て、突進が止まったら少し下がって反撃。
  • 戦いの血族
    1体増えただけで超手ごわくなり、もはや回復チャンスはない。縦横の攻撃をギリギリでかわし反撃。攻撃が終わった敵にぶつからないよう注意。左右からのブーメランはその後真上から突き刺しが来るので、交差点より少し左右にずれてかわす。
  • 悪夢の王グリム
    とんでもない強敵。それぞれの攻撃への対応を覚えて、敵の出現位置からできるだけ早く攻撃を判別するのが肝要。攻撃は火柱の時と、コウモリ飛ばしの時だけに限定するのが安全。
  • 純粋なる器
    ヤバすぎる強敵。基本はグリムと同じで、攻撃の種類を即座に判別する必要がある。なるべくダッシュを使わずに2段ジャンプで突進攻撃を回避して反撃を入れる。光のダガー攻撃に常に警戒し、察知したらジャンプの高度を上げずにダッシュ。回復はひるんだ時に2回(迅速なるフォーカスあり)とフォーカス攻撃時に1回に限り、欲張らないように。

フェノトピア

発売:フライハイワークス 制作:CAPE COSMIC
[広大な世界を探検するドット絵アクション]
2Dドットで表現された世界を探索していくアクション。ドット絵は低解像度だがとにかく書き込みの量が半端ではなく、街の住民一人一人に至るまで細かなアニメーションが用意されている。
ゲーム部分はフィールドマップつきのアクションであり、ゼルダの伝説などからの影響もちらほら。隠しスポットやアイテム、イベントがそこかしこに用意されており、探索の楽しみはたっぷりある。
戦闘はスタミナ管理が重要で、難易度は変更できるもののかなり難しめ。とはいえ慣れてくるとガンガン敵を倒せるし、さらなる強敵へのチャレンジもできる。
豊富なキャラクターに手強いダンジョン、数々の隠し要素とこの値段からは予想できないほどのすさまじい大作なので、ぜひプレイしてみてほしい。

Cross Code

発売:DANGEN Entertainment 制作:Radical Fish
[MMOの世界で謎を解く大作アクションRPG]
ドイツの少人数チームが作った、盛りだくさんなアクションRPG。
現実世界にキャラを生成して遊ぶ未来のオンラインゲームが舞台で、主人公のレアはゲームをプレイしながら記憶を取り戻していくことに。
ゲーム内のストーリーとその外の世界、個性的な仲間プレイヤーが絡み合った重厚なストーリーが展開される。
システムは聖剣伝説のようなアクションで、必殺技やスキルツリーでの成長も。マップはそこら中にアイテムが隠されていて、道を見つけるのが楽しい。ダンジョンにあるゼルダ的なパズルも手強いし、もちろんボスも多数。
広大なマップにたくさんの街があり、そこでは無数のクエストが受けられるなど、とにかくボリュームがすさまじい。
SFC時代をほうふつとさせる大作アクションRPGとしてたっぷりと楽しめるだろう。

One Step From Eden

発売:Humble Games 制作:Thomas Moon Kang
[スペルを駆使して戦うデッキ構築アクション]
ほぼ個人の手によって作り上げられたデッキ構築型アクションゲーム。
Slay the Spire的なシステムにロックマンエグゼに似たバトルシステムを乗せており、戦闘は敵味方の陣地が区切られたフィールド上で、デッキに組まれたスペルを使って攻撃していく。
各戦闘ごとにランダムに獲得できるスペルの軌道や効果は多彩で、設置型や広範囲攻撃、回復などいろいろ。それにアーティファクトの特殊攻撃やキャラごとの武器を組み合わせて戦う。
豊富なキャラはそれぞれ特徴があり、別スタイルもあるので遊びごたえはたっぷり。ドットアニメもかわいい。
デッキ構築の要素とアクションバトルがいい感じに融合し、没入感をもたらしている傑作だ。
・プレイする上で重要なのは、敵味方の攻撃範囲を覚えること。特にボス戦は、敵パターンの把握がとても大事。
・スペルはかなりバランスがとれているのでいろんな戦略があり、最初に来たアーティファクトで特化を決めるのもいいだろう。炎上をまいて金床で踏むとか、スペルパワーを上げてサンシャインが強力。
・ルートは、全員見逃す(テラブル)、何人か見逃す(ゲート)、全員トドメを刺す(セリフ)に分岐し、セリフの撃破にはショップキーパーを倒す必要がある(キャラがショップキーパーの場合は不要)。
・テラブル戦は、こちら側へワープしての爆発拡大攻撃と、全方位からの弾収束に特に注意。頑張って軌道を見切ろう。
・ゲートは攻撃は何を撃っても当たるので、適当にボタンを押しつつ回避に専念するのがいい。
・セリフルートは何よりショップキーパーが難関。とにかく攻撃力が高く攻撃も極悪。レヴァのリフレクタージェムのほか、ソウルリンクを使い設置物を壊させるのが有効。
・セリフは攻撃は避けづらいが、ここまで来れれば何とかなるだろう。
・攻撃が熾烈なボス相手では回避に専念したいので、なるべく範囲の広いスペルを取って狙わずに撃ちまくるのもいい。ガンナーの武器M2なんかも有効。

Vampire Survivors

発売・制作:poncle
[ランダム要素で中毒性のあるサバイバルアクション]
シンプルながら斬新なシステムで圧倒的な人気となり、フォロワーも多発するなど新ジャンルを切り拓いた作品がスイッチに登場。
プレイヤーは2Dのフィールドを歩き回り、自動的に発射される攻撃で四方八方からワラワラ現れる敵を倒していく。ただそれだけの内容だが、レベルアップで武器や補助アイテムが入手でき、その組み合わせによりキャラクターが無限の成長を見せるため、プレイするたびに展開が変わってくる。
敵は時間経過でどんどん強化されるので、こちらもいい感じの武器の組み合わせで対処していこう。最終的には数百匹の敵を画面全体の攻撃でなぎ倒すド派手な画面に。
武器は30種類以上、性能の異なるキャラクターは40人以上搭載されており、ボリュームはDLCでさらにアップ。
何度もやりたくなるゲームだが、結局ヴァンパイアはどうしたんだ。

バットバリアン~太古の洞窟の謎~

発売:DANGEN Entertainment 制作:Unspeakable Pixels
[コウモリと挑む本格探索型アクション]
普通の2Dアクションゲームっぽい雰囲気だが、その実態は本格的なメトロイドヴァニア、つまり探索型アクション。
例によって複雑に繋がり合った洞窟に落とされた主人公のバーバリアンは、相棒のコウモリ、ピップと一緒に脱出を目指す。
特徴的なのは相棒のアクションで、ピップは薄暗い洞くつで明かりになるほか、仕掛けを作動させたり、敵の攻撃を防いだりもできる。果物で誘導できるので、新感覚の謎解きやバトルが楽しめる。
その探索要素はかなり濃密で、洞窟には無数のパズルとアイテム、強敵が待ち構えており、終盤には悪魔城のあれこれのような驚きの展開も。
キャラクターの軽妙な会話も特徴で、ストーリーはなかなか熱い。シンプルな見た目ながらホロウナイトに負けないくらいの中身のある名作だ。

Celeste

発売・制作:Matt Makes Games
[手強すぎるマップに何度も何度も挑戦する高難度アクション]
巧妙に作られたイジワルなステージを繰り返し挑戦して攻略していく高難易度2Dアクション。
目的はセレステと呼ばれる山に登ることで、その登山道は落とし穴やトゲはもちろん、もはや足場がほとんどないような極悪な地形だらけ。
そうしたマップを、壁つかまりと空中ダッシュでどうにか攻略していくことになるが、ダメージや落下は即アウトなので何度もやられてしまう。しかし復帰までは一瞬で残機制限もないので、失敗を繰り返してもストレスは少なく、どうにか突破してやろうというチャレンジ精神に火がつくはずだ。
苦労して踏破できた時の喜びも大きいが、厄介なギミックが満載のステージは次から次へと現れる。ステージ上にはコレクションアイテムもあるほか、たとえクリアしてもB面、C面、ファイナルステージに極悪難易度の裏ステージが次々と登場し、やりごたえはとにかくすさまじい。
最後のステージなどはアクションゲーム史上最高難度と言ってもいいほどで、腕に覚えがある人はぜひチャレンジしてもらいたい。
低解像度ながら色鮮やかなドット絵や場面に合わせて変化する美しい音楽、ストーリーも見もの。

Super Meat Boy

発売:eastasiasoft 制作:Team Meat
[何度もやられながらテクニックを磨く高難度アクション]
アイワナのような死にゲーとして人気を博した2DアクションがついにSwitchに登場。
悪のドクター・フィータスにさらわれた恋人を連れ戻すというよくあるストーリーだが、主人公のミートボーイは赤い汁をまき散らす肉塊で少々グロい。あのアイザックと同じ作者なので納得のいくところだけど。
ミートボーイが挑むステージはノコギリや溶岩など危険なトラップばかりで、触るとあっさりやられる。その代わりいくらでも再チャレンジ可能なので、何度も死にながらステージを1つずつ突破していくという構成だ。
その難易度は激烈で、序盤はまだしも後半になるとギリギリの場面が頻発するので、ひたすらプレイして少しずつ進んでいくしかないだろう。
大変だが、頑張ってプレイしていると飛躍的に操作精度が向上していくことがわかるだろうし、超難易度のステージをクリアできれば周りに自慢できるぞ。動画配信してもたぶん盛り上がる。
表面をクリアしてもさらなる高難度の裏面が待っているし、隠しキャラクターの解放要素もあるのでやりこみがいも十分。
またSwitch版では、分割画面で対戦プレイできるレースモードも搭載。みんなでアクションの腕を競おう。

深世海

発売・制作:カプコン
[美しい海底を探検する水中アクション]
舞台となるのは水中世界。地上が氷に閉ざされたため、人類は海の中で暮らしていた。主人公は人類の生き残りを探して、広大な海底を冒険することになる。
水中の操作は独特で、空気を噴射して高速移動できるが、そのためには酸素ボンベの容量を消費しなければならない。ダメージを受けてもこのボンベが破損し、すべてやられるとゲームオーバーになる。
とはいえ普通にプレイする分には酸素は十分にあるし、安全な潜水艦に乗っての探索もできる。
本作は何と言っても水中の雰囲気の作り込みが素晴らしく、音楽は深さで変化するし、効果音にもこだわっているし、環境も水中遺跡や海底火山などいろいろ。おまけにメンダコとかセンジュナマコとか実在の深海生物も多数登場し、間近で動いているのを見れる。
ストーリーは文字情報がほとんどなく絵で断片的に提示されるのみなので、人類に何が起こったのかについては考察の余地が大いにある。

Brotato

発売:Seaven Studio 制作:Blobfish
[シンプルなのについハマるサバイバルアクション]
スイスのメーカーが作った、ポテトの兄貴が宇宙人の襲撃から生き残るヴァンサバフォロワーの一本。
違うのはお金と経験値が別々にあり、ウェーブクリア後にショップで買い物ができること。
ストーリーもステージも何もないが、能力強化システムが非常に練り込まれており、多数あるパラメーターのどれを伸ばすかで、ビルドは細かく変化する。
キャラクターは44体もおり、それぞれ武器をたくさん持てるとか、砲台が得意とか、アイテムを取ることでダメージを与えられるとか性能が大きく異なるので、キャラごとに別々の戦略を立てる楽しみがある。
うまく成長させられないと高難易度は生き残れないので、ランダム性と頭を使う要素が両立している。
この良質なシステム面とバランスは、ぜひ一度味わってみてほしい。

Forager

発売:Humble Games 制作:Hopfrog
[素材を集めて孤島を開拓するアクション]
アルゼンチンのカバレロ氏が頑張って作った2Dサンドボックス系アクションゲーム。Foragerとは採集生活をする人という意味。
マインクラフトやテラリアから建築要素と戦闘要素を控えめにしたシステムといった感じ。
周囲の木や石から素材をゲットしてアイテムをクラフトし、孤島をどんどん開拓していこう。マップは土地を買うと拡張することができ、新たな土地には豊富な地形、ダンジョン、イベントが盛りだくさん。
ツリー型のスキルや装備の強化も多彩で、アップグレードを進めていくとスケールはどんどん大きくなり、最終的にはツルハシ一振りで素材がボロボロ取れるように。
その分ゴールはかなり遠めに設定されているので、いつまでも遊んでいられることだろう。
続けていると処理がスタックするのかものすごく遅くなるが、ソフトを再起動すると改善される。

LA-MULANA (ラ・ムラーナ)

発売:PLAYISM 制作:nigoro
[難解すぎる謎解きに挑む遺跡探索アクション]
PCやWiiウェアで人気を博したアクションゲームがスイッチにも登場。
広大すぎる遺跡を探検して、「生命の秘宝」を手に入れろ!といういかにもな遺跡探検もので、その中身はというと、濃密な謎解きに満ちた探索型2Dアクションだ。
複雑なつながりをもったマップにはトラップやモンスターに加えて多数の謎が散りばめられており、アイテムやヒントを集めながら解き明かしていく。
アクションとしての難易度もさることながら、とにかく謎解きが難解なものばかりで、こんなの解けるか、みたいなものを多数突破しなければ最後まで進めないが、その分自力で解いた時の喜びもひとしお。
本作を十分に味わってプレイするために、ネット上にある公式攻略本に目を通しておくことと、石碑のヒントをすべてメモすることをおすすめしたい。
他にも熱い巨大ボスバトルもあるし、音楽もかっこいいものばかりで雰囲気を盛り上げてくれる。

Iconoclasts

発売:DANGEN Entertainment 制作:Konjak
[美しいドット絵と壮大なストーリーの大作アクション]
なんとスウェーデンの個人が7年かけて独力で作り上げたゲーム。メカニックになりたい女の子が、色鮮やかなドット絵のSF世界を冒険する2Dアクションだ。
ロックマン的な雰囲気があるが、月は破壊され、謎の組織とそれに属する超人的なエージェントたちに人々が苦しめられる世界で展開されるストーリーはなかなかにハード。
一方アクションの方は銃とスパナを使った謎解きが豊富なもので、多数待ち構えるボス戦はどれも面白いギミックが備えられている。仲間と協力して戦う場面もあり。
難易度はそれなりだが、簡単モードはあるし、慣れた人には高難度モードやボスラッシュも用意されている。

Rogue Heroes: テイソスの遺跡

発売:Team17 制作:Heliocentric Studios
[ゼルダにローグライク要素をプラスして楽しさ倍増]
探索要素が盛りだくさんな2Dアクション。
基本的には2Dゼルダなシステムで、剣と盾、爆弾や弓で敵と戦っていく。ヒビの入った壁や押せる石なんかもまさにゼルダである。
ダンジョンがランダム生成なのが特徴で、潜るたびに敵配置やアイテム、パズルの内容まで変化するので、何度も遊べる。その上で固定マップもしっかりしていて、どちらの部分でも楽しめる感じだ。
加えて街の拡張や釣り、スキルツリーによるキャラ強化なども盛り込まれていて、隠しアイテムの収集要素やイベントも多彩。
ローカルとオンラインの多人数プレイもでき、ゼルダ的なシステムの魅力を存分に引き出した内容となっている。

Nobody Saves the World

発売・制作:DrinkBox Studios
[いろいろなキャラに変身して戦う2Dアクション]
全身真っ白でパンツもはいていない「ノーバディ」として目覚めた主人公が、なんかグロいやつらの侵略から世界を救うべく、消えた大魔導士ノストラメイガスの代わりに立ち上がる!2Dゼルダ的な雰囲気だが、自由にキャラの変身ができるのが特徴。
変身はナイト、シーフ、モンクなどスタンダードなものから、ゾンビ、卵、人魚のミイラにしか見えないやつなど個性的で、それぞれが固有のスキルとパッシブ能力を習得できる。
目的地はクエストで丁寧に示してくれるほか、レベルアップもスキルを一定回数使うなどのクエスト達成により行われる。さらに覚えたスキルは別のキャラも装備可能で、組み合わせは自由自在。
探索要素もあり、変身を使い分けるシステムあり、キャラとグラフィックも若干キモいけど個性的と、盛りだくさんな一本。

Good Job!

発売:任天堂 制作:Paladin Studios
[何でもありのバイオレンスお仕事アクション]
オランダの制作会社が手がけた斬新なお仕事アクション。
プレイヤーは新入社員として会社の中で片付けや配達、ロボット組み立てなどさまざまな仕事を手段を問わずこなしていくことになる。
この「手段を問わず」の部分が本当に何でもありで、コードにプロジェクターを引っ張って射出する、人間をベルトコンベアで運ぶ、フォークリフトでフォークリフトを持ち上げるなどは序の口。
社内にある多数のモノは衝撃を与えると物理演算で動いてガンガン壊れるので、お仕事後には目も当てられない状況になるだろう(もちろん、無破壊だと高評価にはなる)。
道具を巧みに使いながらどうにか被害を抑えて真面目に仕事をこなすだけではなく、ただ破壊の限りを尽くすだけでも相当なストレス解消になる。ブラストドーザーかな?
協力プレイもできるので、どちらがより大規模な被害をもたらせるかを競うのもいいだろう。

オーバークック スペシャルエディション

発売:Team17 制作:Ghost Town Games
[複数人プレイが楽しいリアルタイム料理アクション]
超シンプルなルール&操作にもかかわらず、多人数プレイが熱い料理アクション。
一応存在するストーリーは、襲い来る魔獣を撃退するためになぜか料理の修行をするというものだが、とにかくひたすら料理を作るのが目的である。
料理の作り方は簡単で、材料を切って焼いたり、煮たりした後で皿に盛り付けるだけ。しかし、時間内にたくさんの料理を作るために効率化を図ろうとすると、途端にややこしくなってくる。
鍋で煮ている間に次の材料を置いておき、同時に食べ終わった皿を回収して洗い、油断していると火にかけすぎたフライパンが炎上し・・・という感じで最適化は一筋縄ではいかない。おまけに、ステージ上には本当に厨房かと思うようなギミックが満載。机が動く、スペースが分離する、溶岩上の足場が浮き沈みするなど料理を困難にするものばかりで、非常にやりごたえがある。
1人プレイでは複数のシェフを同時操作できるが、本作の醍醐味は何と言っても協力プレイ。声をかけ合い、息を合わせた操作で料理を作る楽しみは他では味わえないものだ。おまけに対戦も可能で、純粋に技術を競うものもあり、はたまた相手との料理の奪い合いに発展しかねない危険なステージもある。
このバージョンにはDLCも同梱されており、さらに手強い追加ステージを遊べる。

カニノケンカ -Fight Crab-

発売・制作:カラッパゲームス
[カニがケンカするゲーム]
魚介類がビームを発する「エース・オブ・シーフード」で全世界のユーザーを困惑させた作者が贈る新作。読んで字のごとく、カニがケンカする3D対戦格闘ゲームである。
プレイヤーはカニになったかのごとくJoy-Conで左右のハサミを操作し、相手のカニを攻撃してダメージを蓄積し、ひっくり返したら勝ち。
出てくるカニはよく食卓に上るものから巨大なやつ、カニじゃないのも含めて23種類と実に豊富で、もちろんそのビジュアルや動作はこだわり抜かれている。ケンカの際にはウォーハンマーだのショットガンだのパイルバンカーだのという武器を手にしてパワーアップできる。
操作がカニ準拠なので戸惑うもののそれも含めて楽しめ、ステージギミックや武器を利用したバトルも熱い。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

発売:アークシステムワークス 制作:Wayforward
[装いも新たに帰ってきたアクションRPGくにおくん]
シャンティシリーズで有名なウェイフォワード制作のくにおくんシリーズ外伝作品。くにおたちの挽歌のキャラ、きょうことみさこが主人公となり、さらわれた(!?)くにおとりきを救出すべく街中を暴れまわる。
名作であるダウンタウン熱血物語をベースにしており、敵を倒しお金を稼ぎ、ショップでアイテムを買い、キャラを強化することができる。
ウリはなんと言っても色鮮やかに蘇ったキャラクターであり、随所に挟まれるアニメや漫画調ムービーと合わせて、敵も味方もとにかく魅力的。ファンサービス的なキャラも数多く登場する。
ゲーム部分はというと、ストーリーが支離滅裂気味で、ボリュームも少々物足りないが、多彩な技を使えるアクション部分はなかなか爽快。
また、日本なのか海外なのか怪しいリバーシティーを自由に探索して買い物をするという醍醐味も健在。
スタンダードな2Dアクションを楽しみたい人におすすめだ。

Valfaris (ヴァルファリス)

発売:eastasiasoft 制作:Steel Mantis
[かっこいいヒーローが撃ちまくるSFアクション]
ダークで有機的な雰囲気の宇宙世界で、スペースハンター的な主人公がバリバリ戦う2Dアクション。
基本は魂斗羅的なラン&ガンで、銃の他にソードや特殊武器も使用でき、それぞれ性能の異なる数種類の中から選べる。
システムはスタンダードなステージクリア型だが、中間ポイントの起動が任意で、中間を作らずに進むとHPが増えたりアイテムが手に入ったりという恩恵があるので、頑張って中間なしで進みたくなるという面白い設計。
激しいヘビメタのBGMや細密なドット絵で描かれたグラフィックは素晴らしく、敵も厄介なやつばかりで、もちろんボス戦も熱い。
ボリュームも結構あり、適度に難易度の上がった2周目プレイも楽しめる。

シドニー・ハンターとマヤの呪い

発売:First Press Games 制作:CollectorVision Games
[定番だけどハイクオリティな遺跡探索アクション]
カナダに拠点のあるゲーム会社が制作したファミコン調アクションゲーム。
いかにもな探検家シドニー・ハンターが、時間を凍結するという「マヤの呪い」を解くためにさまざまな遺跡に挑む。
見た目通りの探索型アクションで、カギやアイテムを探して新たな道を切り拓いていくデザインはイメージ通り。ファミコン時代の名作の影響がちらほら見られ、ロックマン風のマヤの神々との対決もあり。
細かなドット絵やかっこいいBGMもいい感じで、プレイを盛り上げてくれる。

スメルター

発売:DANGEN Entertainment 制作:X PLUS
[街を発展させつつアクションステージを攻略せよ]
不思議な世界に落ちたイヴが緑色の生物と「フゥップゥー合体(何だそれ)」して敵と戦っていくアクション。
ロックマンXを思い出させるアクションステージが終わるとフィールド画面になり、家を作ったりタワーを配置したりして領地を拡大していく。つまりこれは往年のアクトレイザーのシステムだ。
アクションステージはなかなか難易度が高く、ノーダメなどで突破しなくてはならないチャレンジステージは相当手強い。
そこで手に入れたアイテムでキャラや施設を強化できるほか、人口でHPが増えるおなじみのシステムも。
アクトレイザー部分は少々荒削りな感じだが、多数いるボス戦はやりごたえがあるし、オープニングアニメは気合いが入っているしで、独特の魅力のある一本。

Astalon: 地球の涙

発売:DANGEN Entertainment 制作:LABS Works
[ボリュームたっぷりなレトロ風探索型アクション]
例によって少人数チームで丁寧に作ったファミコン(あるいはMSX)風メトロイドヴァニア。キャライラストは漫画家の見田竜介氏。
村を毒の水から救うため、「地球の涙」と呼ばれる塔に魔法使い、戦士、シーフのパーティーが挑む。
キャラクターは変更可能で、それぞれ能力が異なるのでうまく使い分けて進もう。探索型アクションということで、なんとなく見覚えのあるムチを使う人もしれっと加入したりする。
特徴的なのは、一度やられると時間が巻き戻され、ついでにショップも利用して復活できること。回復手段が限られているので手間も増えるが、少しずつダンジョンを攻略する楽しみは十分。
もちろん隠し要素も豊富で、上下左右に広がる迷宮には秘密がいっぱい。クリア後の別キャラモードも2つあり、シンプルな見た目のわりに遊びごたえは相当なもの。

Aegis Defenders

発売:Humble Games 制作:GUTS Department
[キャラを切り替えて宝を防衛する2Dアクション]
わずか数人で制作された防衛要素を取り入れた2Dアクション。
文明が崩壊した世界で、主人公のクルウとおじいちゃんのバートは宝探しをするうちに、超兵器「イージス」に遭遇する。例によってその力を狙う帝国なんかも現れて宝を守ることに。
通常ステージでもキャラを切り替えながらパズルを解いていく要素がある上、特徴的なのは各ステージの最後に防衛パートがあり、マップ上にタレットなどを配置して四方八方から来る敵を撃退することになる点。
キャラごとに置けるタレットが異なり、得意な相手も違うので、的確な配置が大事。後半はリソース回収に修理に戦闘にと、かなり忙しくなってくる。
小粒な感じではあるが、鮮やかなドット絵、個性的なキャラクターに加え、防衛パートの存在でひと味違うアクションが楽しめる。

ムーンライター 店主と勇者の冒険

発売:テヨンジャパン 制作:Digital Sun
[ダンジョンで発見したアイテムを販売するショップ経営アクション]
スペイン産のショップ経営&ダンジョン探索アクション。
商人である主人公はお宝がザクザク出てくるダンジョンに潜り、そこで入手したアイテムは自分のお店で販売することができる。
ダンジョンはランダム生成でアクションは2Dゼルダ的な内容。ショップ運営は自由に値段をつけたアイテムを並べて、レジに来たら会計して、万引きは撃退してとなかなか忙しい。
素材を集めての装備の製作・強化や店の拡張、村の発展などできることはいろいろ。
ストーリーは薄味だが、アクション面はとても丁寧に作られているし、色鮮やかなドット絵も魅力。

アリエッタ・オブ・スピリッツ

発売:レイニーフロッグ 制作:Third Spirit Games
[かわいい相棒と女の子の幽霊退治アクション]
シンプルで丁寧な作りの2Dアクションゲーム。
普通の女の子のアリエッタは、とある出来事がきっかけで不思議な力を得て、幽霊たちの世界と接触することに。相棒のアルコと一緒に、悪い幽霊をやっつけようというストーリー。
システムはシンプルな2Dアクションで、ボリュームは控えめ。しかしドット絵は非常に入念なつくりで、キャラクターのモーションがとても多彩。ピアノ中心の音楽もいい感じ。
心温まるストーリーも魅力で、さくっと遊べる一本といったところ。

迷宮伝説

発売:レジスタ 制作:シノビゲームズ
[丁寧なつくりでたっぷり遊べるハクスラ]
ありそうであまりなかった、スタンダードなハクスラ。
ランダムに生成されるダンジョンに挑み、5層進むとボスが出てくるというシンプルな展開だが、入手できる武器防具は5段階の品質があって性能が毎回異なり、さらにランダムで特殊効果が付与されているので、装備発見の楽しみがあるわけだ。
武器は種類ごとに特徴があり、戦士系クラスと魔法系クラスではまったく別物なので、キャラを変えるとプレイスタイルも変わる。その他にも素材を使って装備強化したりペットモンスターを連れたりできるなど、豊富な要素が盛り込まれている。
やられてもペナルティなしと親切なシステムだが、多数出てくるボスは挙動がなかなか凝っており、挑みがいがある。クリアしても次々と高難易度ステージが解放されるためボリュームもたっぷりで、おまけにクリア後にはローグライクモードまで遊べるようになり、こちらも本編に匹敵する面白さ。
派手さはないものの、多彩な要素と満足できるボリュームでおすすめの一本だ。

シックスソウルズ

発売:ラタライカゲームス 制作:BUG-Studio
[剣とダッシュで危険な城を駆け抜けるアクション]
シンプルな2Dアクションゲーム。8方向のダッシュや壁つかまりを活用してトラップだらけの道のりを進み、やられてもすぐ復活というシステムは、危険な山を登るゲームをリスペクトしている。
違うのは剣や弓で戦う要素で、普通にしゃべれる相棒の子犬ブッチを操作するパートや、ステルスアクションもあり盛りだくさん。ダッシュ回数はどんどん増加するので、すごいスピードで動き回れるようになる。
リスペクト元ほど練り込まれた嫌らしいマップではないのでサクサク進めるが、ボス戦はなかなか手強く、ダッシュ性能が上がった後半のバトルは激しい。

Gigantic Army

発売:フライハイワークス 制作:ASTRO PORT
[リアルロボットを操縦して敵軍と戦うアクション]
ロボゲー好きの間で好評を博していたPCゲームが、コンシューマに初移植。
プレイヤーはMCRと呼ばれる有人戦闘ロボットを駆り、異星人との戦いに身を投じる。
ロボが重量感あふれる動きでガシガシ動き、薬莢を飛ばしながら銃を発射し、敵軍と戦う・・・という構成は、往年の名作ロボットゲームの雰囲気を十二分に再現している。
武装はメイン3種類、サブ3種類から1つずつの選択と、必殺のパイルバンカーを装備。敵も多脚巨大ロボから、高速で動きビットを飛ばしてくる赤いやつまでいろいろ。
ボリューム的な物足りなさはあるものの、作り込まれた動作とグラフィックは圧巻だ。

メカフォース

発売:フライハイワークス 制作:Hörberg Productions
[巨大ロボに単身立ち向かう大迫力アクション]
スウェーデン製の爽快ガンアクション。どうやらガンマンストーリーと同じ人が作ったらしい。
地球は、謎の巨大ロボ軍団による侵略を受けていた・・・そこに立ち上がったのは正義のスーパーロボット、ではなくマシンガンを持った兵士!?というわけで、魂斗羅的なキャラが巨大ロボと戦うボス戦オンリーアクションだ。
とにかく全14体の敵ロボの造形が面白く、人型に加えムカデ型、カタツムリ型、はたまたヒト・カニ・トリが合体して犬になるよくわからんロボも。きわめつけに最後の敵は、ロボ好きにはたまらないイカしたギミックで攻めてくる。
戦闘では敵の部位を破壊しながら弱点を発見して攻撃するパズル的な要素もあり、体内に入るとか巨大な敵相手の迫力ある戦いが楽しめる。
ボリュームはそこそこだが、巨大ロボと戦う感覚は唯一無二の作品。

Gunlord X (ガンロードX)

発売:eastasiasoft 制作:NG:Dev.Team
[タリカンをリスペクトした盛りだくさんなアクション]
バリバリ撃ちまくりながら進むSFC風ガンアクション。 スプレッドする銃を撃ちまくれるほか、丸まって転がりつつボムをばらまいたり、敵を踏んでジャンプしたり・・・これはかつての職人集団ファクター5のタリカンじゃないか!
というわけでタリカンをリスペクトした作品で、こちらもドイツ製。元がマリオ、ソニック、魂斗羅、メトロイドなどのアクションの長所をモリモリ取り入れたゲームだけに、実に盛りだくさんな内容。
見えない位置から敵に襲われることが多い、進行方向が上下左右に変化するために、どれがアイテムが取れる脇道なのかがわかりづらいなど、若干大味になっている感は否めないが、時には固定射撃で慎重に、時にはローリングで大胆に突破する場面があるなど、プレイしていての楽しさは十二分。
ステージも変化に富んでおり、複雑に入り組んだステージの探索要素や、半強制スクロール、シューティングまでいろいろ。
古き良きアクションの醍醐味を存分に味わえる一本となっている。

WILD GUNS Reloaded

発売・制作:ナツメアタリ
[SFCの超レアソフトが復活]
SFCでも5本の指に入る超プレミアソフトがお求めやすくなって再登場。西部劇とSFがミックスされた世界で繰り広げられるアクションガンシューティングとなっている。
プレイヤーキャラは画面手前におり、左右に移動するとともに照準を合わせて敵を撃つことができる。敵は画面中にわらわらと出てくるので、いかに狙い撃って、撃たれた弾をかわすかがポイント。
最初のうちは苦労するだろうが、慣れればどんどんうまくなって先に進めるようになるだろう。上達はスコアにも反映され、クリアしてもスコアアタックが熱い。
細密に書き込まれたドット絵や個性的なキャラ、熱い音楽も魅力の傑作アクションだ。

ゴブリンソード

発売:レイニーフロッグ 制作:Gelato Games
[隠し要素の発見が楽しい2Dアクション]
ゴブリンソードという、しょぼそうだけど案外やばい剣が蘇ったので持ち主を倒しに行くアクション。おそらくギリシャ人の兄弟による作品。
スーファミ風なドット絵が目立つスタンダードアクションだが、随所に丁寧な造りが目立つ。
武器のグラフィックはそれぞれ異なり、武器ごとに使える魔法も違うので使い分けが楽しい。
宝箱とクリスタルの収集要素があり、それらはステージ内に巧妙に隠されているので探索の面白さもたっぷり。
ステージは一つ一つが短めな分全89ステージとボリュームがある。敵キャラも種類が豊富で、13体いるボスも手ごわいと、アクションゲームの良さがたっぷりつまった逸品だ。
ちなみに、グッドエンディングへのヒントはあるレリックの装備。

ローグライクアクション

あまりにも数が増えたので、別ページに移しました。

Nintendo Switch
おすすめローグライクアクション一覧


こちらのページでたっぷり紹介しています。

RPG

Bug Fables ~ムシたちとえいえんの若木~

発売:DANGEN Entertainment 制作:Moonsprout Games
[アクションコマンドのあるターン制RPG]
なんとパナマのゲームスタジオが制作したという、古典的なターン制RPG。
3D空間に平面のキャラを配置した画面と、数値のデフレしたアクションコマンド式のRPGという構成は、有名キャラクターのRPGシリーズを明らかに意識している。
もちろん世界観は完全オリジナルで、さまざまなムシたちが暮らす王国「バグアリア」で、3匹のチームが幻の秘宝を探して冒険していく。ムシの世界とはいえグラフィックはかわいくてポップなものなので安心。
一方RPG部分はかなり骨太で、戦闘では手強い敵を相手に、装備やスキルを適切に組み合わせて戦っていかなければいけない。自信のある人向けにはハードモードもある。
クエストや隠し要素も豊富で、寄り道イベントも多数ありボリュームは相当なもの。
音楽も世界観にマッチしており、個性的なキャラクターたちの物語を盛り上げてくれるだろう。

UNDERTALE

発売:ハチノヨン 制作:Toby Fox
[キャラも音楽も魅力なレトロRPG]
インディーゲーム界で幅広い人気を得ているレトロ調RPG。
名作MOTHERシリーズへのリスペクトが感じられる雰囲気だが、その世界観は独特で、モンスターだらけの世界に迷い込んだ主人公が、モンスターと戦うか、あるいは仲良くなりながら脱出を目指す。
冒頭から驚きの展開に見舞われるが、シンプルな絵面ながらブラックな要素あり、熱い場面ありで、モンスターたちもバラエティ豊か。
ストーリーは短めだが主人公の行動で大きく変化するので、さまざまな展開を楽しめる。戦闘もスタンダードな見た目ながら敵の攻撃をキャラを動かして避けるシステムが独特。
随所に散りばめられた小ネタや隠し要素も盛りだくさんで、プレイした人はその個性的な世界に魅了されることだろう。

Slay the Spire

発売:Humble Games 制作:Mega Crit Games
[戦略性とランダム性が魅力のローグライクカードバトルRPG]
今や多数のフォロワー作品を生んでいる斬新なシステムのカードバトルRPG。
ターン制のシンプルなカードゲームによって戦闘が進むが、そこにローグライクの要素がプラスされ、入手できるカードが毎回大きく変化するので、デッキもランダム性が強くなり、その中で最適解を見つけるのが楽しい。
カードの種類はかなり多彩で、取れる戦術の幅は実に広い。おまけに4人のキャラごとにカードはまったく違うものになる。能力がプラスされるレリックや使い捨てのポーションもあるので、戦略性とランダム性が絶妙なバランスで共存している。
ストーリーはあってないようなものだが、敵キャラクターは不思議と印象的で、どいつもこいつも手強い。20段階の高難易度モードもあってやりごたえもたっぷり。

Banners of Ruin

発売:Goblinz Studio 制作:Montebearo
[独自の要素も加わったローグライクカードバトルRPG]
若干リアルで、わりとかわいいケモノ達が戦うRPG。ランダムでカードを追加してデッキを作っていくというシステムはまんまSlay the Spireだが、こちらはパーティープレイの要素を追加。
「どの順番でカードを使用するか」に加え、「誰がカードを使用するか」もあるので、ますます戦略性がアップしている。さらに独特のフォーメーションシステムもあり、考える楽しさは本家に劣らない。
イベントカードを引いて進んでいく道中や、レベルアップによる固有カードやパッシブの獲得、武器防具の装備などシステムは多彩で、当然ながら敵も厄介な能力を持つやつが多数登場。
隠しボスやアセンションにあたる高難易度モードもあり、ローグライクカードゲームとして完成度の高い仕上がりになっている。
他に見当たらなかったので攻略情報を集めたページを作りました。

Banners of Ruin 攻略ヒント集

Dicey Dungeons

発売:Distractionware 制作:Terry Cavanagh
[豊富なアイテムと戦略性が楽しいダイスバトルRPG]
クリアした人の願いを何でも叶えてくれるという(テレビ番組っぽい)「ダイシーダンジョンズ」に挑戦し、突破を目指すRPG。
ベースはSlay the Spire的なシステムで、ランダムに入手できる装備でデッキを構築し、敵を倒しながら奥へと進んでいく。 ダイスロールが中心だが、TRPG的な判定に使うのではなく、いくつか振って出た目を「目の数だけダメージ、偶数なら麻痺」のような装備に適用して攻撃するものとなっている。
何よりの特徴はそのボリュームで、6人いるキャラがそれぞれ使用感覚や装備が異なり、裏ルールまであるため何度やっても新鮮な感覚で楽しめる。おまけにDLC2種まで入っているので実にお得。
グラフィックはポップでゆるく、「イカちゃん」などかわいいキャラクターもたくさん。
もちろん高難易度モードもあるので、見た目に反して手強い相手との戦略的バトルが楽しめる。

・6人のキャラクターのうち、戦士と盗賊はスタンダードな性能で扱いやすい。盗賊はいかにサイコロを増やして手数で押すかがポイント。
・ロボットはCPUがオーバーする前に、小まめに出たサイコロを装備に振り分けるのが重要。CPUを減らす装備を優先するといい。
・発明家はガジェットが強力だが、1戦闘ごとに装備を消費しなければならない。攻撃系が枯渇しないように適度に補充しよう。
・魔女は鏡の間か鏡の大釜を強化スロットに入れてサイコロを増やすのが基本だが、どうしても立ち上がりが遅くなってしまう。その間凍結や弱体化で被害を減らそう。
・道化師はうまくデッキを回せば、スナップで1ターンキルも容易な使っていて楽しいキャラ。サイコロを増やすことと、余分なカードを削減することを意識しよう。
・魔女の登竜門とボーナスラウンドが最難関。おすすめの攻略としては、ガラスの大釜を1にセットして凍結をばらまく、マジックシッスルとシールドで反撃に徹するなど。強化フルーツボウルでひたすらサイコロを増やすのもかなり有効。
・ボーナスラウンドではルールの引きが肝心。こちらが毒や敵がサイコロ投げはまだ優しい方で、常時凍結、敵に6が出る、サイコロが増えるなどがヤバい。ランダム振り直しのスニージーはプラスが多いのでぜひ取ろう。

Sea Horizon (シー・ホライゾン)

発売:eastasiasoft 制作:45 Studio
[パーティーでマップを探索するランダム型RPG]
わりとRPG要素が強めになった中国製のデッキ構築RPG。
ランダムで入手できるスキルや装備を使って戦闘を進めていく点はいつも通りだが、3人パーティーを組んでボードゲーム風マップを移動して探索を行う点が新しい。
マップ上には敵の他に街やイベント、ダンジョンなどがあり、自由に進んでいくことができる。
戦闘は装備に依存するダイスから得られるリソースを各スキルに振り分けて使用するタイプで、全10クラスのスキルは完全に固有であり、バリエーションはとても豊富。
デッキのスキルは5つと少ない分、パーティー編成と合わせて絶妙な戦略性があり楽しめる。

こちらも面白かったので攻略ページを作りました。

Sea Horizon  攻略ヒント集

デビラビローグ

発売:ケムコ 制作:EXE-CREATE
[これが国産デッキ構築型RPGだ!]
定番のSlay the Spireシステムに日本のメーカーが挑戦した作品。
基本は本家を踏襲しており、パーティープレイを加えてボリュームを大幅に増し、ストーリーもはっきりしている。
いろんなモンスターが平和に暮らす魔界で、魔界の統治者を決める大会が開催。主人公は魔王の息子にもかかわらず乗り気でないが、ある日出会った女の子に無理やり参加させられ・・・という感じ。
この制作会社の、堅実だがあんまり独創的な点がなく演出が地味という特徴がデッキ構築RPGのシステムに見事に噛み合っており、本家の楽しさをキープした上で、いろんな要素を追加できている。
5種類の異なるデッキでカードは全350種類、ダンジョンも14種類とボリューム豊富で、永続強化アイテムで楽にすることもできるし、縛って報酬を増やすこともできる。
バトルも手強い難易度で、考える楽しみも十分。名作と言っていい仕上がりになっている。

Spiritfarer

発売・制作:Thunder Lotus Games
[動物たちと物語を紡ぐ魂の航海]
かわいい動物の姿をしたキャラクターと航海するアドベンチャー。
プレイヤーは少女ステラとなり、愛猫のダフォディルとともに船を任され、同乗する魂の願いを叶え、「エバードア」に送り届ける役目を果たすことになる。
船には住人の家や畑、鋳造所やキッチンなどの建物を建てることができ、釣りや料理、各種道具のクラフトも行える。
料理を作って住人にあげたり、簡単なミニゲームで素材を集めて家を装飾したりもできる。サバクのネズミ団に似たシステムだが、シビアな要素はなくのんびり海上生活を楽しめる。
後半ちょっと単調になってくるものの、美しいドット絵とピアノ主体の音楽、独特の世界観が素晴らしい。ステラのやっていることの真実が見えてくると、その航海は忘れられない意味をもったものになるだろう。

OneShot: World Machine Edition

発売:DANGEN Entertainment 制作:Future Cat LLC
[一度きりの体験ができるアドベンチャー]
独特な世界観とかわいいキャラクター、斬新な展開で話題を呼んだゲーム。
プレイヤーはネコっぽい子供ニコを操作し、太陽がなくなって崩壊に向かう世界を救うために奔走する。
いわゆる第四の壁を超える仕掛けが搭載されており、それがストーリーにもがっつり絡んでくる。
コンシューマ移植にあたって、PCが必要な部分を疑似OSを作ることによって実現し、ギャラリーなどコレクション要素もついた。
基本は会話とアイテム探索のアドベンチャーだが、問題の仕掛けのおかげで独特なプレイ感覚になるだけではなく、ゲーム内の登場人物たちに何だか特別な感情を抱くことになるかもしれない。
ぜひとも前情報なしで、一度プレイしてみてほしい。

片道勇者プラス

発売:PLAYISM 制作:SmokingWOLF
[とても奥が深い横方向ローグライク]
評価の高いゲームを多く作り出してきた作者が手がける、独特のシステムのローグライクRPG。ウルフRPGエディタ(これもこの作者の作)で制作されたゲームを超技術でSwitchに移植したもの。
そのためグラフィックなどはシンプルだが、一方システムは「強制横スクロールRPG」という個性的なもの。左端から「闇」が侵食していく世界で、魔王を倒すのが目的。
動作は一歩ごとでアイテムもランダムなため、フィールド上で展開されるローグライクと考えるのがいいだろう。
闇に追いつかれないように敵を倒し、アイテムを集め、ダンジョンを探索してキャラクターを強化し、一定時間ごとに現れる魔王と戦おう。
登場する要素は多彩で、主人公のクラス、アイテム、敵、仲間などかなり幅が広く、おまけに冒険の目的もいくつか存在しているので、遊び方のバリエーションは無限大。高難易度モードも用意されているので、非常にやりごたえがある。
シンプルながらとても奥の深い一作となっている。

Loop Hero

発売:Devolver Digital 制作:Four Quarters
[ぐるぐる回りながら世界を構築するオートRPG]
一周する道以外のものが消え去った世界で、主人公が世界を蘇らせようとぐるぐる回るRPG。
プレイヤーは、カードとして配布される地形をマップ上に配置でき、そうするとキャラがパワーアップしたり、敵が発生したりする。
ある程度タイルを埋めるとボスが出現するので、それまでに十分な強化を行ってボスを倒すのが目的だ。
戦闘はオートで、できることはそれと装備の変更だけなので、地形ごとに起こる変化をよく考慮して、配置をできるだけ突き詰めていくのが鍵となる。
地味ながらなかなかの戦略性を秘めた、じわじわと楽しさが見えてくるゲームだ。非常に凝ったドット絵や、効果音にも要注目。

フォーレジェリア

発売:ケムコ 制作:Hit-Point
[戦闘が楽しいスタンダードRPG]
数あるケムコRPGの中でもおすすめはこれ。
かつて世界を救った「四英雄」の1人が目覚め、闇を封印しようとしたところで予想外の出来事が起こる。それに巻き込まれた主人公のレンは、さまざまな人物の思惑の間で真の敵を探す旅に出る・・・というファンタジーRPG。
戦闘システムは結構洗練されており、スキルに使用するSPは自動で溜まり、MPやアイテムはなし。その他多彩な効果のある「カルミナ」を付け替えて特殊効果を得られる。
スキルにはバフ・デバフ効果が豊富で、うまく使っていけば敵をどんどん倒せるが、後半のボスは相当手強いのでじっくり作戦を練る必要があるだろう。
仲間は最大10人もいて入れ替え自由なので、さまざまな組み合わせを試してみよう。
面倒な要素は極力省かれており、戦闘やストーリーを十分に堪能できる。

アームド&ゴーレム

発売:ケムコ 制作:Hit-Point
[戦車とロボと人間のRPG]
有人戦闘用機械「ゴーレム」が発達したものの、過去の災害と戦乱で荒廃してしまった世界で、主人公は賞金首を狙って各地を放浪する・・・という、
明らかにあの戦車と犬と人間のRPGを意識した作品。システムも概ねそんな感じで、ゴーレムは装備を付け替えて強化でき、改造や特殊弾なんかもある。
自由度や探索の楽しさは本家に及ばないものの、それなりにMMの雰囲気は出せているし、スキルや状態異常のコンボの独自要素も。
またストーリーは結構シリアスで、それぞれの登場人物が過去の出来事に関わり、終盤には物語が大きく展開する。
往年の名作の雰囲気を楽しめる一作だ。

Right and Down

発売・制作:mc2games
[シンプルでも奥が深いダンジョン探索ゲーム]
スペイン方面の人が作ったランダムダンジョン探索RPG。
タイトル通り、できることは右に移動するか下に移動するかの選択だけで、5×5のマス目からなるマップを進んでいく。
敵に触ると数値分のダメージを受け、アイテムのマスではコインや回復が入手できるというシンプルなルール。
しかしなかなか戦略性が高く、適当にやっているだけでは体力が尽きてしまうし、特定の動きの組み合わせで出るスキルも活用する必要がある。
ストーリーなどもなくダンジョンを進むだけだが、キャラは6人もいてそれぞれ特徴があり、難易度も9段階あってやりごたえは十分。

・お金を稼いでアーティファクトを買い、キャラクターを強化していこう。とにかく生き残るのが大事なので、無理に戦闘はせず、安全な道を見極めて通るのが基本。
・マップごとにトラップと受ける状態異常の種類が異なる。ボイドの混乱とスノーランドの凍結はまだ被害が少ないので、できるだけこれらを選ぼう。ウェイストランドの盲目は計画が立てられなくなり最悪。火傷と毒は序盤は厄介だが、アーマーが十分なら被害は少ない。
・特定のマップに強いアーティファクトを集めるのも大事。ボイドで混乱を積んで、スカルタバードで戦闘を楽にするなど。
・キャラクターの能力はなかなかバランスがとれている。ブルートは戦闘が得意なタイプ。メカノイドはアーマー重視で火傷と毒に強い。ネクロマンサーはクセの強い能力をどう使うかがポイント。ドワーフはお金を稼いでアイテムを増やそう。シャーマンは毒を無効化でき、森がとても得意。ブラックウィザード(高難易度のキャンプに出現するのを倒すと解放)は便利なスキルがある。
・難易度6から10レベルごとにボスが登場。どれも余力があればなんとかなるが、状態異常を与えるボイドのボスは厄介。難易度8のガーディアンは最初は面倒だが、強さがアップしないので後半はボーナスに。
・難易度7の食中毒が最悪。毒と火傷で序盤がとても危険になるので、できるだけ戦闘を回避して乗り切ろう。

To the Moon

発売:X.D. Network 制作:Freebird Games
[願いを叶えに記憶を旅するハートフルアドベンチャー]
終末期の人の記憶を操作し、どうしても叶えたい願いを叶えてあげる不思議な機械を扱う2人組が主人公。
2人は「月へ行きたい」という老人の願いを叶えるために記憶の世界にダイブして、過去の思い出を少しずつ紐解いていく。
そこで明かされるのは、老人とある女性の人生の交差の物語。
システムは多少の謎解きのあるRPG風アドベンチャーで、動作がねっとりしているのが若干難点だが、素晴らしい音楽とドット絵がストーリーを彩っており、少しずつ明かされる謎とあいまって、きっと心に残るものになるだろう。

Tangledeep

発売・制作:Impact Gameworks
[高難易度ハクスラ風ローグライク]
SFC風グラフィックのちょっと変わったローグライク。
Elonaにも近い感じで、マス目のマップとターン制というのは標準的だが、生成されたダンジョンはその後は固定、拠点にはポータルでいつでも戻れ、アイテムにはランダム接頭語やレアありと、ハクスラの要素が強めになっている。
それにもかかわらず、一度やられたらキャラ消去のハードコアモードがデフォルトなのでかなり難易度が高いが、やられても消えないモードも選べる。
ジョブとスキル、ペットなど強化の方向性はいろいろで、別キャラモードも搭載している。
全体的に難易度が厳しいが、ドットグラフィックは素晴らしく、勇ましいBGMも印象に残る。

シミュレーション

Kingdom Rush/Frontiers/Origins

発売・制作:Ironhide Game Studio
[タワーディフェンスの名作が3作まとめてSwitchに登場]
ブロッキングの要素でタワーディフェンス界に新風を巻き起こしたシリーズを3作一挙に紹介。
基本システムは塔を建てて敵の通過を阻止するという古典的なものだが、兵士を路上に配置することで足止めができる。これにより配置がますます重要になり、戦略性がさらに増している。その上ヒーローもいて、個性的な能力で手助けしてくれる。
その上敵は地面に潜っているやつや味方に寄生するやつ、シールドを張るやつなど個性豊かで、おまけにステージ上にも仕掛けがたっぷり。敵が道を切り拓いてルートが変わるなんてことも。
おかげで、試行錯誤して最適なリソース配分を見つけるというTDの楽しみは十二分。敵の流れを見て絶妙な配置を考えよう。
無印、Frontiers、Originsとあるが、基本システムは同じで、ユニットやヒーローに違いがある。
Web版に比べDLCが全部乗せで、ヒーローがなんと16種類、ステージも追加ありとなっているので、たっぷり楽しめるだろう。

最重要タワーは周囲のタワーの射程を伸ばせるクロスボウ要塞。ネクロマンサーの復活範囲や、ドワアアプの範囲攻撃も強化できる。
おそらくシャーマン系が最初の難関になるが、範囲攻撃を重視してまとめて仕留めるのがおすすめ。
海の追加マップは難敵ぞろいだが、魔法防御がわりと穴なので魔法重視で。ゾンビマップは「ボーンズブルク」は範囲攻撃で、おそらく最難関の「冒涜の森」はとにかくライカンを最優先で倒す。
ラスボスはタワー破壊がかなり厄介だが、できるだけ強いタワーをそろえて速攻しよう。
ヒーローは収入アップのブラックスローン船長、近づかれなければ強いニヴス、バランスのいいボーンハートが使いやすかった。

Defend the Rook

発売:Goblinz Studio 制作:One Up Plus
[ランダム要素のある手強い戦略シミュレーション]
いかにも有名作品を意識したタイトルだが、基本システムは大きく異なり、盤面でキャラを動かす戦略シミュレーションとなっている。
ルークと3人のキャラ、タワーとトラップを駆使して、次々と現れる敵を撃退していく。ピンチになったら呪文を使用しよう。
1ウェーブごとにキャラに特殊能力を付与できるので、どのような方向に成長させていくかがポイント。
例によってアセンションがあり、じわじわと難易度が上がってくるほか、ユニットを性能の異なるものに切り替えることもできる。
高難易度の状態では敵の動きを読みながら適切にユニットを動かす戦略性が求められる、やりごたえのあるシミュレーションだ。

・システムに慣れれば最初のうちは簡単だが、アセンションが増えるとどんどん難易度が増していく。HP回復機会も減るので、敵の攻撃範囲を見ながら、一撃たりともダメージを受けないような動きをしなければならない。
・ユニットは、射程のあるエルフの司令官、遠距離攻撃が強いレンジャー、攻撃力のある要塞が強力。魔法使いはお好みで。
・タワーとトラップは、バリケードにフリーズトラップ、エイトジェムタワー、スナイパータワー、フロストボルトタワーが安定する。
・呪文は下級は位置転換か稲妻攻撃、中級は復活か回復キノコ、上級は影分身か複製がおすすめ。
・うまくキャラを成長させていくのが肝心で、移動力アップ+歩くとパワーアップなど、噛み合うアップグレードを取るのがポイント。安全に戦える遠距離攻撃と、魔法使いの複数攻撃をなるべく伸ばすといいだろう。
・敵の特性もよく把握しよう。墓地は氷の土地に比べて難易度が高く、吸血鬼の魔術師が脅威。珊瑚礁もキノコの土地より難しい。
・範囲攻撃の特性を理解するのもポイントで、吸血鬼の魔術師など一部の敵は直接キャラを狙わず、マークされた場所を攻撃してくる。その場合範囲から逃れつつ、他の敵を優先して倒すといい。
・アセンションが上がると、敵の量・質ともに強化されますます慎重なプレイが必要になる。反撃や2回攻撃の特性をもつ敵に注意しよう。
・最終的にはラスボスが2体同時に出現するが、ザコを撃破しつつ攻撃範囲から逃れるという基本を守ればなんとかなる。ここまで来る方が大変。
・戦術モードではさらに敵の量・質が増強されるので、腕に自信のある人はやってみよう。
・会話中に文字送りとスキップのボタンを同時押しするとキャラが二重に出現して大変なことになる。まず進行不能なのでやらないよう注意。


Terraformers

発売:Goblinz Studio 制作:Asteroid Lab
[火星を開拓して緑あふれる星にしよう]
火星に町を作って開拓していくシミュレーション。ゴキが進化したやつに襲われることはないので大丈夫。
シヴィライゼーションから戦闘や外交を抜いたようなシステムで、全体マップでは都市の建設や資源の採掘ができ、各都市では住居や農場などの建物を建てられる。
パラメーターはかなり細かいが全部覚えなければいけないわけではなく、基本は資源を集めて施設を作ればいい。時間経過で入れ替わるリーダーはスキルが使え、パッシブ能力もあるので単調にならない。
ゲームオーバーになるのも「支持」がゼロになった時だけなので、そこまで考えなくてもサクサク都市を発展させられる。
テラフォーミング要素もあり、酸素や気温の条件を改善すると、海ができて植物や動物を住ませることができるように。火星がニシンだらけになる日も近い。
レベルアップでの要素アンロックも豊富、勝利条件もいろいろで、難易度の段階も細かいので初心者から上級者まで楽しめる。
UIも親切だが、動作がかなり不安定なのが玉にキズ。

・最高難易度「プレイは自己責任で」をクリアする方法を伝授しよう。重要なのはバランスのよい資源収入の確保。食料と電力が最優先だが、それらの施設を建てるのに他の資源もいる。
・開始時セットは「拡張」が資源を確保しやすくて有利。序盤は探索を優先して、ロボットハブで拡張しつつ、採鉱場を増やそう。
・まずは資源に手が届くように数都市確保する。その後少しずつ人口を伸ばして支持を整える。
・都市の設計は、交差点の周囲に住居と農場を配置してブースト施設が使えるようにし、隙間に他の施設を建てる。
・的確な建設を行うためには科学によるプロジェクト数の増加も急務。序盤にどうにか開発センターを建てることで、得られる科学も増える。
・テクノロジーは地域施設の値下げや交易ルートで支持プラス、岩の電力消費減などがいい。
・交易はあればあるほど資源の偏りを調整できる。随時組み替えて、次のターンに欲しい施設を作れるように利用しよう。
・加速する支持要求に耐えるには、テラフォーミングと生物拡散が大事。特に植物は中盤の支持高騰を乗り越えるのに役に立ち、拡散のためには酸素と気温が必要。細菌拡散装置や二酸化炭素工場を早めに建てて、少しずつでも数値が貯まるようにしよう。
・リーダーは資源収入を増やせるアンティ、大使館が便利なナイルヤ、交易を増やし放題のホン・タオ、海に強いアヨクンレ辺りが使える。名前が謎な日本人枠のミーシャもパッシブが役に立つ。終盤はテラフォーミングか生物拡散が得意なリーダーがおすすめ。
・全体的に、目先の支持を増やすよりもギリギリで耐えて収入を増やすのを優先するのがよい。

ダンジョン・ウォーフェア

発売:Singlecore Games 制作:Valsar
[シンプルかつギミック豊富なタワーディフェンス]
ダンジョンに罠を仕掛け、侵入者を撃退する正統派タワーディフェンス。
トゲや炎で攻撃したり、魔物でブロッキングしたりできるのは定番だが、本作のウリはダンジョンの地形をさまざまに利用できること。
例えば落とし穴があれば、相手を押したり引っ張ったりして落とせば、どんな堅い敵でも一撃で倒せる。バリケードも築けるので、トロッコの線路上を通らせてひき倒すなんてことも。
UIは快適で、加速はもちろんのこと、やり直す際に前回の配置を再現するなんて嬉しい機能もあり。さらに敵を強化・弱化するルーンを入れることで難易度を自在に挑戦でき、難易度が上がれば報酬も増加する。
シンプルな作りながらなかなか戦略性が高く、たっぷり楽しめる逸品。翻訳が怪しいがゲーム性にあんまり関係ないので気にしない気にしない。

基本的にはバリケードで侵攻ルートを制御すること、穴に落とすこと、デーモンでブロックすることを念頭に置けばOK。
ハープーン・トラップは安くて落とすのにも使え、ダメージもそこそこと便利。攻撃力はボルト・トラップが抜きんでており、デーモンとの組み合わせは定番。デーモンの隣にスプリングも防衛力高し。
スライムや凍結トラップの減速も有効で、クールダウン時間を稼いで穴に落としまくれる。
ブロッキングできない怪盗はドアがある場合そこに誘導して、ない場合はグラインダーやスピンブレードで。最終盤で出てくる飛行敵はドアで止めるか、またはハープーンが有効。


Graveyard Keeper

発売:tinyBuild Games 制作:Lazy Bear Games
[多彩な要素が魅力の墓地経営ゲーム]
ロシア生まれの、牧場物語ならぬ墓場物語が展開される墓地経営シミュレーション。
交通事故に遭った主人公はなぜか中世風世界の墓守に転生してしまうので、帰還のために墓地を発展させることに。
イロモノに見えてできることが非常に豊富な本格派仕様で、農業、ビール・ワイン造り、料理、クラフト、釣り、錬金術、はたまた戦闘も。独特な要素としては運ばれてくる遺体を解剖し、保存し、質の高い墓地を作ることに加え、教会を開設して説教もできる。遺体から切り取った肉でハンバーガーも作れる。いいのかな・・・
ツリー式のテクノロジーもあり、次々と作れるものが増え、できることの幅が広がるのが実に楽しい。マップもなかなか広く多数の住人とやり取りでき、SFC風のドット絵も美しい。
ルーンファクトリーやアトリエシリーズが好きな人にもおすすめだ。

・技術ポイントのうち青は序盤なかなか入手できないが、研究が行えると大量に貯まる。研究に必要な科学ポイントは紙類を研究すると手に入る。青ポイントは石の墓柵を作りまくっても安定して入手できる。
・クリアのためには、特定の日に現れる重要人物のクエストすべてをこなす必要がある。♀の日にデッドホース亭にいるミスチャームは見逃しやすいかも。クエストアイテムの多くは買える。油はディグから、酸性液は西の沼地の魔女から。
・ホラドリックの売っている転移石は何度も使えてとても便利。速度のポーションもあると快適だが、血を消費する。
・農業は、高品質肥料を使うと種の収支がプラスになり、連続で栽培できる。肥料のためには灰が必要なので火葬しよう。ワインが量産できるとかなりの収入になる。
・遺体の解剖は、質を上げる目的なら血液と脂肪を抜けばOK。ただクエスト用に肉や頭蓋骨も必要なのでたくさん集めておこう。
・錬金術は錬金ミル、手混ぜ器、蒸留キューブでそれぞれ粉、溶液、エキスを作り正しいレシピを組み合わせる。常に粉は1番目、溶液は2番目、エキスは3番目に来るのがポイント。どの素材から何ができるかは覚えておこう。
・特に役に立つ錬金術レシピ紹介。成長強化薬:灰+生命の溶液 黒色ペンキ:死の粉+水 白色ペンキ:電気の粉+水 ゾンビジュース:体力の粉+血液 速度のポーション:速さの粉+混沌の溶液+血液 なめし液:遅さの粉+死の溶液+平静のエキス 味強化薬:灰+毒の溶液+生命のエキス
・最終的に莫大なお金が必要になるが、稼ぐには金銀製品の売却の他に、交易がおすすめ。商品はカボチャ、タマネギに加えて大量の釘が作りやすい。
・ゾンビ導入のDLCは手間が大幅に減るのでぜひ欲しい。採掘や伐採に加え、ゾンビによる大規模農業を行うとかなり楽になる。Stranger SinsのDLCは村に隠された重大な秘密が明らかになり、酒場経営でお金もどんどん貯まる。

Deadly Days

発売:Assemble Entertainment 制作:Pixelsplit
[リソース管理が重要なゾンビサバイバルゲーム]
街の工場が突如毒バーガーを量産開始!食べた人がゾンビになり始めたので止めなきゃ!ということでゾンビのあふれる街でサバイバルするゲーム。
食料調達や仲間の捜索などミッションを選択して出撃し、ゾンビと戦いながらマップを探索して食料やアイテムを入手する、RTSに近いシステムになっている。
サバイバルゲームとしてかなり真っ当な作りで、どのリソースを優先するか、夜中どこまで危険を冒して探索するかなどを見極めるのが重要。
難易度はかなり高く、強力な武器や仲間を集め、アイテムや特殊能力を存分に活かさないと長期間生き延びることはできないだろう。
能力の異なる仲間、アイテム、特殊能力の種類は豊富で、武器も性能が変動するので、ランダム要素を存分に楽しめる。

・ミッションは探索以外はそれぞれのリソース入手や仲間加入ができるので、どの施設で何が得られるのかを把握して、現時点で最も必要なミッションを受けよう。スーパーは食料、投下物資は武器、倉庫はアイテム、ホームセンターはツール、病院は特殊能力と食料、墓地は死んだ仲間を復活できる。消防署は危険度を下げられる。
効率のいい探索ができるようにしよう。Lボタンでのポーズを活用し、空爆も使ってマップを索敵しながら的確にオブジェクトに人を割り当てる。夜は危なくなるギリギリのタイミングを見極めよう。
・何より、攻撃力強化と探索範囲の拡大が重要。人員を確保しつつそれらを助けるアイテム・能力をそろえよう。
・攻撃の強化にはレールガンを筆頭としたレジェンダリー武器や範囲攻撃のスナイパー、ロケットランチャーがいい。入手先は自動販売機が最有力なので、スクラップには余裕を持たせておこう。
・探索が有利になる能力はスピードブースト、緊急空爆(マップ上を片っ端から空爆して偵察する)、アイテムスキャン、タイムストップ、緊急テレポート。またオール無敵はどんな状況にも役に立つ。
・探索を有利にするアイテムはコーヒーや特殊能力の使用回数を増やしてくれるものが欲しい。ゾンビの血液バッグがあると攻防ともに安定するのでおすすめ。
・その他にはバーガー、木のハンマー、ゴミ箱、万力、ヒモ付きのコインが戦力強化に有用。
・攻撃面の強化には標的、ライター、ガンオイル、計算機、ドミノなど。
・路上の炎と毒は空爆で排除できる。
・特殊ゾンビはポイズン・バーニング・電気が特に危険。太っちょゾンビは範囲攻撃がないときつい。ハーフゾンビは夜間の事故につながりやすいので注意。
・バーガーショップを4つ破壊すると、最終目標の工場に行けるように。中には3マップあり、3つ目にラスボス出現。火力の強化が重要。スライム・サムの第2形態が超危険なので常に歩き回ろう。
・ロケット建設による宇宙勝利にはまず大量のリソースが必要になり、その後10日かけてパーツを集める必要がある(常にマップの危険度が5になる)。パーツは農場、トラック、赤いガレージ、フォークリフト、あるいは路上に落ちている。探索を助ける能力が十分にあれば、こちらの方が安定するかもしれない。

タウンズメン

発売:THQ Nordic ジャパン 制作:HandyGames
[豊富な要素が楽しい中世街づくりゲーム]
中世ヨーロッパの都市を発展させるシミュレーションゲーム。
木を切り石を掘って、さまざまな建物を建て、人々の必要とする製品をどんどん生産していこう。材料はかなり豊富で、たとえば「武器」を作るには鉄鉱石を掘り、木を炭焼き窯で木炭にし、工具を作り、武器工場で生産しなければならない。
生産したアイテムは、生活を豊かにするのに使ったり、戦闘に備えたりできる。住民は衣服や飲み物などいろいろな欲求がパラメータ化されており、要求を満たすと幸福度が上がり、税を徴収しやすくなる。
フリーマップに加えシナリオも26種類と豊富で、さまざまな制限が存在する中災害や盗賊の襲撃、不満を爆発させる住民の対処をしなければならない。
オブジェによるデコレーションも可能で、好きなように街を造って楽しめる。

安定した都市運営のためには、税収に直結する幸福度の維持がとても重要。
幸福度はさまざまな要素で上げられるが、維持コストのかからない市場、娯楽、信仰、デコレーションの重視がおすすめ。名誉を使ってでも序盤に市場、酒場、教会、娯楽施設を建てると税収が安定する。
他方で、多数の人手と資源が必要な酒類、衣類はスルーして購入でまかなうのも手。水がなくなっても幸福度が激減するので、井戸は多めに。
物資のスムーズな輸送も重要なので、早めに城と倉庫に人員を割き、道を整備しよう。兵力の確保と強化には多種類の資源が必要だが、数はそんなに必要ないので、購入でなんとかするのがよい。
最終シナリオ「呪い」は数々の災害が襲い来る中時間内に依頼をこなさねばならずかなりの難関。特に最終段階の雷がやばすぎるので、慌てて依頼をクリアせず、十分な生産能力や消防、医療に戦力を確保してから先に進もう。

Lethis 繁栄への道

発売:Plug In Digital 制作:Triskell Interactive
[リソース管理が重要な街づくりゲーム]
ヴィクトリア風の産業革命期(若干スチームパンクも入ってる)が舞台の、街づくりシミュレーション。フランス産。
食料やお酒を生産して人々に配ったり、娯楽を用意したりすることで街が徐々に発展していく。
建てられる設備は食料関連、衣服やぜいたく品、産業、巨大モニュメントなど豊富で、資源も食べ物・飲み物が7種類に金銀銅にジュエリーに薬草など、種類がとても多い。
必要な資源が枯渇すると人口ががくんと減るので、適切なリソース管理と物流のコントロールが重要になる。
マスクデータがほぼなく、それぞれの要素の影響がわかりやすい半面、一度理想型が組み上がると単調になりやすい欠点も。シナリオも26と多いが、変化は少ない。
ドット絵はとても細かく美しいので、好きなように街をデザインする楽しみはたっぷりある。

人口を増やすために重要なのは、住宅のランクアップ条件をうまく満たしていくこと。
水→食料→洗濯場+環境→アルコール→劇場→調理器具→ハーバリスト→食料2種類→ニューススタンドの順に条件を満たすと住宅がランクアップする。
特に資源が必要なものは枯渇すると一気に人口が減るので、十分に生産量を確保してから配る対象を増やしていこう。
次に大事なのが潤滑な物流で、倉庫類をなるべく中心に配置するのがポイント。道が分岐すると不安定さが増すので、通行止めを使いながらできるだけ1本道を作っていこう。
見た目は味気ないが、こんな感じに配置するのが理想的だと思われる。
Lethis
直線の道の左右に住宅を建て、端に必要な施設を置いて、デコレーションを挟んで次の区画をつなげる感じだ。黄色が住宅、青がメンテナンスなど、赤が商店と洗濯場を指している。
キャンペーンでは特定の資源が生産できないのと、ややこしい地形が主な変化内容。邸宅レベル5が条件のものは、道を敷かずに邸宅と施設を用意し、一度に発展させてクリアすると資源が節約できて楽。
パイプラインは川を越えられないので、なるべく鉱物の近くまで引いてきてスチームコンデンサーを置こう。

VA-11 Hall-A ヴァルハラ

発売:PLAYISM 制作:Sukeban Games
[さまざまな人の人生と関わるアドベンチャー]
斬新なバーテンダー体験で話題を呼んだゲーム。
舞台は2070年代のグリッチシティという場所。この街では、リリムと呼ばれる人間にそっくりなロボットが溶け込んで暮らしている。
プレイヤーは場末のバー「ヴァルハラ」で働くジル(愛称)となって、お客さんにカクテルを出しながら会話をしていく。
サイバーパンクバーテンダーACTIONというレーラグみたいな肩書きがついているが、実態は会話メインのアドベンチャーである。
バーテンダーとして働く中で多数の人々に出会い、その人生を垣間見ることができる。問題を抱える社会で生き抜く人々のストーリーは読み応えがある。
ベネズエラ出身の2人の作者は日本文化への造詣が深く、関係する話題が散りばめられているほか、各キャラのドット絵も細かくて見事。
その他スマホで掲示板にアクセスしたり、部屋の模様替えをしたりと未来世界での生活が楽しめる。

Factorio

発売・制作:Wube Software
[自動化・効率化を極めた工場を建築せよ]
ハマって抜け出せない人が続出した工場建築リアルタイムシミュレーション。
基本的にはよくあるクラフトゲームと同じく、材料を手に入れて建造物を建て、工場を拡大するのが目的だが、ベルトコンベアやロボットアームの組み合わせによって作業を自動化できるのがポイント。
発展にはものすごい量の資源が必要なので、大規模な工場を組み上げ、ガンガン採掘、輸送、生産をしなければならない。
敵の襲撃や鉄道などの輸送手段、戦車など強力な武装も使える。
マイクラ的なゲームで、自動化やシステム構築を突き詰めるのが好きな人におすすめの一本だ。

Before We Leave

発売:Team17 制作:Balancing Monkey Games
[スケールがすっごく大きい星づくりシミュレーション]
舞台はある惑星。災害を避けて地下に避難していた小人の「ピープ」たちが地上に現れ、食べ物を生産し、建物を作って発展していく。
基本はスタンダードな街づくりシミュレーションで、多種多様な資源を生産し、管理し、流通させて都市を拡大していくのが目的。
ある程度発展すると別の島にも入植でき、さらに進むとロケットで星を飛び出すことになるが、まだまだゲームは終わらない。今度は別の星に入植して、元の星と交易しながら開拓していくことになる。進めていくと災厄の原因に遭遇するので、それにどうにか対処するのが最終目的だ。
食料が不足しても人口が減ることはないのでのんびり発展ができるが、一方でピープの幸福度を維持するのは結構大変。その上ミノタウロスとかグレムリンとかの妨害も。シナリオモードはさらに難しい。
リソースや施設の種類はとても豊富なので、細やかな管理や設計が好きな人におすすめ。

Curious Expedition

発売:Thunderful 制作:Maschinen-Mensch
[厳しい未開の地を探検するサバイバルシミュレーション]
いかにもドイツらしいボードゲームの風情を再現したサバイバルゲーム。
ランダムに生成されるマップを探検し、黄金のピラミッドを見つけ出すのが目標。
探検するジャングルや砂漠、極寒の地の環境は相当厳しく、歩くと食料にあたる「正気度」がガンガン減るうえ、危険な地形や、凶暴な原生生物が待ち構えている。
生きて帰るためには、絶妙なリソース管理や地形の把握、戦闘での立ち回りが必要となるだろう。
マイナスイベントが次々と発生するので最初は苦労するだろうが、プレイヤーの知識と戦略で打開するやりがいはたっぷりだ。

メガクアリウム

発売:コーラス・ワールドワイド 制作:Twice Circled
[手間がかかるけど楽しい水族館運営シミュレーション]
ありそうであまりない、水族館を運営するゲーム。
水槽を配置し、水質や温度を整え、水草なんかを設置して魚を入れたら、きっちり餌をあげて世話しよう。
ただし魚には群れじゃないとダメなやつや小さい魚を食べるやつ、同種の魚が嫌いなやつなど細かい条件があって、うまい具合に大丈夫な組み合わせを作らなきゃいけない。気を付けないと、仲良く泳いでいたと思ったら一方が成長してもう一方を食べちゃったということもしばしば。
その他水質は常に整えないといけないし、餌の種類はとても多いし、お客さん用に飲み物やお土産を用意して掃除もしなくちゃいけないしで、やることは結構多い。難しくはないが緻密な管理が必要になる。
その分魚の種類は豊富で、熱帯魚からエイ、フグ、タコイカにサンゴ、バカでかいサメに至るまで、なんと98種類も。最後にはあの世界最大の魚もアンロックできるので、作れる水族館の幅はとても広い。
グラフィックは並だが、カメラを動かして自分で作った水族館を歩き回ることもできるぞ。

Cultist Simulator: Initiate Edition

発売:QubicGames 制作:Weather Factory
[カードを操作して教団を運営する奥の深いゲーム]
怪しい宗教団体というか秘密結社を立ち上げて運営していくシミュレーション。
システムが独特で、アナログゲームのように行動や人物、アイテムなどはすべてがカードで管理され、仕事や探索などのアクションのスロットに特定のカードを投入することで、対応した出来事が起こる仕組みになっている。ボードゲーム風リアルタイムパズルといった趣だ。
生存のためにはお金を稼ぐ必要があるし、次々と進行するイベントやアクシデントに対処しつつ、教団を拡大しなければならない。
ルールが非常にややこしく複雑なので最初はつまづくだろうが、それをどうにか把握していくのもプレイの醍醐味となっている。
かなり奥は深いので、いろいろなことに神経を配り、マルチタスクで行動を処理し、少しずつ進歩していく・・・という過程を楽しめるならばおすすめできる。
PC版に比べたら見やすいが操作性がイマイチかもしれない。

・まずはどこに何のカードを投入すると何が起こるのかを理解するのが先決。いろいろ試してみよう。
・次にゲームオーバーの条件を把握する。起こりうるのは資金枯渇と恐怖の蓄積、病気とハンターによる逮捕だろう。恐怖と病気、ハンターは常時別画面をチェックして対処する。恐怖が増えたら夢にお金を投入して低減する。
・お金はひたすら働いて稼ぐしかない。現実的なのは、理性の事務職と、医師の初期職、あとは依頼で得られるスピントリアの売却の3つ。事務職は仲間に話してこの仕事を選択することで、上司を暗殺できる。
・開始直後はお金を稼ぎつつ能力アップに励むといいだろう。体力、情熱、理性ともに3以上あると安心。情熱と理性は論文集と詩集をためて上げるのが楽。
・その後やるべきことは、話す→伝承で仲間を増やすこと、本を読んで伝承を入手すること、仲間を昇格させて能力を上げること。遠征は初期は成功しづらいので後回しでいい。
・本は、序盤はモーランドの店とオリフラムのオークションハウスにお金をつぎ込んで集める。以降は遠征で。
・各カードにあるパラメータの把握がすごく大事。仲間の昇格であれば、話すで教団を選び自分の教団の属性が7以上になるように伝承と影響力を組み合わせればできる。
・伝承は合体させることによって上位のものにしたり、別種のものにしたりできる。その際には煌めきや博学が必要になるので事前に用意しよう。本拠地がモーランドの店などであればそれも利用できる。
・遠征はそれぞれの障害ごとに対応する属性が2-3あり、派遣した人の属性のうちそれと合う値1種の合計が十分ならば突破できる。10が最大なので同じ属性の弟子2人が安定だが、序盤は足りないので雇い人を使ってストラスコイン邸や聖フェリックスの会を攻めよう。
・夢に情熱を入れて適切な伝承も追加すると、「道」のカードが入手できる。道は情熱や理性を投入することで、秘史や影響力を入手できるお得なカード。道にレベルの高い伝承を使うとさらに先も解放できる。
・遠征などで入手できる儀式は、パラメータを一定値にそろえることで強力な召喚生物を呼べる。開錠2-5+何か4-10+何か2という形式が主。伝承、弟子、影響力、道具と素材を組み合わせて数値を満たそう。
・召喚生物の役割は、遠征、暗殺、証拠隠滅、儀式など。5・10・2で呼べる召喚生物は言語を教えてくれる。「話す」にして召喚時間を延長するのは意外と重要なテクニック。
・煌めきとか仕事カードの制限時間が足りない・・・という場合は、スロットキープの裏技がある。カードをスロットに入れて、実行せずに放っておくと制限時間が減らなくなるのだ。特にスロチャナとの会話は何でも入れられるので、倉庫として活用できる。
・スタンダードなエンディングへの行き方は、まず夢に誘惑を使い、灯り、鍛造、聖杯のいずれかの属性に変更する。変更したらもう一度夢でその属性の伝承を投入する。その後献身で仕事をして、牡鹿の扉を入れる。カードが昇天になったら、囚人かお金を用意してレベル6にする。鍛造の場合お金になり集めやすいが、自動で消費され続けるので注意。儀式にレベル6の昇天を入れて、該当する属性36をそろえて実行すればクリア。

デプス・オブ・エキスティンクション・決定版

発売・制作:HOF Studios
[本格的な銃撃戦が行える戦略シミュレーション]
20XX年、世界はなんか沈没した!殺人ロボットとモヒカンがうろつく世界となったが、人類はついに反撃に乗り出した!
ということでウォーターワールドのような水没後の世界で繰り広げられる戦いの物語である。
マス目のあるマップでキャラを動かし、アイテムを探したり敵と銃撃戦を行う。遮蔽物に隠れて回避率を上げる「カバー」の要素があり、適切な場所を確保しつつ戦うのが大事。自動移動モードで複数キャラの操作もやりやすい。
キャラは成長すると多彩なスキルを覚えられ、武器もショットガンから水中銃、核融合キャノンなんてものまである。
全体マップを移動して戦闘や探索を行うキャンペーンが複数用意されており、ボリュームもなかなかなので、タクティカルな銃撃戦バトルを楽しみたい人に。

Kingdom: New Lands

発売:Raw Fury 制作:Noio
[独特のシステムが難解だけどやりごたえのあるRTS]
横一直線の画面で展開されるリアルタイムストラテジー。プレイヤーは王か王女となり、狩人や職人を雇って森を切り拓き、王国を拡大していく。
昼間は平和だが、そして戦慄の夜が訪れると魔物が襲いかかってくるので、防壁や塔で守らなくてはならない。
ゲーム内に文字情報はほぼなく、なおかつプレイヤーにできるのはコインを投入することだけなので、キャラクターはどの状況でどう動くかなど、まずはシステムを把握する必要がある。
難易度も高めだが、その分どうにかクリアした暁には大きな達成感が得られるだろう。

・最低限知っておくべきポイントをいくつか。まず馬はすぐスタミナが切れるが、草地の上で静止すると草を食べて全回復する。
・木を切った場所は草地になり、防壁の外側の草地にはウサギが出現するので、よい収入源になる。
・地図は取った後クリアするかやられると新要素をアンロックできる。
・敵ポータルは拠点の最高レベルで作れる騎士により破壊できるが、破壊後に強力な敵が押し寄せるので防備はしっかりと。騎士はコインが耐久力。
・小屋から出てくる隠者は乗せていると最終段階の塔をさらにアップグレードできる。
・高難度の島の攻略には前の島からの持ち込みが重要。騎士も出撃命令を出せば船に乗る。
ちょっとしたミスが即敗北につながるのでプレイは慎重に。よくある敗因は、夜前に防壁のアップグレードを始めてしまう、ポータルより奥側に進んで集中攻撃される、隠者をさらわれる、赤い月の日に出撃命令を出すなど。
・最後の島は、戦力をありったけ持ち込み、ユニコーンとパン屋を使用し、左右3つずつと崖のポータルを破壊する。6つ破壊した際の反撃がすさまじいので、防壁を多重にし石像もフル活用しよう。


パズル

Baba Is You

発売・制作:Hempuli
[世界のルールを変えて解く新感覚パズルゲーム]
北欧生まれの、斬新なアイデアが光るパズルゲーム。
ステージに岩や壁、水などがある点はよくあるブロックパズルと同じだが、本作が独自なのはそれらの性質を決める文章が同時に存在し、自由に組み替えられること。
たとえばRock is Pushだったら岩は押せるが、その並びを崩すと押せなくなる。他にもRock is Wallなら岩がすべて壁になるし、Rock is Youにすると岩が操作できてしまう。
勝利条件すら不確定で、時には思ってもみない解法が存在しているステージもある。ルールとなる単語は非常に多彩で、ステージ全体に影響を及ぼすものや、ステージ外にすら変化をもたらすものも。
難易度は高いが、ひらめきがすべてなのでふとした拍子に解けたりするし、意外な答えが見つかった時の快感は人一倍。
また、進めるにつれてプレイヤーのスキルというか発想力が格段にレベルアップするので、解けずに飛ばしたステージがすぐに解けたりして楽しい。
ステージも豊富で隠しも大量にあり、じっくりとパズルが楽しめる。他にも動作がめっちゃ軽いのもストレスフリーだし、素朴なグラフィックも味わいがある。

ヒューマン・リソース・マシーン

発売:フライハイワークス 制作:Tomorrow Corporation
[手軽に遊べるプログラミングパズル]
誰でも手軽にプログラミングが学べる画期的なパズルゲーム。
最初にいくつかの指令を入力し実行すると、その指令に従ってキャラが動き、数字や文字を処理する。要求された通りの出力を行う指令を組めればクリアとなる。
使える指令はかなり原始的で、できることは変数の格納やアドレス指定、足し算引き算や符号による分岐程度しかなく、掛け算すらできない。
しかしそれは逆にプログラムの根本の根本から学べるということで、苦労して掛け算や並べ替えのプログラムが組めれば、こうやって動作してたんだということが確かに理解できるだろう。やり込み要素として、無駄を省き少ないサイズとステップのプログラムを組むのに挑戦もできる。
問題数が41と少なく、ヒントなどもないため詰まるとなかなか進めないが、発想力がすべてなので思いがけないひらめきで解けたりもする。
小難しい勉強は一切なしにできるので、子供の学習にもおすすめのゲームだ。

決して最適解ではないが、こうしたら解けたという発想を記そう。

同じならゼロ
取った数がマイナスかどうかで分岐させ、次に取った数もマイナスかどうかを判断し4分岐させる。

掛け算
2つの入力数を置き、片方を回数と考え、もう一方を足していくごとに回数を減らしていき、ゼロになったら出力する。

フィボナッチ数列
1同士から始めて2つの数字を足していくプログラムを組み、その都度出力しつつ入力数を超えていないか確認する。

割り算
余りは割る数を何度も引いて、マイナスになった段階で1つ戻した値が余り。 商は引いた数をカウントすればいい。

文字の順番
文字は足すことはできないが引くことはでき、順番の差が数字になる。

ダブりを省け
文字が5種類なので最初の文字を5か所に置き出力、2つ目以降は同じものがないか5回確認し、なければどこかに置き、以後置く場所を1つずつずらすことで場に5種類の文字をそろえられ、ダブりを防げる。

並べ替え
隣り合う数字をすべて比較して小さければ入れ替えて端に最小数を寄せ、次にその最小数以外を比較して次に小さい数字をその隣に、とすることで並べ替えられる。 入力が1つだけのものは対応できないので例外を設けよう。

辞書順に並べる
一方の文字数が少ない場合がネックになるが、入力の0を場に置いておいて引き算する前に双方に0がないか確認し、あったらある側を出力するようにすればよい。

数字をバラせ
100が引ける回数が100の位の数というのはわかるだろうが、問題は2桁、1桁の数と0の入った数の兼ね合い。前者は0を出力せず後者は出力する必要がある。
最初に入力数を取った段階で引き算でケタ数を判断し、2桁、1桁の場合は0を出力しないようにすることで対策できた。

座標
4×4の場合、入力数から4を引ける回数がY軸で、そこから1を引ける回数がX軸となる。

素因数分解
まず2を置いて、入力数を割る。割り切れるかどうかで分岐させ、割り切れたら商を保存し、2を最初の2の隣にコピーして商を割る。割り切れない(引き算の結果がマイナス)場合は割る数を+1する。
これでループさせ、割る数が入力数と一致するまで進める。
あとは置かれている数を出力すればOKだが、入力数が素数(結果が1つ)の場合はそのまま出力し、2の場合も2を出力するように例外を組む。

セブン・ビリオン・ヒューマンズ

発売:フライハイワークス 制作:Tomorrow Corporation
[さらに複雑になったプログラミングパズル]
ヒューマン・リソース・マシーンの続編となるプログラミングパズル。
今回は、指令を受けたら同時に複数人が動くようになり、性質が大幅に変化。たとえば右に移動させると全員が動くので壁にぶつかったりする人が出てきてしまう。そこで条件分岐の出番だ。
穴があったり目的地に到達する問題があったりと、計算メインの前作からやることがずいぶん変わった。同時にコマンドも増え、できることの幅が広がり柔軟になったので、省力化は相当難しくなったし、ヒント機能はできたが正直役に立たない。
おかげでずいぶんと難問だらけだが、どうにか解けた時の楽しさは倍増だ。全部で68問とボリュームも増大。

効率化のためには、elseはなるべく減らす。endを使いたくなるところでは、ifにそれ以外を含めるなどしてその処理をうまく終端に置けば代用できる。
以下は自分なりに考えたやり方。

逆転の発想
まず両端の人を降ろし、穴の位置を見て左右に移動、パネルを置く。その後2つ上に移動。
A残りの人は左上か右上に人が来たときに動くようにしておき、左上に何もないand左に社員がいないの条件で右に、残りは左に動かし、上に何もなくなったら置く。2つ上に動きAにジャンプ。

掛け算表
まず一番上まで移動して掛ける数を取得。その後下に移動するたびに、メモリ2に取得した数を足し、パネルに書き置くを繰り返す。

メール振り分け
振り分け自体は、拾ったパネルを10で割った数を記憶し、左下の0からその回数分右に移動してシュレッダーに入れればOKだが、シュレッダー近くのパネルを拾ってはならないというのが問題。ランダム移動にして下にシュレッダーがないパネルを拾うのがよい。

無難な答え
まず全員が上にあるものを足しながら移動し壁へ到達。そうしたら一番上のパネルにそれぞれの合計を書き、左端の人が右に動いてそれらを足していく。残りはlisten。
足し終わったら49で割って平均を出し、一番上のパネルに書きつつ左に移動。左端に到達したら全員にtellし、一番上のパネルの数字を下にも書く。

社内ランキング
よく使う各人の番号の振り方。左に誰かいる場合は数字をプラスしてifにジャンプ、いない場合は下に移動する。

100のパネル
番号を振ろうにも足並みが揃わなかったので強引な方法。
左に移動しパネルがあったらlisten、ただし上に壁がある場合を例外にして最上段の人を切り離す。最上段の人は右上のパネルから下に移動し、10ずつ足しながら書いていく。
元の位置に戻り、tellで他の人を始動。最初のパネルを記憶し、以降は左に移動しそれに+1ずつする。

出る杭は打たれる
forEachDirの機能がわかりづらいが、周囲の数字をその都度メモリに書き込むということ。足したい場合は、このコマンドのループ内に別のメモリへの足し算を組み込めばOK。

ほどよい距離感
足元にパネルがある場合周囲をチェック、パネルがあればメモリーを足し、4以上なら拾い、ランダムに移動し置くを繰り返す。

人手不足
下へ移動し、右に移動し続けぶつかったら上、左に移動し続け下という反時計回りのルートを作る。パネルを拾い、左に社員がいて左のアイテムが大きい場合に左移動して置き、右もその逆で作る。
これだと一番右のパネルが動かないので、右に壁かつ左に社員の際に同じ処理をしつつ上移動する。

虎の穴
使えるコマンドが少ないが思いつけば簡単。メモリに13をセットしforEachし、それより小さい数字があればそちらに移動してメモリを上書き。メモリが1になったら穴に向かえばいい。

めんどくさがり屋さん
ランダムに移動し、周囲の最小値を取得、その値に+1したものが足元より小さければそれを書き込むとすればよい。

スペース不足
3番目から4番目の位置につなげるのが入れ替え法だと無理なため、効率化しようとすると超難問。
まず上のパネルを全員で下に移し、一人を残して退場。9つの中央に立ってforEach+足元チェックで最小を取り、左上に置く。あとはパネルを拾いつつ順番に置く場所を巡ればいい。

スキマなく詰めて1
nearestパネルの位置に移動し、上、左上、左にパネルがなければ拾う。その後左上端に移動し、右端まで走査し何もないところに置き、端では下、左端まで走査を繰り返す。
パネルを置いたら一番下に移動して最初に戻る。

スキマなく詰めて2
左上端に移動し、右端まで動き、下に1歩、左端に動き下へというループを作る。その過程で、メモリが1の場合のみパネルを拾うようにし、何もない床があればメモリを1にする。そうすると空白の次のパネルを拾える。パネルを拾ったら左上に戻り、同じ動きをして最初の空白に置く。左右端で齟齬が生じるのでなんとかする。

バイナリカウンター
2進数の増加を作るには、右端は毎回、その左は2回に1回、その左は4回に1回オンオフを切り替えればいい。
右端の人をtellとlistenでスイッチを踏んだり降りたりするようにし、左の人たちはlistenを2回設け、右端から左の人にtellし、その人がさらに左にtellし、とするとそのような状況になる。タイミングがずれる場合はうまく調整して。

デシマルカウンター
意外なことに前問より簡単。右端から合図が来たら1を足して、10になったら左に合図を送ればいい。足並みが揃わない問題は、繰り上がった場合右端の人をに合図を出さないことで解決。

ダブルアップカウンター
前2つとだいたい同じだが、tellによる左への伝達はなしにして、全員が数を倍にする。繰り上がりは右のパネルが5以上かを見ればいい。

サラバ、ジンルイ
ここまで来れたならできるはず。
「頭を使って考えること、それこそがニンゲンのアカシだからね」

オートマシェフ

発売:Team17 制作:Hermes Interactive
[全自動キッチンを設計するパズルゲーム]
人類滅亡を企んでいるっぽいロボットを相棒に、人の手のかからないキッチンを設計するゲーム。
食材を出す機械や運ぶコンベア、注文を検出する装置などを組み合わせ、どのような状況にも対応できるキッチンを作ろう。
一度作ったら稼働中は介入できないので、どちらかというと上のプログラミングパズルに似た、完璧なセッティングを模索するゲーム性になっている。全自動での料理は一筋縄ではいかず、グリルに載せっぱなしにして焦げたり、食材が引っかかったり、作り過ぎて腐ったりという問題が起こることもしばしば。問題点は的確に修正しよう。
効率化目標もあり、電力や食材数を節約し、効率性をアップさせるのにチャレンジできる。細かいパラメーターの設定やプログラミングまでできるので、改善ポイントを見つけて最適化を行う楽しみがある。最初は戸惑うことも多く1ステージ作るのにも手間がかかるが、慣れてくると手際もよくなり、どこに無駄があるのかも見抜けるようになるはずだ。
わかりづらい装置の機能や仕様については、下にヒントを記したので参考にしてほしい。

基本戦略は注文リーダーで注文を受ける都度作るか、作り置きして保存ケースに入れておくかの2択。
その都度調理は無駄が少ないが少々遅いので、厳しい場面では作り置きも選択肢に入れる。作り置きにはリピーターと計算機を使おう。保存ケースを監視し、入っている数が減ったらリピーターをオンにし、リピーターにはディスペンサーを繋ぐという風に使う。
ただし保存ケース法は作り過ぎる、セットメニューと相性が悪いなどほころびが生じやすいので、大量に作るステージ向け。その場合もアセンブラーが満杯にならないよう食材排出速度の絶妙な設定が必要。
毎回1から作り直す手間を省くために、設計が完了したらクリアする前に料理ごとに設計図を保存しよう。
料理ができるのが遅いという場合は、どの箇所がネックになっているのかを観察して、そこを改善しよう。
テイクアウトがある場合は、
←←←←←←
 腕腕腕腕
→→→→→→
のようにアーム(スマートにして別々の料理を設定)をコンベアで挟み、片方の注文がある時に1つ移動させる。
ドライブスルーの場合、作ったドライブスルー料理を保存する→高等リーダーの「注文が先頭にある時」で取り出すの2段構えで。

細かい仕様を把握するのが効率性アップのカギ。

  • 目玉焼きは揚げるもの。
  • 包装機の扱いは重要。
    包装機集約:包装機はリーダーで指示できないが、要素が被らない複数の包装ならできる。
    包装機回避:セットと単品あるいは関係ない料理を同じレーンで流したい場合は、包装機の前にアームを置き、セット注文がある時にそちらに移せばOK。コンベアの速度は2に。
    包装機の容量に注意。入れるものが偏ると破綻する。要素が多いセットの場合、注文リーダーを使っても複数注文の際に偏って満杯になることも。作る速度の速いものを減速しよう。
  • コンピューターは注文リーダーの高性能版として使え、食材の使い過ぎを防げるが、手間がかかるしでかいのでよほどのことがない限り必要ない。
  • フードプロセッサーやコンベアグリル、包装機はロボットアームであっても横からは出し入れできない。
  • ロボットアームは横向きの動作時間が短いので、なるべくジグザグに配置しよう。
  • ロングのロボットアームは通常やスマートよりも動作が速く、2マス運べばコンベア高速とほぼ同じ。曲がり角なら最速なので資金が許す限り使おう。コンベアならまたげるので、ルートを交差させる時にも使える。
  • コンベアグリルやコンベクションフライヤーは同機能の装置の高速モードよりも完成が早い。ただし電気グリルには4つ入るので、1箇所から入れて3箇所から取り出す方式の効率もなかなか。
  • アセンブラーは以下のように、4箇所から入れられ3箇所から取り出せる。出す方向の設定によって取り出せる位置が微妙に変わる。
     ↑↑
    ←出ア
    →アア←
     ↑↑
    またアセンブラーの料理に関係ない食材や料理を入れるとそのまま出てくる。狭いマップで通り道に使える。


その他

Old School Musical

発売:ワーカービー 制作:La Moutarde
[レトロゲームパロディの画面で遊ぶリズムゲーム]
フランスのレトロゲーム好きが作った、ゲーム画面を背景にしたリズムゲーム。
どういうことかというと、音ゲーをやっている背景で、どこかで見たようなレトロゲームのプレイが音楽に合わせて展開し、敵を倒したりマップを進んで行くというもの。ストーリーモードでは曲中に会話も行われる。
パロディになっている作品はポ〇モン、ロッ〇マン、メタ〇ギア、メタル〇ラッグ(2)、ゼ〇ダの伝説と見たことのあるものばかり。特にメタルス〇ッグステージの再限度はとんでもない。
音ゲー部分のシステムは、上下左右のキー(長押しあり)+LRボタンという少々単純なものだが、クリア後のモードでは音符にエフェクトもつく。
何より収録されている曲が素晴らしく、Yponeko氏をはじめとするチップチューン(つまりピコピコ音楽)アーティストの珠玉の楽曲がなんと60(+1)曲もあり、ボリュームは相当なもの。元ゲームに合った曲あり、純粋にチップチューンとして楽しめる曲ありで大満足のクオリティだ。
ちなみにストーリーモードの右端の建物前でコナミコマンドを入れると激ムズの隠し曲が始まるぞ。



まだまだいろんなゲームが知りたい!という人は、
そこそこ編もご覧ください。


もどる
おとおりください! おとおりください