RPG乗り物事故
調査報告書


 長い旅の過程では、さまざまな乗り物を使うもの。それはRPG世界でも同じです。そうした乗り物の旅は、何よりもトラブルがないことが最大の懸案事項ですが、よく見てみると、あってはならないはずの乗り物トラブルがゲーム上ではやけに多くないでしょうか。そうだとしたら何らかの対策を立てなければいけません。というわけで、今回はRPGでの旅行中の事故を集めて、その分析と原因究明を行ってみることにしました。
 「事故」に含めるものは、天災に加えモンスターや海賊などの襲撃も含まれますが、乗り物や人員に被害の出ないケースは除いています。さもないと通常の戦闘も入ってしまうので。さらに、事故とは呼べない戦争や戦闘行為での撃墜なども除外しています。
 結構調べ上げるのが大変だったため、今のところスクウェア作品がほとんどですが、事故が見つかり次第随時追加します。

リバイアサン船舶襲撃事件


……ファイナルファンタジー2より

発生場所:魔道士の塔近海
事故原因:怪物リバイアサンの襲撃
被害状況:3名が呑まれる→自力脱出 1名行方不明→後に無事確認 船舶は呑まれるも無被害

大海原の怪物リバイアサンに航海中の船ごと呑み込まれてしまったという事件です。しかし規模の割に被害は少なく、人員はおろか船舶すら無事で脱出に成功しています。このことから、旅行者は呑み込まれるのを防ぐより、いかに脱出するかの備えをすべきでしょう。

推奨される対策:呑まれても諦めない 口のところにいる芋虫に負けない

エンタープライズ号撃墜事件


……ファイナルファンタジー3より

発生場所:サロニア王国上空
事故原因:サロニア軍の流れ弾
被害状況:飛空艇エンタープライズ号大破 搭乗員は無事

自軍間で戦い合っていたサロニア軍の砲撃に、たまたま上空を飛んでいた飛空艇が巻き込まれてしまったという偶発的な事故です。サロニア軍が戦闘中だったのはだいたい大臣のせいとはいえ、国内の政治状況を調べもせず領空を飛んだパーティー側に過失があるといえるでしょう。事前に外務省に安全情報を確認しておくべきでした。

推奨される対策:渡航先の国の情報を事前に集めておく

リヴァイアサン船舶襲撃事件


……ファイナルファンタジー4より

発生場所:ファブール‐バロン間の海上
事故原因:怪物リヴァイアサンの襲撃
被害状況:4名が行方不明→後に全員の無事確認、ただし1名重症、1名洗脳、1名幻獣界へ誘拐

同じく大海原の怪物リヴァイアサンに襲撃された事件ですが、こちらは呑まれるのではなく被害者は海に投げ出されました。この事件を引き起こしたリヴァイアサンは幻獣の世界の王であることが明らかとなっており、彼が召喚士の才能を持つ被害者の1人を誘拐する目的で船を襲撃したとみて、当局は捜査を続けています。

推奨される対策:幻獣王リヴァイアサンの逮捕

赤き翼墜落事故


……ファイナルファンタジー4ジ・アフターイヤーズより

発生場所:バロン王国へ向かう途中の上空
事故原因:モンスターの襲撃
被害状況:赤き翼大破 搭乗員は1名を残し死亡

バロン王国が誇る飛空艇がモンスターの襲撃で墜落してしまった事故です。赤き翼はれっきとした戦闘艇であり、その力で諸外国を脅かしてきたのですが、その船が大物もいない単なるモンスター群に沈められてしまったのは国家の恥ともいえる事態です。名前がいつのまにか「赤い翼」から変わっていることもあり、平和になって訓練を怠っていたのかもしれません。

推奨される対策:バロン王国の軍備強化

チャーター船燃料漏れ事故


……ファイナルファンタジー4ジ・アフターイヤーズより

発生場所:ファブール−バロン間の海上
事故原因:モンスターの襲撃
被害状況:燃料の喪失

同じくモンスターに襲撃されたものの、軽微な被害で抑えられたケースです。この船はモンスターの攻撃で動力部分を破損しましたが適切な応急処置によって修復され、被害は燃料の喪失に留まりました。その燃料の問題もその後解決しています。一国の軍隊と単なるチャーター船との間に、どうしてこのような差がついたのでしょう。

推奨される対策:なし

カーラボス船舶襲撃事件


……ファイナルファンタジー5より

発生場所:トルナ運河
事故原因:怪物カーラボスの襲撃
被害状況:海竜1匹行方不明、重傷 船舶は難破

伊勢海老の一種と思われるカーラボスに航行中の船舶が襲撃された事件です。襲撃により船の実質的な動力だった海竜が行方不明になり、その結果船は難破してしまいました。本件は自然災害の一種とはいえ、周辺住民が危険と認識している海域に足を踏み入れたパーティー側に責任の一端はあるでしょう。なお同パーティーはその後飛空艇上で別の伊勢海老に襲撃されていますが、弱い海老だったのでこちらは難なく撃退しています。

推奨される対策:危険な海域には近寄らない

火力船沈没事故


……ファイナルファンタジー5より

発生場所:クレセント近海
事故原因:原因不明の沈没
被害状況:火力船1隻沈没→後に発見される

係留していたはずの船が突如沈没するという謎の多い事件です。原因と推定されているのは三日月島地下に存在する古代ロンカ文明の施設であり、後に火力船が地下で発見されたことからも、地震による船舶発進装置の誤作動ではないかと考えられています。

推奨される対策:船はしっかり係留する

ブラックジャック号空中分解事故


……ファイナルファンタジー6より

発生場所:魔大陸近辺
事故原因:世界崩壊
被害状況:飛空艇大破 すべての乗員が行方不明→後に全員の無事確認

世界有数の飛空艇ブラックジャック号が真っ二つに分解してしまった事故です。直接的な原因は不明ですが、魔大陸で起こった三闘神の力の暴走によるものと推測されています。なおブラックジャック号はこれ以前にも、暴走した幻獣と接触して墜落しています。この時点でもう少し耐久性を見直しておくべきだったでしょう。

推奨される対策:飛空艇の耐久性の強化

フィガロ城地中故障事故


……ファイナルファンタジー6より

発生場所:地中のフィガロ城
事故原因:しょくしゅが絡まった
被害状況:城機能停止→回復 乗組員に窒息の危険

奇妙ではありますがこのお城も乗り物といえるでしょう。世界崩壊のせいなのか否か、潜航中に触手型モンスターが機関部に絡まり、機能停止してしまいました。城主の行動で事なきを得ましたが、乗組員は危うく窒息するところでした。触手が何者なのかや、どこからやってきたのかはそこに出るモンスター並みに謎に包まれています。

推奨される対策:機関室の警備強化

ファルコン号墜落事故


……ファイナルファンタジー6より

発生場所:遠くの土地
事故原因:不明(スピードの出し過ぎ?)
被害状況:飛空艇大破 乗員1名死亡

テスト飛行中の飛空艇が墜落した事故で、詳しい原因はわかっていません。知人の証言によると、ファルコン号の操舵手はスピードの限界に挑むテスト飛行を行っていたとのことで、その際に機体に異常が生じたのではないかと推測されます。スピードの出し過ぎは事故の元です。

推奨される対策:スピードを出し過ぎない

神羅26号打ち上げ事故


……ファイナルファンタジー7より

発生場所:後のロケット村
事故原因:打ち上げプロセスの不備
被害状況:打ち上げ失敗、ロケットの放棄

神羅カンパニーの宇宙開発計画第1号として行われたロケット打ち上げの際に起こった事故です。事故当時の詳細な状況は判明しており、打ち上げ時にエンジンルームにメカニックが1名残っていたために緊急停止がなされたことが原因で、それにより傾いたロケットは放棄されてしまいました。なお、この際にメカニックがチェックしていた8番ボンベには異常があったことが後に判明したので、打ち上げ停止は適切な判断だったといえます。問題はむしろ、整備不十分のまま打ち上げを行った管理体制にあるでしょう。

推奨される対策:神羅カンパニー宇宙開発部門の組織体制の見直し(特にパルマー)

コレル列車暴走事故


……ファイナルファンタジー7より

発生場所:北コレル
事故原因:列車ジャック
被害状況:町に壊滅的な被害

北コレルの町に暴走した列車が突っ込むという痛ましい事件です。暴走の原因はアバランチ残党とみられる元神羅職員らによる列車ジャックであり、彼らの妨害がなければ事故も起こりませんでした。つまり列車ジャックを諦めるか、速やかな列車の掌握を行えば事故は避けられたと言えます。

推奨される対策:ヒュージマテリア列車に追いつかない 列車ジャックを時間内に終わらせる

ゲルニカ型飛空艇墜落事故


……ファイナルファンタジー7より

発生場所:ゴールドソーサー付近
事故原因:ウェポンの攻撃?
被害状況:飛空艇1隻水没

神羅カンパニーの兵器を満載した飛空艇が輸送中に墜落し、海中に没した事故です。関係者は事故の原因はウェポンの攻撃であると述べていますが、船内には外からやってきたとは思えない謎の生物がひしめいていることから、カンパニーが開発した生物兵器を輸送中のバイオハザードの可能性も取り沙汰されています。

推奨される対策:神羅カンパニー科学部門の組織体制の見直し(特に宝条)

バラムガーデン衝突事故


……ファイナルファンタジー8より

発生場所:フィッシャーマンズ・ホライズン
事故原因:移動装置の制御失敗
被害状況:町への損害

学校と軍隊の中間のようなバラムガーデンにはオーパーツ的な技術による飛行機能がついていますが、そのガーデンが制御不能になり町に衝突してしまったという事故です。ガーデン代表の一人は、どういう仕組みで動いているのかわかっていないと発言しており、適切な知識のないままこの危険な構造物を動かしていたことは明白です。そのうえ村民に修理を行わせておいて学生たちは呑気に学園祭を開くなど、組織としてのコンプライアンスが疑われる行動が相次いでいます。行政処分を検討するべきです。

推奨される対策:バラムガーデンの組織体制の見直し

ヒルダガルデ2号故障事故


……ファイナルファンタジー9より

発生場所:トレノ−アレクサンドリア間上空
事故原因:設計上の欠陥
被害状況:飛空艇1隻大破

あまり描写がないのでわかりづらいですが、シド大公の作ったヒルダガルデ2号は、その初飛行を終えるとともに大破してしまいました。その原因は本人も認めているところで、ブリ虫の状態のまま無理に製作したためです。そうなったのは大公本人のせいなので彼にも責任の一端はありますが、それでも乗客に被害が出なかったのはさすがというべきでしょう。

推奨される対策:奥さんの機嫌を損ねない

ドラゴンレースモンスター襲撃事件


……サ・ガ2秘宝伝説より

発生場所:小世界2のレース会場
事故原因:モンスター襲撃
被害状況:ほぼすべての参加者が脱落

新しい神の主催によるドラゴンレースがモンスターに襲撃された事件です。モンスターが襲ってきた原因は明らかになっていませんが、酒場に遅いドラゴンのほうが有利であることをほのめかす人物がいるので、当局はこの人物が八百長目的でモンスターをけしかけたとみて行方を追っています。

推奨される対策:レース運営の健全化

ステスロス爆発事故


……サ・ガ3時空の覇者より

発生場所:未来世界
事故原因:異次元の水瓶の消滅
被害状況:戦闘機1機大破

きわめて高性能な戦闘機のステスロスが、異次元の水瓶の爆発に巻き込まれて大破してしまった事故です。乗員はすでに脱出して無事でした。原因の一端は水瓶の水を止めると言っていたソール神が爆発のことを伝えなかったことでしょうが、彼はすでに消滅してしまったので責任は問えません。

推奨される対策:なし

イナーシーの嵐


……ロマンシングサ・ガより

発生場所:イナーシー
事故原因:大嵐
被害状況:船舶難破 ほとんどの乗員乗客死亡

ブルエーレを出港した船が、ここ何年も起こったことがない大嵐に巻き込まれた事故です。船舶は難破しバルハラントに流れ着きましたが、そこでもモンスターの襲撃を受け甚大な被害が出ました。またなぜかウェイプ近海でイナーシーの嵐に遭った事例も報告されており、その場合には数々の怪奇現象にも見舞われたとのことです。嵐にはタイミングがあるので、時期を選べば回避することが可能です。

推奨される対策:特定の時期に船に乗らない

嫁入り船モンスター襲撃事件


……ロマンシングサ・ガ3より

発生場所:ヨルド海
事故原因:モンスター襲撃
被害状況:船舶行方不明 ほとんどの乗員乗客死亡

おそらくミュルスからツヴァイクに向けて出港したロアーヌ侯のチャーター船が、モンスターに襲撃された事件です。タコはともかくゾンビ系のモンスターはどうやって侵入したのかが謎であり、原因の究明が待たれます。ここまで被害が拡大したのは、船の警備体制に不備があったからとみていいでしょう。なお、船には密輸品が積まれていたようですが、船の行方とともにうやむやになっています。

推奨される対策:ちゃんとしたプリンセスガードを雇う

自動運転車ひき逃げ事件


……ロマンシングサ・ガ3より

発生場所:ツヴァイク近辺
事故原因:設計上の欠陥
被害状況:歩行者への被害が多数

暴走した自動運転車が各地でひき逃げを起こした事件です。原因は設計ミスで、開発者は「スーパーウルトラデラックスファイナルロマンシングドラゴンマシーンにするはずがハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーンになってしまった」などと不可解な発言をしています。ひき逃げは救護義務違反や危険運転致死傷罪などに問われますが、本件は自律的に走行する車の事故であり、現状の法律では対応が難しいところがあります。早急な法整備が求められます。

推奨される対策:自動運転車関連の法整備

タンザー船舶連続襲撃事件


……サガフロンティアより

発生場所:混沌
事故原因:怪物タンザーの襲撃
被害状況:シップ大破、乗客多数が呑まれる(何度も)

リージョン間を渡るリージョンシップは、その外の混沌に生息する生物タンザーの襲撃をたびたび受けています。呑み込まれた人は体内に入るため死にはしませんが、脱出は容易ではありません。どうやら特定のシップがタンザーに襲われやすいようなので、そのシップが対策をとれば被害を減らせるでしょう。

推奨される対策:タンザーに呑まれやすいシップの使用停止

幽霊船誘拐未遂事件


……聖剣伝説3より

発生場所:火山島ブッカ近海
事故原因:闇のマナストーンの消滅
被害状況:乗客3名が海に投げ出される

一般の定期船に化けた幽霊船が、乗客をさらっていったという事件です。その大元はかつての世界大戦にあり、その際に闇のマナストーンが失われたことによって、闇の精霊が行き場を失い幽霊船となったということです。うっかり乗り込んだ乗客は無事でしたが、幽霊船は最終的に消滅してしまったので、海に投げ出されることになりました。幽霊船の噂は広まっていたので、よく確かめもせず乗り込んだ利用者に責任があるでしょう。

推奨される対策:タダでも怪しい船には乗らない

テレポッドタイムワープ事故


……クロノトリガーより

発生場所:リーネ広場
事故原因:ラヴォスによる時空の歪み
被害状況:利用者1名タイムワープ

厳密な乗り物には入らないかもしれませんが、移動手段ではある転送装置で事故が起こっています。地元の発明家が制作したテレポッドという装置は、隣りにあるポッドに移動するためのものでしたが、ある利用者が入ったところ代わりに400年も時間を遡ってしまったという事故です。その直前の利用者は無事転送されたので、被害者の持ち物に原因があったのではと推測されましたが、追加調査の結果、惑星に巣食う生物の発するエネルギーが時空間を歪めていたことが判明しました。

推奨される対策:ラスボスを倒す

コギトエルゴスム号多発事故


……ライブアライブより

発生場所:コギトエルゴスム号内部
事故原因:マザーコンピューターの反乱
被害状況:アンテナ破損、乗組員4名死亡

宇宙船コギトエルゴスム号の中で、事故によって次々と乗員が亡くなった事件が起きました。ワタナベ式アンテナの親機が亡くなったのを皮切りに、1名は生命維持装置の故障、1名は輸送中の生物に襲われて、1名はスリープマシンの故障、1名は原因不明の事故で次々に犠牲者が出ました。一時は人為的なものと考えられていましたが、後にマザーコンピューターの仕組んだものと判明しました。現場の状況を調べると、どうやらコンピューターが諍いを起こす乗組員は航行に害だとみて、抹殺を図ったもののようです。

推奨される対策:乗組員同士仲良くする

ブラズニル反乱事件


……ルドラの秘宝より

発生場所:月・クレーター基地
事故原因:メインシステムの反乱
被害状況:動力系統の大破

方舟ブラズニルの航行を制御していた存在が自らの意思で機能停止に陥るという稀有な事故です。航行中に起こったこの事故により方舟は不時着を余儀なくされ、その上でメインシステムが乗員を襲撃するという事件が起こり、最終的にそのシステムは破壊されました。原因は人的なもので、「四勇者」と名乗る集団が反乱を起こすよう働きかけたとみられています。

推奨される対策:動力系統の入れ替え

乗用車衝突炎上事故


……レーシングラグーンより

発生場所:ベイラグーン埠頭
事故原因:危険薬物の使用
被害状況:乗用車1台大破 運転手1名死亡

……あの事故のことか……?そう、あれはNightRACERSとのRevengeRaceの時だった……あいつの車はコーナーを曲がりきれず……ひんまがっちまったガードレールと救急車の音……その後あいつは……病院で息を引き取ったんだ。レース前にあいつはWON-TECのLIMOUSINEと接触していた……『DiabloTUNE』……改造パーツに加えて使用されたのは……Driverの恐怖を抑え暴走をもたらす薬物だった……俺か?俺は……『横浜最速の男』……誰かがそう教えてくれた……

推奨される対策:Diabloの使用は……PASSさ

乗用車海中転落事故


……レーシングラグーンより

発生場所:ベイラグーン埠頭
事故原因:危険薬物の使用
被害状況:乗用車1台大破 運転手1名死亡

赤碕よう……赤碕よう……おれには時間がなかった……横浜GP代表決定戦の……その時に聞いたんだ……『DiabloTUNE』の話を……おれは力を手に入れ……スピードの向こう側へ……だが……どこまでもつきまとう声が……おれは……海へダイビング is 敗北……

推奨される対策:Diabloの使用には気をつけろ〜

湾岸走り屋連続追突事故


……レーシングラグーンより

発生場所:湾岸
事故原因:危険薬物の使用
被害状況:乗用車多数大破 運転手多数死亡、1名誘拐

このような事故が起こったことを、君にはApologizeしなければならない。あれは10年前……『横浜最速の男』を追っていた何台もの車が次々と衝突、炎上した……CrimsonMoonNight……彼らは我々の開発した『Diablo』を投与した『Driver』だった。『Diablo』の障害は克服されなかった……だが……それがなんだ?我々は、事故に巻き込まれた青年をD-Sleepにかけた。それがすべての始まりだったのだ……

推奨される対策:Diablo………これが世界だ………

天空城墜落事故


……ドラゴンクエスト5より

発生場所:エルヘブン付近の湖
事故原因:ゴールドオーブの喪失
被害状況:天空城落下水没→後に再浮上 乗組員は無事

世界の空を飛び回っていた天空城が墜落し、長きにわたって海中に沈んでしまった事故です。直接の原因は動力たるゴールドオーブが失われたことで、はるか昔に邪悪な者の影響で破損した箇所を修復しなかったため落下したとみられています。修理を怠ったのは明らかな過失であり、おまけに責任者はその間トロッコで遊んでいたという目撃情報もあります。世界の平和を維持する役目を持つ天空城が機能停止したことによる損害は大きく、関係者の処罰は避けられないでしょう。

推奨される対策:天空城の責任者の更迭

まくろきもの船舶襲撃事件


……ヘラクレスの栄光3より

発生場所:クレタ島近海
事故原因:まくろきものの襲撃
被害状況:船舶行方不明 1名行方不明

もう何度か見た気がする、船が海の化け物に飲み込まれるパターンです。この化け物はまくろきものと呼ばれていますが、その正体は海の守り神のオケアノス。なのにモンスターまがいの行動をしているのには実は深いわけがあるのですが、それを語ると重要な秘密をばらすことになるのでやめておきましょう。

推奨される対策:復活の血を正しく使用する

転送装置テレポート事故


……メタルマックスより

発生場所:各地の転送センター
事故原因:原因不明
被害状況:利用者が予期せぬ場所に転送

同じく転送装置の事故です。各地の町を繋いでいる転送センターではまれに事故が起こり、目的地と違う場所に飛ばされてしまったというケースが報告されています。なにぶんこの装置自体が文明が大きく崩壊する以前のもので、整備されているとは思えないため、利用の際にはリスクは避けられないでしょう。しかし、被害者はこぞって「むしろ事故に遭って得をした」などと述べているのが不思議です。

推奨される対策:怪しい機械には近づかない

スカイウォーカー墜落事故


……マザー2より

発生場所:スリークとサマーズ
事故原因:設計上の欠陥
被害状況:飛行機1機大破(2度)

アンドーナツ博士が開発した飛行機スカイウォーカーは2度も墜落事故を起こしています。博士の言によると整備状態に問題はないようなので、まともに着陸できない設計に難があると言えるでしょう。今後の事故を防ぐためにも、アンドーナツ博士の責任を追及するべきです。

推奨される対策:アンドーナツ博士の逮捕・業務停止命令


RPGの事故統計

まだ数が少ないですが、上記32例の事故から統計を取ってみました。まずは何が原因かを大まかに分けたものですが、
事故原因
このように、人間が原因のものが最多という結果になりました。天災は意外なことにとても少ないです。次に被害にあった乗り物の種類は、
被害対象
こんな感じに船舶と航空機で過半数を占めていますが、その他の種類も多様です。次にその乗り物が事故で被害を受けたかは、
乗り物の損害
乗り物が事故を起こしたひき逃げのケースを対象外とすると、半数の乗り物がダメになり、8割近くが損害を受けています。他方で人間の被害は、
死傷者
さすがは冒険者、事故に遭ってもケガも負わないケースが多いようです。とはいえ多数の死傷者が出る悲惨な事故もあるので、今後の対策により予防に努めなければいけません。



もどる
アンドーナツ博士はやっぱ逮捕すべき。