ルドラの秘宝RTA動画のプレイ内容の分析10(リザ8~11日目)

Gayaline

 ルドラの秘宝の解説つきRTA動画についての検証、前回に引き続きやっていきます。これまで戦闘面で苦労が多かった印象ですが、今回はすんなり行ったでしょうかね。


 今回も、ルドラの秘宝の解説つきRTA動画のプレイ内容の検討と解説をしてみましょう。

ルドラの秘宝 補助なしRTA リザの章 2:25:35 Part4 - ニコニコ動画

縛り内容 ウラルドラ・ダヨンなどシステム否定系は禁止 ステータスUPおよびDOWN・属性半減言霊使用禁止…

リザの章の4回目です。相変わらずイベントは盛りだくさんですが、戦闘の方は山場を越え、あとはラストに一直線という感じです。

リザ8日目 

 前回は冥界に降り、大地を浄化した後でうっかり選択肢を間違えたりしつつ汚染都市ゴモラの光る壁をクリアし、メイファ大好きのラウメーンを破壊したところまででした。

 ラウメーンの内部から解放されると同時に捕らわれていた人が逃げていくので、後を追います。途中で犬のダブリンから「みのりのミ」を入手。前回育てた霊木のところへ行くともっと落ちています。

 南のソドムに戻り、ツボに上から読んでも下から読んでも同じ名前のものを入れよと書いてあるので、みのりのミを使って仕掛けを作動。その先にはかつてこの地を支配していた人間族の残した日誌があります。内容は支配者のエルティナがゴモラの「バイオ・タンク」を世界を手に入れる意図で起動させ、汚染物質が垂れ流されるようになったというもの。正直、この汚染物質が世界の支配とどう関係するかわかりません。結局エルティナは死んでるし。欲の深い人を狙ったラウメーンの罠の可能性も。

 日誌を読んでいくと幽霊が1人ずつイスに座っていき、5人そろったところで突然ボス戦へ。

マホガニーチェア戦(1:35~)

 世にも珍しいボスになったイスです。見た目に反してなかなかの難敵で、「霊魂」が乗り移った先のイスにしかダメージが入りません。HPは420が5体。

 やたらと素早く、なおかつ霊魂を使う度に加速するので、手間取っていると苦労してしまいます。動画ではかなりスムーズにいき、リザ以外の打撃で1ターンに1体ずつ撃破できました。

 実は以前から更新余地をほのめかしていたのはこの戦闘でした。というのもマホガニーチェアには即死か消滅言霊が効くので、その方が速いんじゃないかと思ったからです。しかしRTAを見てみると、1ターンに1体倒せるのであれば最速ということになるので、縮む余地はほぼありません。

 また結局、即死戦法だとミスの可能性も出てしまいます。即死・消滅の命中率については完全にはわかっていませんが、ここで調べた限りだと、デスイグで30%、最高のレフランデキでも43%と、3人で使ってもなお外れうるレベルの命中率です。MP消費もあるし、倒し損なう可能性がある限り確実な手段を取るべきなので、ここは現状の戦法で正解です

 ただし前回言っていたように、ソドムを探索してキングベア入手をカットできる可能性はあります。試してみたところ、初期装備のプリンスネイルだと攻撃力が微妙で、ギリギリ1ターンで倒せない可能性があるくらいでした。そうなるとリザも攻撃する必要があり(後列でもOK)、その場合回復一切なしになるので、運が悪いと誰かやられます。攻める場合はカットという感じでしょうか。

 イスを撃破したと思ったのも束の間、彼らのボスであるエルティナとの連続戦闘になります。


キングエルティナ戦(3:14~)

 地面から生えている顔が相手。これまで何度か出てきた、この一帯を治めていた人物の霊か何かです。HPは3118、ダメージ限界は736。

 こちらは非常にシンプルな相手で、陰言霊をひたすら使ってくるだけです。動画でもコペテヌキラを4人、3人、4人と使いあっさり撃破。

 ここはコペヨベムニを2ターンで8回ぶっぱすれば倒せますが、ラウメーン戦からMP回復できていないので、厳しいかもしれません。なのでコペテヌキラで十分でしょう。


 戦闘後には、リザが「この星は、生きる者全てのものなのに‥バカな考えさえ起こさなければ‥‥」と珍しく辛辣なことを言います。エルティナの自分勝手により星全体が苦しめられたことに対してかなり怒っていたようです。ここで8日目は終了(ここも脱出可)。

リザ9日目 

 倒すと「はいきょのカギ」が入手でき、バベルの奥へ進めるようになります。動画では一旦ロマの町に寄って、マリーナと別れています。ここはロスですね。今までマリーナ離脱を避けるためロマには寄っていませんでしたが、わざわざ行かなくてもゴモラに入ると離脱しますし、他に変わる点もありません。むしろなんでこうしたんでしょうか。

 汚染都市ゴモラの地下に行くと、バイオ・タンクがあります。ここが有名なゲームオーバーポイント。資料には「世界を自分の手に入れたい場合」と「世界の平和のために利用したい場合」の利用法が書いてあって、なんとなく後者の通りにやってしまうと、即座に爆発してゲームオーバーになります。なぜかというのはその先に書いてある注意書きにあり、タンクの使用は1回のみであり、停止させる場合はダイヤルを反対に回すこととあります。先ほどのエルティナの情報と合わせると、このタンクはすでに「世界を自分の手に入れたい場合」で動いているために、その反対つまり月を左、星を左、太陽を右に回さないといけないということがわかります。なんと言うか、マニュアルを最後まで読んでいるかどうかが問われるわけですね。

 タンクを停止させると汚染の原因が解決されるので、いよいよ海の浄化に乗り出します。この段階でロマの町に戻ると、マリーナが守り神のヘグの卵をかえし、どこかへ行ったことがわかります。実はその向かった先は今いるゴモラから行ける場所。ここでガーライルにティボルトメイルをつけ、ピピンはレムノスメイルにしています。

リザ10日目 

 ゴモラから深海のほこらを通った先にあったのは、海底ピラミッド。途中「海まで、キレイにしやがったら ただじゃ、おかねぇからな!!」と叫ぶ謎の生物が逃げていきます。

 入って早々のスイッチのところにはその生物とマリーナがいます。この生物は汚染の中でしか生きていけないために、海の浄化をさせるわけにはいかないと言って襲ってきます。

アブラクサス戦(8:55~)

 音楽は通常戦闘だけど色も変わるしダメージ限界もある実質ボス。その実体はなんなんでしょう・・・ダニ?ともかくかなりの強敵です。主な理由は物理がとにかく痛いから。

 HPは4387でダメージ限界は768。普通に戦ってもかなり苦労しますが、動画では物理攻撃をことごとく回避し、誰も倒れることなくコペテヌビトで6ターンで倒せてしまいました。これはめっちゃ運がいいです。

 ここも、これ以上はないかと思います。コペヒベムニなら340ダメージほどで13発ですが、MPが厳しいためにかえってロスが出てしまいます。突きなげが来ないように祈りつつコペテヌビトするしかないでしょう。汚染ガスも当たると怖いので、6ターンは相当うまくいったほうです。

 追記:後の検証で必勝法が確立しました。あるデータによると突きなげは必ずそのターンにHPが最も多いキャラに対して使ってくるので(モーアクもそうっぽい)、レフランデヅでちゃんと回復しておけば後列のガーライルに来てやられることはありません。突きなげが来た後に全快していない場合は危ないので、HPの多いキャラは防御しましょう。


 倒すとマリーナが再加入し、ダンジョンをさらに進むことに。ここには攻略本にも書いていない隠しアイテムが2つあります。特にそのうちのキャタリーナはここ限定なので、ファンが発見した際はお祭り騒ぎだったとか。ここにそのアイテムのありかのマップがあります。動画でもそれは把握しており、回復した後ヘカティのころもをゲット。なおこの部屋の左右下に入るとハマります。スルーした宝箱にはミストガンがありますが、ロスは最小なので資金のためには取ってもいいかも?

 なんかごちゃごちゃしたボスの前でリザにヘカティのころもを装備。このボスも、自分たちは汚染した海で生きるために体を作り変えたために今さらきれいな海では生きられないので、自分勝手なことをするなと言います。ここの展開にはコメントの方々も衝撃を受けた人が多かったようですね。しかしリザ達は倒すしかなく、戦闘開始となります。

ダナパティ戦(12:43~)

 ゴミと人骨?の山に潜むタツノオトシゴのようなやつ。HPは4437、ダメージ限界は816。多彩な水系特技を持っていますがそれだけで、アブラクサスのように怖い物理もありません。

 動画でも3人コペテヌビトで攻撃し、7ターンで撃破。ここは余力があるので、コペヒベムニにすれば5ターンまで縮みます。回復はピピンにして、余裕のあるターンは攻撃を。その後MP減少分をどうするのかの検討は必要ですが、宿に泊まっても2ターン分よりは速いかも。


 ダナパティの守っていた扉の奥には臼みたいなのが組み込まれたなんだかよくわからない装置があり、守り神ヘグがその周りをグルグルすると海が浄化されます。大気の浄化は蝶が世界中に散らばったからいいけど、この場所を中心にきれいな水が広がっていくというのはどういう仕組みなんだか。ここで流れるCreature from the Silent Seaは水棲族の町の曲のアレンジで、ここでしか聴けないので要注目。

 完了するとてっぺんのガイコツからお褒めの言葉をいただき、ビルシャナ遺跡でメイファ神のお告げを受けろと言われます。ただ行き方がわからないので、とりあえず近所のライラの町へ向かうことに。

 シオンと同じくヘグに食われて向かった先はマリーナの故郷。彼女はここの長老の無責任な言霊により冥界に飛ばされたわけですね。ここの水棲族はとにかくダシダシ言いまくるので、マリーナもダシなまりが出てしまいます。どうも外界ではこれを隠していたようでかわいい。レッド13みたいな感じですかね。ただこのダシなまりはガーライルにもレギンにも伝染する強力なやつなので、出ても無理もないかも。

 長老との話の最中にたまたまビルシャナのほこらの話が出るので、目的地がわかります。動画では出発前においしいみずと、アレクサスメイルを4つとアクアリングを2つ購入。

 再度ヘグに食われビルシャナ遺跡へ。ここはシオンがナーギャ戦の後でたどり着いたところです。というかシオン一行はリザ達のすぐ後に別ヘグでここに来るわけです。降りるとピピンが外へ出るのを渋りますが、それもそのはず、彼の故郷がここにあってピピンはそこから脱走してきたからです。しかしビルシャナ遺跡の中には入れないので、結局その隠れ里へ行くことに。

 動画ではここで、ライフリーフ、マジックリーフ、ジェイキスメイルの入手のためにギャラルの時計塔へ寄り道しています。かかった時間は4分半といったところ。ジェイキスメイルが後の戦闘に必要なんでしょうが、ここでの遅れをペイできるかどうかは微妙なところです。マジックリーフは聖域で入手できるし、陽属性装備が欲しいなら、後で出てくるホーリードッグを狩る手もあるのでは?

リザ11日目 

 隠れ里の長老のところでは、ピピンが出ていった事情がわかります。彼は「永久の眠りをさます薬」を盗み出し、ハ虫類族のルドラを復活させに行ったとのこと。今回はカットしていますが、結局その復活計画はうまくいきませんでした。というかラゴウ石がなかったんだけど(あとルドラは勝手に復活した)。

 問題はその後で、ということはピピンは復活薬をずっと持っていたわけで、リザの母親が亡くなった時にそれを使うこともできたわけです。彼はそのことについて、あの時に使っていればアクアを助けられたかもしれないが、星を汚染した人間族を信用できなかったと答えます。ただし旅をする過程で、人間たちも苦しんでいるし、星の浄化のためにはいろんな種族が協力しなければいけないことを悟ったそうです。これはまさにその通りで、今までの浄化は多種族の協力のおかげでした。長老もピピンの成長を知って感謝の言葉を述べます。

 そして話題はラウメーンが大気の浄化装置とバイオ・タンクを作ったことや、浄化が終わっても世界が平和になっていないことに移ります。まだ魔物がうろついている現状は不可解なので、やはりビルシャナ遺跡に行ってみるということで、そのカギをもらいます。

 その後シオンパーティーがやってきて、以前見た通りピピンから復活薬をもらい、代わりにヘグのオカリナを受け取ります。以後は海底をヘグに乗って進めるように。まあ徒歩でもいけるんだけど

 隠れ里を出発し、ビルシャナ遺跡の中に入ると中のモニターでメイファと会話できます。7日目の霊木の語りで名前が出た人物で、「四勇者」の1人です。ただし見た目はキモイ。リザ達は浄化が終わった以上何をする必要があるのかと言いますが、メイファは「わたくしと戦いなさい」と北の大陸に呼びつけます。いまいち腑に落ちないながらも、星を守るためにメイファに会うことにする一行。全員の決意の表明、特にガーライルの「俺は最後まで、やるぜ!!この星に住んでる者がみんなシアワセになるまでな」がイイ。

 といったところで今回はここまで。次回はいよいよリザの章もラストです。

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