このページでは、Nintendo3DSのダウンロード専用ソフトの中から、おすすめのものをレビューつきで紹介しています。
制作費が多くかかるパッケージソフトと異なり、ダウンロード専用ソフトは小規模メーカーの参入がしやすく、そのおかげで現在では大小さまざまなソフトがひしめいています。
その中にはあっと驚くような傑作も見つかるわけですが、お店で売っていないこれらのゲームは、目にする機会がほとんどありません。
そんなソフトを埋もれたままにしておくのは実にもったいないので、今までプレイした中で、ある程度おすすめできるものを以下にまとめました。
Nintendo Swtichのおすすめソフト紹介はこちらにあります。
ゲームジャンル一覧 |
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アクションゲーム シミュレーション RPG |
アクションゲーム
蒼き雷霆ガンヴォルト
メーカー:インティ・クリエイツひとこと紹介:
[職人芸のメーカーが贈る正統派2Dアクション]
ロックマンゼロシリーズが好評のインティ・クリエイツのオリジナル作品。同社が得意とするドット絵ハイスピードアクションの新境地を切り拓いている。本作の斬新な点はそのシステムにあり、主人公ガンヴォルトは銃を当てた敵をロックオンし、雷撃で攻撃できる。雷撃中には一部の攻撃を防げるバリアが展開されるほか、エネルギーがある限り攻撃も回避できるという大胆な仕様。
おかげで慎重に進めば初心者でも楽勝だが、攻撃に当たらずに敵を撃破していくとスコアが加算されるので、高得点を狙うならしっかり攻撃は避けなければならず、上級者はスコア稼ぎを楽しめる。そのため実力に合わせてプレイできるが、無敵回避に頼っていた人は最後の最後で苦労するかもしれない。
世界観は能力バトルの様相だが、だいぶキャラが濃いので好みが分かれるかも。もちろんボイスや、歌まで入って演出面も盛りだくさん。
システム、ビジュアル、サウンドどれを取ってもインティの気合いがこもっている快作だ。
蒼き雷霆ガンヴォルト爪
メーカー:インティ・クリエイツひとこと紹介:
[能力コピーも可能に!キャラ追加で2倍楽しめる名作アクション]
インティ・クリエイツのオリジナルアクション、ガンヴォルトの続編。今回の目玉はライバルキャラのアキュラ君が使えることで、彼はボスの能力をコピーしていつものように弱点をつけるほか、接近戦や空中戦に長けている。もちろんガンヴォルトも使え、操作感はだいぶ異なるので2倍楽しめる。
さらにシステム周りが改善され、スコアの加算がだいぶやりやすくなった。装備によるカスタマイズも豊富。それ以外の長所は据え置きで、良質なハイスピードアクションとフルボイスの濃厚なやり取りは健在。
ストーリーも大きく展開し、果たして我が道を行くアキュラ君とガンヴォルトは仲良くできるのか・・・?
マイティガンヴォルト バースト
メーカー:インティ・クリエイツひとこと紹介:
[見た目はシンプル、中身はテクニカルなカスタマイズアクション]
ガンヴォルトからの派生作。ファミコン調のアクションで、戦うボスを選んで出撃するという例のシステム。ウリは弾丸のカスタマイズシステムで、弾速や軌道、壁反射など多数の項目から好きなように弾を作れる。キャパシティの制限はあるものの、組み合わせ次第で撃つだけで画面上の敵が全滅するようなショットにもできる。
加えてダメージ軽減やトゲガードなどもセットできるので、難易度は自由自在。キャラは機動力に長けたガンヴォルトとカスタマイズが豊富なベックの他、DLCで追加キャラも。おなじみのスコアを競う要素もあるので、制限をつけての挑戦も熱い。
レトロかつ盛りだくさんなシステムで、やりごたえは十分な逸品だ。
Bloodstained: Curse of the Moon
メーカー:インティ・クリエイツひとこと紹介:
[悪魔的な城を仲間を切り替えて進むレトロスタイルアクション]
あのIGA氏が送る、レトロで正統派なアクション。本筋プロジェクトの中継地点という位置づけらしい。グラフィックもシステムもUIも、ひと目見て例の最終的に城が崩れ落ちる系のシリーズにそっくりで、まさにその現代版といったところ。
つまりドット絵のキャラがステージを進んで敵やボスと戦うスタンダードなアクションだ。
おまけにキャラは主人公の斬月以外にも、ムチ使いと魔法(錬金術)使いとコウモリ的な人が仲間になるので、例のあれの中でも伝説的なやつにかなり近い。あれ誰かはぶられてるような。
各キャラは性能が大きく異なり、うまく使えばいろんな敵に対応でき、近道にも行ける。おまけに体力ゲージは別々なので、的確にチェンジすれば進むのは楽になる。他方で仲間を斬り捨てて進む高難易度プレイも選択できるのが特徴だ。
名作のテイストを存分に再現した、悪魔城シリーズ(言っちゃった)好きにはたまらない一作となっている。
マルディタカスティーラ ドン・ラミロと呪われた大地
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[魔界的な村を攻略する手強いアーケード風アクション]
同じくドット絵のレトロ風アクション。タイトルはスペイン語で「呪われたカスティーリャ(王国)」という意味。つまり中世スペインが舞台だ。レトロといってもファミコンではなく、往年のアーケード風。グラフィックやサウンドだけでなく、基盤の起動からコイン投入までまるごとアーケードだ。その中身は、騎士がナイフとか斧とかぶんぶん投げて敵を退治していくアクション。つまりダメージを受けると鎧が脱げるアレにそっくりなわけだが、ご期待通り赤い有馬さんも出てくるぞ。
操作性はいい感じなものの難易度はかなりのもので、ザコもボスも相当な手強さ。丁寧にプレイしないと何度もコンティニューする羽目になるだろう。
おまけに謎解き要素もあり、完全クリアには各ステージの隠しアイテムを集める必要がある。その分やりがいもあり、なんとか乗り越え激烈な強さのラスボスを倒せた時の達成感は群を抜いているだろう。
ダークな世界観も中世騎士道物語の雰囲気をいい感じに出している。
魔神少女 -Chronicle 2D ACT-
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[おなじみのシステム+新発想=傑作アクション!]
ハイクオリティな2Dアクションの傑作。システムはロックマン風味で、6つのボスのいるステージを攻略していき、ボスを撃破したらスキルが手に入る。特徴的なのはグラディウスのようなパワーアップシステムがあることで、敵を攻撃して得たエネルギーでゲージをため、好きなタイミングでキャラを強化できる。
このおかげで、やられた後の復活やボス戦中のパワーアップなど、かなりテクニカルなプレイが必要となる。また、スキルにもこのパワーアップゲージを使うので、どこで使うかよく考えなければいけない。
主人公や6ボスはすべて女の子で、ドット絵もかわいらしく、ボイスもついている。そんなファンシーな見た目とはうって変わって難易度はかなりのもので、的確に敵の攻撃を見切っていかないとすぐにやられてしまうだろう。難易度は3段階で、その他キャラチェンジや周回による強化など、追加要素も盛りだくさん。
フルプライスのゲームに負けていないどころか、それ以上のボリュームとやりごたえを有した逸品である。
魔神少女 エピソード2 願いへの代価
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[遊びやすくやりこみ要素も充実した名作シリーズの続編]
同じくレトロな雰囲気かつ完成度の高いロックマン的なアクション。今作ではボスが8人に増量され、ステージも倍近くにアップ。前作のキャラクターもほぼ全員登場する。主な変更点として、スキルのエネルギーが別ゲージになり、たっぷり使えるように。
また前作があまりにアクションの鬼仕様だったためか、難易度が大幅に緩和。キャラ強化の幅が広がったほか、体力回復などサポートアイテムも導入された。難易度も4段階なので、これなら進めないことはないだろう。
もちろん前作のよい点はそのままで、ドット絵も実に生き生きとしていて、キャラボイスもさらに増えた。クリア後のお楽しみもたっぷりあり、シェガーを貯めて新要素を解禁し、さらなる高難度にチャレンジするという流れが熱い。
相変わらずのクオリティを誇る名作アクションだ。
魔神少女エピソード3 勇者と愚者
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[快進撃にだいぶブレーキ 平凡なアクションに]
2Dアクションシリーズの3作目。今回はゲーム部分の制作会社が変わっており、それに伴いシステムが大幅に変化、というより縮小。パワーアップはメーター制でなく、敵の落とすアイテムを貯める方式に。3種類しかなくやられても残るので、取る順番を悩む必要もほぼない。ボスからのスキル習得なし、パワーアップのカスタマイズなし、できるのは能力の強化のみに。おまけにクリア後のシェガー集めもなく、追加要素を入れての再プレイもできない。ステージ上のザコは固くかつ大量に出るので、撃ちまくってバリバリ倒すゲーム性になっている。
この結果魅力がかなり減退したことは間違いないが、かわいくて精密なドット絵や音楽、雰囲気はそのままなので、まあ普通のアクションになったといったところ。
ザ バインディング オブ アイザック:リバース
メーカー:ピッキーひとこと紹介:
[1000回遊べるゼルダ風ローグライクアクション]
一部のゲームファンの間で話題になっていた、斬新なシステムがウリのアクションゲーム。初代を追加要素込みでリファインした内容。キリスト教にのめり込みすぎておかしくなってしまった母親から逃げるために、アイザックは変化する地下迷宮を進む・・・というわかるようなわからないようなストーリー。全体的にグロい表現まみれなので、苦手な人は注意。やっていれば慣れるけど。
肝心のシステムは、2Dゼルダのダンジョンに似た、部屋で区切られた自動生成の迷宮を敵を倒したりアイテムを見つけたりしながら進んでいくというもの。アイテムや敵の配置は毎回変わり、パワーアップの方向性も変幻自在。
最初はかなり難しく感じるが、プレイを重ねるうちにアクションの腕とともにプレイ戦略が身についてきて、格段に有利に進めるようになるという、ローグライクの醍醐味を存分に味わえる。
選択キャラクターやアンロック要素も多数存在し、ボスもどんどん追加されるなど、何度でも遊べる内容。
ハマると止まらない奥の深さとランダム要素が魅力的な逸品だ。
実際にハマったので攻略ページ作りました。
The Binding of Isaac: Rebirth攻略ヒント集
洞窟物語
メーカー:ピッキーひとこと紹介:
[とっても手ごわいメトロイド的フリーゲームの金字塔]
以前から評価の高かったフリーゲームの移植版。3DSパッケージ版も存在するが、そちらに比べてより原作そのままとなっている。中身はというと、ドット絵に独自音源のピコピコ音が特徴の、レトロ調のアクションゲーム。銃が武器でアイテムを見つけ出してパワーアップというメトロイドっぽい雰囲気だが、探索型よりはステージクリア型に近い。
多彩な地形と敵、手ごわいボス、多様な攻略法と、アクションゲームとしての面白さを取りそろえている。難易度も途中まではそれなりだが、隠しステージでは激烈なレベルに上昇。ちょっとやそっとでは突破できないので、ゲーマーとしての腕試しにもなるだろう。
ドウクツジマ
メーカー:スマイルブームひとこと紹介:
[アイデアがあればここまでできる!工夫も豊富な探索型アクション]
プログラミングソフト「プチコン3号 SmileBASIC」で作られたゲームで、コンテスト大賞作品が製品化されたもの。レトロなドット絵の2Dアクションで、グラフィックも基本パーツで作られているようで、見た目は非常に地味。だからと言って決して侮ってはならないのが、このドウクツジマだ。
マップにはメトロイド的な探索要素が盛り込まれ、ある時はアクション、ある時は謎解きをしながら進んでいく。それらのギミックや謎解き、敵の配置は非常に練り込まれており、実にやりがいのあるダンジョンを形成している。
それに加え、ヒントを頼りに隠されたお宝を探す要素や手ごわいボス戦も彩りを添える。小品ながらとても丁寧かつストレスのない作りが評価できる逸品。
Ninja Smasher!
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[敵をズバズバ斬ってゆく、爽快探索型アクション]
フリーの某ゲームで知られている作者の3DSデビュー作。ファミコン風ドット絵の探索型アクションで、マップ上のダンジョンに潜りボスを倒すというゼルダ的な要素も入っている。一見してスタンダードな内容だが、空中で攻撃を当てると再度ジャンプでき、次々と敵を攻撃できる要素がポイント。爽快な効果音とあいまって、ズバズバと敵を切り裂いていくのが楽しい。もちろんアイテムを入手して行動範囲を広げ、新たなマップに挑むという探索型の醍醐味も十分。
おまけに、クリア後には性能の異なるキャラが3体も増え、感覚がまったく異なるタッチ操作も選べるので、8倍楽しめるという点も魅力だ。
みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ
メーカー:エインシャントひとこと紹介:
[レトロなキャラで姫を守れ 盛りだくさんの防衛アクション]
ベテラン作曲家の古代祐三氏の率いるエインシャントが制作した、レトロ調アクションゲーム。そのこだわりは並々ならぬものがあり、80年代風イラストとドット絵、ピコピコ音楽、はたまた説明書までファミコンテイストだ。6人のキャラから1人を選んで、四方八方から押し寄せてくるモンスターを倒しながら姫を守るのが目的。砲台や敵の侵入を防ぐバリケードもあり、ヒーローつきのタワーディフェンスともいえる。
ジェネレーターから現れる敵の数は尋常ではなく、防衛をこなしつついかに敵の本拠地を叩くかがポイント。多様なスキルを組み合わせれば、無数の敵をバリバリなぎ倒すことができる。
ストーリーもお約束を踏襲したりメタな話があったりと全体的に楽しげな雰囲気。とはいえ決して簡単ではなく、高難易度のモードもあるためやりごたえも十分。ステージエディットやマルチプレイもできるので遊び方もいろいろ。
単なる懐古ゲームではなく、充実のボリュームとシンプルかつ挑戦的なシステムが熱い一本だ。
SWORDS & DARKNESS
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[剣と魔法で戦う渋い世界観のアクション]
剣と魔法の世界が舞台の、ベルトスクロールアクション。敵国に勝つためにヤバいものに手を出した結果、ゾンビだらけになってしまった王国を救うのが目的。主人公は騎士団の生き残りで、巧みな剣技や魔法、アイテムを駆使して戦う。
敵部隊は数で圧倒してくる上にどれも手ごわく、的確に攻撃を読んでスキルでズバズバ攻撃していかないとやられてしまう。ストーリーは暗くグラフィックも渋めだが、精緻なドット絵と相まって重厚な雰囲気を醸し出している。
ボリュームは少なめにせよ、ステータスを引き継いで敵も強化される2周目がある。ハイレベルなソードバトルを楽しみたい人におすすめだ。
VVVVVV
メーカー:ピッキーひとこと紹介:
[やられてリトライまたリトライ…の繰り返しが楽しいゲーム]
非常にシンプルなグラフィック(とタイトル)ながら好評を博した手強いアクションゲーム。名前にVのつくクルーの乗り込む宇宙船が異次元に閉じ込められたので脱出を試みるというストーリー。
プレイヤーができることは重力を反転させることのみで、地面か天井に着かないと再度反転はできない。その限られた移動方法で苦戦しているところに、多数のトゲや敵キャラが襲い掛かる。
なのですぐやられてしまうが、リトライも即座にできるので何度もやられながら進んでいくという、死にゲーとかアイワナ系とか言われるジャンルだ。
当然ながら難易度はシビアだが、どうしても進めない場合はスローにして簡単にすることも可能。
ストーリーをクリアしても追加シナリオが多数用意されているので、ギリギリのアクションを存分に楽しめるだろう。
フェアルーン
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[難解な謎解きに挑むレトロアクションRPG]
フラッシュで公開されていたゲームの移植、というより大幅なリメイクを施した作品。
往年のPCゲームへのリスペクトが感じられるアクションRPGで、ドット絵と電子音楽が実にレトロな感じ。戦闘は敵に体当たりするだけといたってシンプルで、レベルアップするとより強い敵と戦えるようになる。メインは謎解きで、マップを探索しながらアイテムを使ったり、隠し通路を見つけたりして進んでいくわけだ。この謎解き要素はかなり凝っていて、行き詰まるところも結構あるかもしれないが、決してノーヒントではないのでじっくり考えてみよう。この点、むしろ脱出ゲームに近いかもしれない。
ストーリーは魔王が復活したので封印するという定番のものだが、ラストでは意外な展開も。ボリュームはそこそこだが、隠しアイテムやレアモンスター探しの要素もある。難解な謎解きに挑戦したい人におすすめの一本。
フェアルーン2
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[謎解きもマップもボリュームアップしたアクションRPGの続編]
手ごわい謎解きアクションの続編。システムは前作と同じ、簡単バトル+謎解きというものだが、ボリュームが大幅にアップした。広大なマップを探索して敵と戦いながらアイテムを集め、先への道を探していくという流れになっている。仕掛けは相変わらず巧妙で、上下マップに分かれた全4ステージにパズルやトラップが散りばめられている。マップが広いため、前作と比べてひらめきよりも丁寧な探索が大事。
ストーリーはまたもや行方不明になった妖精3人を探しに行くというものだが、そこには壮大な設定が隠されている。その他、アチーブメントや隠しアイテム、モンスターも健在。これだけのゲームをほぼ個人で作っているというのだから驚きだ。
魔女と勇者I・II・III
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[敵をなぎ倒し魔女を守る1画面防衛アクション]
ドット絵とレトロなサウンドが目を引く、8Bitテイストアクションゲーム。基本システムは同じなのでここでは3作まとめて紹介。石になった魔女と勇者、あるいはちび魔女とちび勇者がメデューサや魔王に反撃を試みるというストーリー。
魔女は画面中央で固まっており、勇者は四方からやって来る敵を倒して彼女を守らなくてはいけない。敵の落とす「魔物の血」を集めると魔女が一時的に復活し、魔法で反撃できる。
シンプルな1画面防衛アクションだが、敵はワラワラと群がってきて、必死で守らないとやられてしまうという適度なバランス。コインで能力パワーアップもできる。
2作目では、魔女側も動かすことができるようになった。攻撃に加え敵の誘導やアイテム回収など、いろいろ役に立つ。その分操作もややこしくなるが、位置を固定したままでもプレイは可能。
続く3作目は、勇者がダブルに。3人同時の操作はますます慌ただしいが、慣れれば爽快感もさらにアップ。
クリア後にはハイスコアに挑戦するエンドレスモードやハードモードもあってお得。2からはモンスターの特徴や一言コメントが見える「ずかん」もあり、3では衝撃の魔王側プレイも?
お値段も手頃で、サクッと遊べるアクションを求めている人にぴったりなシリーズだ。
ドランシア・サーガ
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[敵をチェインでなぎ倒す1画面アクション]
レトロな雰囲気が特徴の、1画面アクション。操作はシンプルで、自動で歩き続けるキャラを敵にぶつけるだけ。画面内にどんどん出てくるザコキャラをバリバリ倒して、コインを集めるとレベルアップして能力を強化できる。ある程度敵を倒すとボスが登場し、撃破すれば次のステージへという流れ。
現れる敵の数が半端ではなく、上下左右から次々とやってくる。ノーダメージで倒し続ければチェインでコインが増えるので、的確なパワーアップを行いつつ、いかにうまく敵をさばくかがポイント。
全8ステージと短めなものの、クリア後には2周めが始まる。操作キャラは敵モンスターも含め多数存在するが、敵キャラは性能が低めなのがイマイチ。
簡単操作で敵をなぎ倒す楽しみが味わえるゲームだ。
エクスケーブ
メーカー:甲南電機製作所ひとこと紹介:
[ダンジョン潜ってアイテム探して、手ごわい敵に挑め]
ダンジョンに潜って敵と戦うシンプルな3Dアクション。できることは武器による攻撃とアイテム使用のみで、特別な性能をもった武器やアイテムをダンジョン内で見つけて持ち帰るという、ハクスラ的なシステムとなっている。
操作キャラクターは男の子と女の子の2人を任意で切り替えでき、それぞれ装備できる武器が異なっている。
システムが単純な分、的確な武器のチョイスとアイテムの使用がキーポイントであり、敵も一筋縄ではいかないような死ぬほど嫌らしい配置で攻めてくる。ゴリ押しではうまくいかず戦略が必要になるという面白いコンセプトのアクションだ。
タイムアベンジャー
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[時間を止めて戻して自由自在 斬新な発想のアクション]
時を操って戦うという、独特のシステムを取り入れたソードアクション。なんとタイのゲーム会社が制作したものだ。使える力は3種類。やられた時に時間を戻せるものと、敵の動きを巻き戻しできるものと、事前にマークした場所へワープするものがある。時止めはないのかと思うかもしれないが、時間逆行と解除を繰り返せば実質的に時は止まるので、それ以上の能力といえる。
これらを活用して、敵の攻撃を回避したり、足場の動きを自在に操ったり、無茶な場所にあるスイッチを押したりといろいろできる。避けたはずの攻撃をうっかり巻き戻して当たる、なんてことも。その他、バトルでは簡単操作でコンボ攻撃ができるので、敵をなぎ倒す爽快感も抜群。
ストーリーも、単に悪の大王を倒す話かと思いきや、設定を活かした意外な展開があったり。また、ステージは探索型で、隠されたアイテムや難解なパズルが盛りだくさん。全体のボリュームもかなりある。
ロードが遅いとか演出が物足りないとか気になる点はあるものの、それを補って余りある魅力のある作品だ。
忍スピリッツ 真田獣勇士伝
メーカー:トムクリエイトひとこと紹介:
[かわいい獣勇士が活躍するステージ制アクション]
真田十勇士ならぬ獣勇士が活躍するアクションゲーム。主人公はトラの霧隠才蔵で、行方不明になった主君のユキムラ公(ひよこ)を探すために敵地に突入する。才蔵は忍者だけあって技が多彩で、身代わりに2段ジャンプにスライディング、ジャストガードからのカウンターとアクションは豊富。
ステージにはうじゃうじゃ敵が登場するので、これらのアクションを刀・手裏剣と組み合わせてなぎ倒そう。他の獣勇士は呼び出して助けてもらうことができ、その他にスキルをセットしてキャラをカスタマイズできる。ステージごとに「100コンボ達成せよ」といったミッションがあり、成功すれば報酬がもらえる要素も。
全体的にコンパクトな作りだが、敵が大幅に強化される2周目もあり、ボリュームはそれなり。シンプルなアクションゲームとして楽しめるだろう。
何よりケモノ化したキャラクターの面々がとにかくかわいいので、一見の価値あり。
スチームワールドディグ
メーカー:オーイズミ・アミュージオひとこと紹介:
[掘って掘ってまた掘って たまに戦っての採掘アクション]
西部劇+スチームパンク風の世界で、ロボットである主人公ラスティを操作して鉱山の採掘を行うアクション。スウェーデンのメーカーによる作品だ。メインの目的は採掘であり、地中に隠されている鉱石を掘り出して換金し、装備のアップグレードを行うことができる。
真上は1マスしか掘り進めず、空中で掘ることもできないので、ルートをうまく作りながら目的地までいかに掘り進んでいくかがカギ。
途中にはパズル的な横穴があり、そこで得たスキルで行動範囲を広げることができる。鉱山ではザコ敵が邪魔をしてくるが、もっとも怖いのは岩に押しつぶされることだったり。
全体的にコンパクトだが、独特の採掘アクションが楽しめる作品だ。
激投戦士 ナゲルンダー
メーカー:シルバースタージャパンひとこと紹介:
[つかんで投げてまたつかめ!正義のヒーローが戦うアクション]
つかんで投げるアクションがウリのアクションゲーム。隠れた名作「ゆけゆけ!トラブルメーカーズ」を思い出させる。普通の少年、今田ナゲルはその名前を変な博士に気に入られ、激投戦士ナゲルンダーに変身することになる!相手は悪の集団、「ブラックハラス」だ!
というわけで特撮系のノリに満ちているが、博士は人気第一だし悪の集団は常識人が多いしでどこかズレている。
肝心のアクションはというと、敵をつかんで投げ当てて、吹き飛んだ敵をまたつかんで、というコンボで敵をなぎ倒すことができる。デコジャンプもかくやというフワーッとした挙動を使いこなすのがカギ。ステージは固定画面で、一定数の敵を倒すなどでクリアとなる。
高難易度は敵の動きが非常に嫌らしいのでやりごたえもある。低価格とはいえボリュームが少ないのが難点かも。
ガンマンストーリー
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[ガンマンかと思ったらメガマンだった]
スウェーデンの個人が作ったゲーム。手書き風のCGが特徴的なアクションで、できることはショットとジャンプだけと、いたってシンプルな内容。その特徴はなんと言っても徐々に揺らいでくる世界観にあり、西部劇かと思ったら消えるブロックや風発生装置、電撃ブロックが出現しだし、「ガン・・・マン・・・?」と思っていたら最後にはとうとう・・・!?
全20ステージのコンパクトな内容だが、クリア後にキャラは増えるし、タイムアタックにも挑戦できる。
新宿ダンジョン
メーカー:PUMOひとこと紹介:
[魔境新宿から脱出せよ!地理も学べるシンプルアクション]
その複雑さから、初めて訪れた人がしばしばダンジョンと呼ぶ新宿駅が、本当にダンジョンになってしまった!新宿駅(とその隣接駅)の内部だけを歩き回ってアイテムを探し、東京都庁を目指せ、というアクションゲーム。ほとんど一発ネタのようなものだが、その再現ぶりは精巧で、無数にある出口をコレクションもできる。
そして、やってみると新宿は本当にダンジョンというか、それ以上であることがわかるだろう。とにかく無暗に階段は多いし、つながりは複雑だしで、行ったことがあっても間違いなく迷う。そのほか、「こんな新宿はいやだ」みたいな要素も盛り込まれているので、慣れている人も未知の人も楽しめるはず。
ゲーム部分は異様にローテクだが、新宿駅の構造を忠実に再現したという部分だけでも評価できる一本。
シミュレーション
サバクのネズミ団!
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[ネズミの世話は大忙し 生産&強化が楽しいSLG]
「大恐慌」によって文明が滅んだ後の世界に生きるネズミたちが主人公のシミュレーション。内容はよくある材料収集&アイテム合成タイプのゲームで、荒野を砂漠の船で走り回ってアイテムを集め、船にいろいろな施設を作って冒険を有利にしていくというのが主な流れ。
荒廃した世界なだけあってなかなかにシビアで、適当にやっているとすぐ食料や燃料がなくなり、お金も尽きてしまう。もちろん敵の襲撃もあるので、砲台を作って撃退しよう。
乗組員のネズミたちは指示を出せば自動で行動するが、プレイ中はかなり忙しく、常に材料が切れないか、無駄なものを作っていないかをチェックしなくてはいけない。これは面倒に感じるかもしれないが、逆に退屈になることもない。あれからこれを作り、これからそれを作りというクラフトの楽しさは随一だ。
状況に細かく気を配ってリソース管理するのが好きな人におすすめのゲームだ。
メゾン・ド・魔王
メーカー:メビウスひとこと紹介:
[アパート住人で勇者と戦え!モンスター育成も面白いSLG]
ちらほら見かける「魔王になって勇者を撃退する」タイプのシミュレーション。ただし今回の魔王は一介のアパートの管理人で、侵入者にはモンスターの住人をけしかけて戦わせるという面白い設定だ。なにせ、モンスターは普通にアパートに住んでいるので、敵が来ても仕事に出ていて不在なんてこともある。
住人には家具を買ってあげると満足してやる気が出るほか、トレーニングで能力を強化でき、恋人を見つけてくるとさらに強くなった子供が生まれることも。住人モンスターの種類も多彩で、ヒヨコにホネ、相撲取りからクトゥルフ系の何かまでいる。
あとは戦闘曲が歌つきで、何だかやたらと楽しいのも注目ポイント。
シンプルな作りながら実にバランスがよく、住人の暮らしぶりを見ているだけでも楽しめる良作。
大開拓時代~街をつくろう~
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[敵はいなくとも結構シビアな街作りシミュレーション]
無人の土地に建物を建て、街を作っていくRTS風シミュレーション。やることは畑を作り、木を切り、石を掘りと一見して戦闘のないエイジオブエンパイアのようだが、だったら楽に街を発展させられるかというと、そう簡単にはいかない。
お金と食料の消費ペースがかなりシビアなので、うまく計画を立てて拡大していかないと、すぐに破産してしまう。あとなぜか動物が襲撃してくる。効率のいい生産体制を素早く確立できるかどうかがカギだ。ランダムで手に入る「発明カード」によってアップグレードができたり、資源の補給ができる点も特徴。
見た目はかなりシンプルなものの、やってみると意外と奥の深いゲーム。
コンビニドリーム
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[商品を置いたりお店を飾ったり コンビニデザインSLG]
近年では珍しい経営系シミュレーション。タイトル通りコンビニを自由に作れる。やることは簡単で、基本は棚を用意してそこに商品を置くだけ。そうするとお客さんがやってきて買ってくれる。棚ごとに食品、ドリンク、冷凍食品、おでんなど置けるものの種類が異なっており、コンビニだけに商品もバリエーション豊か。
品出しや会計は店員がオートでやってくれるが、開店中は酔っぱらいやおにぎりを一度に20個も盗む豪胆な万引きをタッチで追い払う要素も。売り上げに伴ってレベルが上がりどんどん新商品が解放される他、季節ごとのキャンペーンなんかもある。
難易度は簡単で、ゲーム内容も単純だが、好きにコンビニをデザインできるのは楽しい。
グルメドリーム
メーカー:アークシステムワークスひとこと紹介:
[チャレンジ要素も豊富に 最高のレストランを目指そう]
レストランを経営する、コンビニドリームの続編。前作に比べ、さまざまな点がパワーアップ。店内に設備を配置し、料理を開発してメニューに載せる点は前作と似ているが、看板を置くと客が増え、調理器具を置くと料理がおいしくなるなど設備やメニューがパラメーターに及ぼす影響が明確になった。
レベル以外に、3つのパラメーターをバランスよく上げることでお店をランクアップすることができる。また店員に経験値がたまり、レベルアップでスキルを覚えるほか、ベテラン店員は料理や設備をひらめいたりもする。
初期設定も3地域と3つの難易度から選べ、上級はかなり計画性が必要でやりごたえがある。クリアのごほうびもあり。集客のために重要なのはメニューで、新料理を増やしつつ客層に合わせて配置するのがポイント。
状況を見ながらあれこれやりくりする経営の楽しさを十分に味わえるソフトだ。
王国の道具屋さん
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[集めて作って売って、基本を押さえた経営SLG]
採集で素材を集めて、合成でアイテムにして、売ってお金を稼ぐという、いわゆるアトリエ系のシミュレーション。ただし、他の作品と似たり寄ったりにならない細かなアイデアが豊富なのが、本作の特徴。その一つは合成システムで、レシピに具体的なアイテムが示されず、ヒントから推理して必要アイテムを当てる形式になっている。アイテムの説明文をよく読めばだいたいわかるが、選んだアイテムが見事合っていた時は結構うれしい。
あとは販売シーンも「これをください→売れた」ではなく、訪れた客が買っていくかどうかはランダムなので、そこにもドキドキがある。採集は自動戦闘のアクションで、簡単操作ながら爽快感もあり。そのうえキャラも魅力的で、特に「じい」はやたらとキュート。
随所にアイデアが盛り込まれているため、プレイしていて飽きない一本。
RPG
ドラゴンシンカー
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[竜退治はまだ飽きてない?レトロだけどやりこみ要素も豊富なRPG]
実にオーソドックスな剣と魔法のRPG。見た感じまさに「ファミコン風」で、ドット絵と音楽も実にシンプル(作曲者はあの笹井さん!)。制作はEXE-CREATEというところ。しかし中身は決して安直などではなく、多彩なシステムが組み込まれたテクニカルなRPGだ。
主人公3人と多数の従者でパーティーを組んで戦闘するが、従者は「Job.」というまさにFFのジョブのような職業を自由に切り替えられ、ジョブレベルが上がると新たなスキルをどんどん覚えていく。またジョブマスターになるとそのジョブのパッシブスキルを恒常化させることができるので、育てれば育てるほどキャラは強くなる。
こうして16ものジョブと多彩なスキルで自在な戦闘ができるほか、その他のシステムも親切で、目的地の表示やクエストログに加えオート戦闘や戦闘スキップもありプレイは快適。戦闘の難易度もいつでも変えられる。
ストーリーはまさに王道だが、クリア後にさらなる展開もあり、とんでもない強敵も待っているなどボリュームも十分。
レトロな見た目からは想像できないほどの盛りだくさんなRPGだ。
クロノスアーク
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[ベッタベタなスーファミ風RPG、でもちょっとバランスが厳しめ]
ケムコのRPG攻勢はまだまだ続く。今回はスーファミ的な雰囲気とグラフィックが特徴の作品だ(ヒットポイント制作)。時間を操る力を持つ「クロノスの欠片」をめぐる物語。とはいえストーリーはあっさりめ。
注目すべきはそのグラフィックで、FFやクロノトリガーなどSFC時代のスクウェアを思い出させるような仕上がりとなっている。
さらに戦闘中は敵味方が元気に動く。さながらルドラの秘宝である。
システムはオーソドックスなRPGに素材による強化や転職を加えたもの。魔法が「術式」で強化できるのもウリ。ただし敵の攻撃力上昇がだいぶ急激で、殺るか殺られるかのバランスになっている。装備強化も必死にやらないと追いつかないだろう。
さらに、ダンジョンはかの名作エストポリス伝記IIをほうふつとさせるパズルつき。ただしブロックパズルがほとんどで、解いて得られる報酬がちょっとしょぼいかも。
いろいろ惜しい点はあるものの、往年のRPGの風情を楽しめる作品だ。
クリスタレイノ 目覚めし勇者と水晶の王国
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[典型中の典型なファンタジーRPG]
またまたケムコ発(ヒットポイント作)のオーソドックスなRPGだ。本作はもう典型中の典型といえるもので、ファンタジー世界、ターン制、レベルアップで技習得、とド直球の内容。
目玉はドラクエ的な転職システムで、多彩な職業に転職して技を覚えられる。上級職、最上級職もアリ。
もう一つの特徴は自由に入れ替えられる仲間が豊富なことで、イベントを起こして好感度を上げるとエンディングに変化が?
バランスは適度なものの、ボス戦は大技をぶっ放せば終わりということになりがち。逆に爽快感あるかも。
ストーリーはこれまたベタな勇者の話だが、そっくりな異世界に召喚されてしまい、そっちの魔王は倒す気ないんだけど・・・という意外なツカミ。
マスコット的存在のエッポルが最後まで話を引っ張ってくれる。
巡界のクレイシア
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[多彩なシステムと熱いストーリーでおすすめのRPG]
お次のケムコRPGは、これまたスタンダードなファンタジー世界が舞台のもの。EXE-CREATE制作。異世界に召喚された少年ユウマは、10年周期で蘇る魔王を倒す勇者となる・・・というベッタベタな内容だが、その背後には大きな秘密があることが徐々に明らかになっていく。
仲間キャラクターも個性的で、熱い展開が盛りだくさんのストーリーだ。
システムの方もオーソドックスなRPGだが、ゲージをためてスキルを連発できるバーストやオーバーキル、武器防具の成長に戦闘スキップにと細かいシステムがこれでもかと導入されており、戦闘を盛り上げてくれる。
敵はやっぱり手強いが、これらのシステムをうまく利用できればサクサク進めるだろう。
2周目あり、クリア後の強敵ありとやり込み要素も十分で、ボリュームたっぷりの冒険が楽しめるだろう。
マシンナイト
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[会話が楽しいファンタジー+機械のRPG]
こちらもヒットポイント制作のRPGで、今度は科学が発達した世界からスタート、でも結局ファンタジー世界にやってくる。元の世界に見捨てられた主人公が、女の子2人とともに世界を守るべく奔走する物語だ。この2人とのやり取りが結構濃密で、次々と起こる苦難を乗り越える力となってくれる。
バトルはドラクエというか、ヘラクレスの栄光みたいな感じで、敵もアニメーションする。マキナ盤というスキル習得のシステムはあるが、戦闘面は単調なところが目立つかもしれない。
空のフォークロア
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[かわいい神様と旅をするRPG]
同じくヒットポイント制作。やっぱりファンタジー世界のRPGだが、本作では地水火風の精霊的なグリモアと一緒に冒険をする。グリモアをセットするとスキルを覚えたりでき、成長もするので、FF8のG.F.と黄金の太陽のジンを足して4で割った(若干物足りないので)ようなシステムだ。
それ以外は標準的な内容といったところ。ストーリーは小規模だが、グリモアは豊富に登場し会話が楽しくなるし、クリア後にもストーリーが続くところはいい感じだった。
こんな僕が救う世界
メーカー:ケムコひとこと紹介:
[軍師になって知力で勝負するRPG]
こちらはEXE-CREATE制作。舞台となるファンタジー世界では、例によって魔王が世界征服をたくらんだり・・・はしないが、時はまさに戦国時代で、複数の国家が覇権をめぐって争っている。世捨て人となって読書暮らしをしていた主人公は、ひょんなことからその1つに軍師として使えることに。
その智略を活かして生き残りを図るが、敵もまた巧妙な策略で攻めてくる・・・という頭脳戦が楽しめるストーリーとなっている。
戦闘システムはスタンダードなものの、ランダムで発動できるスキルを自由に習得できたり、陣形と戦術を随時切り替えながら戦ったりとなかなかタクティカル。
演出が全体的にしょぼいが、戦闘とストーリーは十分楽しめる一作だ。
ブレイブダンジョン
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[魔神少女シリーズの超絶ドットが楽しめるダンジョンRPG]
魔神少女のスピンオフ的作品で、1作目ボスのアルが主人公。過去作に登場したキャラからパーティーを組んで、ダンジョンに挑んでいく。中身はミニ世界樹といった感じの標準的なコマンド制RPGで、クラスチェンジやアクセサリでキャラの強化ができる。目玉のダンジョンは敵やアイテムが散りばめられ、攻略の楽しみは十分。テンポもよくサクサク進める
。 超技術のドットアニメも健在で、今回は巨大ボスのドットが圧倒的だ。クリア後には例によってシェガーによる追加要素を解禁できる。
これまであったボイスがほぼない点が少々残念なものの、シンプルなRPGとしてよくまとまった作品。
アルケミックダンジョンズ
メーカー:フライハイワークスひとこと紹介:
[アイテムを自由自在に作れる、アイデアの光るローグライク]
Ninja SmasherのQ-Cumber Factoryの別ジャンル作品。今度はローグライクだ。ランダムに生成されるダンジョンに潜り、拾ったアイテムを駆使しながら突破を目指すという国産ローグライクの基本に忠実なシステムで、倉庫や引き継ぎなんて軟弱なものはなくやられたら完全リセットの仕様。
ウリは素材からアイテムを制作する要素で、装備も薬も自在に作れるほか、装備にはエンチャントで特殊効果を追加できる。そのおかげで、従来のローグライクに比べランダム性と戦略性の合わさった絶妙なバランスに仕上がっている。
その分後半のダンジョンの難易度は高めで、計画的にアイテムを作っていかないとすぐやられてしまうだろう。有用なエンチャントを把握し適切なタイミングでセットしていくのがポイント。
選べる4種類のキャラは結構性能が異なるので、全キャラクリアを目指して繰り返し楽しめるし、独自のハイレベルドット絵や爽快な効果音も相変わらず魅力。