ルドラの秘宝RTA動画のプレイ内容の分析7(リザ0~3日目)

Gayaline

 ルドラの秘宝の解説つきRTA動画、前回の記事でついにシオンの章が完結を迎えましたが、間髪を入れず新たにリザの章も始まりました。少なくとも3人分はやってくれるようで感激です。

 ここではそのRTAのチャートを検証してきましたが、リザの章についても引き続きやってみましょう。


 今回も、ルドラの秘宝の解説つきRTA動画のプレイ内容の検討と解説をやっていきます。

ルドラの秘宝 補助なしRTA リザの章 2:25:35 Part1 - ニコニコ動画

ドーモ、alomaデス。縛り内容 ウラルドラ・ダヨンなどシステム否定系は禁止 ステータスUPおよびDOWN・属性半減言霊使用禁止

シオンの章は完結したので、次はリザの章が始まりました。こちらはシオンほどバトル中心ではないものの、結構難易度が高い章となっていますが、どのような攻略を見せてくれるのでしょうか。以下に動画の流れを追っていきましょう。

リザ0日目 

 基本的なことですが、本作は最初はシオン、サーレント、リザの3人の章が選べ、セーブは別々に行えるので、どこから始めてもいいし、途中で別の章に切り替えることができます。言霊システムのおかげで、別の章で見つけた強力言霊を伝達して、進めなかったところが進めるようになる、などの章間リンク要素があるわけですね。もちろんストーリーもたびたび交錯します。

 リザの章は、汚染された北の大陸に住む、生まれつき額にジェイドを宿す少女リザが、「これ以上、心のいたみをガマンできないの」と言って旅立つ決意をしたところから始まります。これだけ聞くと不思議キャラですが、星が汚染されている状況に心を痛めていたようです。

 祖父のゼクウは、シオンの章でも出てきた「ダナンの予言書」について話し、ジェイドを持っている者がこの予言を成就する宿命にあるということを教えます。またリザの母も同じく汚染を浄化するために旅立ったことを伝え、母を追うように言います。ともあれひとまず南のバベルの町を目指すことに。

 スタート地点はカーンの町。ここにはカレーライスの言霊が発見できたりいろいろありますが、重要なのは左上のおじぞう様です。ここで3択のどれかのお祈りをしておくと、後の展開が変化します。動画では「町の人がシアワセになる」を選択。これがほぼ正解で、これを選ぶと追加イベントや隠しダンジョンに行けるのですが、RTAではそれらは無視すると思うので選んだ理由が気になるところ。必須の会話が減るのでしょうか。あとは道具屋でムーンリングを入手。まあ必須でしょう。

 町の外で、恒例の言霊作成タイム。動画では早送りしていましたが、どうにか作ったものを書き起こしてみました。

言霊名 効果 威力 消費MP
コペベエレム 回復(単) 78 1
コペベレフナ 回復(複) 70 1
レフランデヅ 回復(複) 128 3
コティアニム 復活 10 1
イヤテラ 脱出 1
キリュウ 風属性+浮遊(複) 6 4
コペテヌカプ 火攻撃(単) 84 1
コペテヌスタ 水攻撃(単) 84 1
コペイヤウス 雷攻撃(単) 110 3
コペイヤジン 風攻撃(単) 110 3
コペテヌカリ 陽攻撃(単) 84 1
コペエベムニ 陰攻撃(単) 148 8
ベペバコメタ 無攻撃(複) 78 1
コペテヌビト 火攻撃(単) 114 4
キナニオスト 水攻撃(複) 217 37
コペテヌキラ 陽攻撃(単) 114 4
コペテヌサリ 陽攻撃(複) 84 7

 だいたいシオンの章で作った言霊と同じですが(こちらを参照1 2)、違うものを挙げると、キリュウは全体浮遊効果、キナニオストはコストも威力もとても高いもの、コペテヌサリは中威力で安めのものです。

 ただ、これらの新規言霊には少々疑問があります。「キナニオ」というのはコストはどうでもいいからとにかく威力を高くしたい時につけるもので、効率は最悪です。しかもオに複数化がついているので、根底語のストは使うべきではありません。つまりキナニオミヌにするだけで威力はそのまま、消費は29とだいぶ減ります。自然言霊(海が浄化されるまでは威力が弱い)でよければキコアドヘグは威力221、消費23とさらに効率がいいですし、キナアドミヌも威力204、消費25といい感じです。これを使う時は、よっぽどMPが気にならない状況なのでしょうか。

 また、コペテヌサリもこの消費帯では最善ではありませんね。コペヌベカリなら威力114、消費7ですし、威力がそれくらいでいいならコペヌベシトなら消費は4になります。どちらかを使うのがいいでしょう。

 あとは、リザの章の場合、この使用言霊を見ただけでタイム短縮の余地があることがわかります。詳細は後で。


 言霊作成後は、南のレムの森へ。動画でやっているように、どうせ逃げてもターンがかかるので1撃で倒せる敵は倒すというのは正解でしょう

 途中でガーライルという男がバベルの町の警備兵に追われているところに出くわします。ガーライルをボコらせる選択肢もありますが、ここでは避けてます。いずれにせよけいびへいと戦闘になりますが、ベペバコメタでサクッと倒してます。

 ボコらせるルートを選ぶと、リザちゃんの「はっ、死んでる?!」「えっ?軽い運動のつもりだったんだけど」の名言が聞けます。後者はドリスコルみたいですね。動画ではこのルートは選びませんでしたが、こちらの方が速い気がします。ここで手に入るカギがあれば、ほぼロスなくじょうかやくも手に入りますし。

 戦闘後、ガーライルはバベルで悪徳市長と戦う反乱軍のリーダーをやっているとのことで、一緒に行くことに。外に出て朝になると、突然何年も降っていなかった雨が降ります。この出来事の原因はサーレントの章に。

リザ1日目 

 レムの森の先には人工島バベルがあります。やたらと科学が発展しており、空気もきれいですが、その代わり市長が高い税金を取っており、物価も高騰している様子。「おっ!キレイなネェちゃんが二人」と何かを間違えているけいびへいとの戦闘は、ベペバコメタ2発で突破。ここはこの後回復するし、レフランデフ等で1発のほうがちょっと速いです。

 町ではダナンの予言書に対応している合言葉を答えて、反乱軍の作戦会議場に。反乱軍は子供ばかりですが、ガーライルなら何かをやってくれると期待されています。後でわかりますが、ガーライルはバベルのスラム育ちで、子供たちの面倒を見ながら、反乱軍を組織していたようです。

 会議場では地震が起こり、リザちゃんが「さっきと同じフィーリング?!」とまた不思議なことを言ったところで、リザがジェイドを持っていることが伝わり、本当に救世主ではないかと話題になります。反乱軍は市長への反攻作戦を企てており、翌日さっそく実行されるとのこと。

 夜に「くたっ。」のセリフを残してリザちゃんが眠りにつくと、彼女が生まれた日の夢を見ます。生まれた時からジェイドは額にあり、母はそのことにショックを受けていたようです。あとこのシーンでは、背後の女神像が消えているのにも注目。

リザ2日目 

 翌日に反攻作戦決行。市長のビルに潜入し、子供たちと協力しながら進んでいきます。ここではきたないくつのみ入手。奥には多数のチョウと、空気浄化装置らしきものがあります。このチョウには空気を浄化する力があり、それを閉じ込めることで、綺麗な空気を独占していた模様。

 さらに進むと、関西弁市長のクルガンと遭遇。一度けいびへいと戦闘を挟んで問い詰めると、先ほどの空気浄化装置は戦争に使う装置を自らが改造したものだったことがわかります。とはいえ浄化の部分はチョウの力に頼っているわけですが。クルガンはリザがジェイドを持っていることに気付いており、「本物の兵器」を持ち出して襲いかかってきます。

 

シヴァイザンC戦(11:57~)

 わりと殺意がみなぎっているハイテク兵器との戦いです。HPは800、ダメージ限界は304。

 攻撃が激しいため序盤からかなり苦戦する相手ですが、とりあえず後列に下げることだけ気を付けていればわりとなんとかなります。動画ではHP40以下を回復ラインとしてコペテヌカプで攻撃、7ターンで撃破しています。

 ここはMPはわりと余裕があるので、リザがコペエベムニ、ガーライルが2回コペテヌビトでも足りて、4ターンまで縮められます。回復はガーライルで。その後MP補給の機会がないですが、おいしいみずを使う分には大したロスにはならないはず。


 倒すとクルガンは巻き込まれて死亡。ただし彼は本作の「死してなお元気」ツートップの1人なので(もう1人はミュンヒ博士)、この後もだいぶ話に関わってきます。

 さらにその後、ラウメーンと名乗るラーメンを食べる謎の存在が出現。メイファをこの星に呼んでほしいとひたすら言って消えます。コメントでも言われてましたが、こいつもまた諸悪の根源感のあるヤバいやつ

 市長もいなくなったので、浄化装置を破壊するとチョウが解き放たれ、世界中の空気が浄化されます。シオンの章では、武人の塔のネルガル戦の後に起こった出来事ですね。

 バベルは解放されたので、船が使用可能になります。家族にあいさつしてきたらと言われるので、とりあえずカーンの町に帰ることに。

 カーンの町ではゼクウおじいちゃんに大気の浄化を感謝されます。旅立って早々に目的の1つを果たしたんだからすごいですね。母親の手がかりとして、南の大陸のホルンのほこらを訪れるように言われます。バベルに戻って船着き場へ行くと、子供たちに後押しされガーライルもついてくることに。彼の言うとおり、たくましすぎる子供たちです。

リザ3日目 

 船で到着したのは南の大陸のオリアブ。シオンも10日目に寄ったところですね。船着き場ではゼクウの言っていたミュンヒ博士に遭遇。なんでもリザの母の知り合いで、母親に似ているからすぐわかったらしいです。あとお尻を触ったら強力な言霊で反撃されたとのこと。

 会話しているとサーレントパーティーも到着。ミュンヒ博士のしゃべり方に対し、「ど、どうしたんです?」とか「ほんとうに変だ。レギン、とりあえずさからわない方がいい」とか言ってますが、これは博士の口癖の「~ぞい」「~じゃ」がなくなっているからですね。たぶん母親似のリザの前でかっこつけているのではないかと。

 ともかく母親の手がかりは西の大陸ということを聞き、まずはホルンのほこらを目指す一行。途中の樹海には妙な植物が生えていますが、そのうち1体と当たるとでかいのと戦闘に。その前に装備をリザにムーンリング、ガーライルにきたないくつをつけています。

セタビザ戦(9:00~)

 顔のついた気味の悪い植物が相手。この戦闘は、とらわれたトカゲも出てきますが、イベントで脱出するまでセタビザにダメージは入りません。数ターン後にトカゲが逃げ、本格戦闘開始。

 セタビザのHPは508、ダメージ限界は320です。動画ではコペテヌビトとコペテヌカプ計4発で撃破。

 コペテヌカプでもダメージ限界には届いているので、この結果は2発で倒れないとおかしいですね。確かめたところ、セタビザの無敵が解除されるのはトカゲが逃げた直後ではなく、その次のターンでした。なので汚染きのこが来るまで防御して、コペテヌカプ2発で十分です。

 アクレクスの威力が高いので、それまでが結構怖いですが、体力の減ってない側が回復するといいでしょう。あと汚染きのこがガーライルに来ることもあるので、カーンの町かバベルでじょうかやくを拾っておいた方がいいのでは。


 撃破後は、先ほど捕らわれていたトカゲが登場。彼はシオンの章ではボスとして出てきた「ハ虫類族」で、しかも王子とのこと。竜神の遺跡というところに行きたいというので、なんとなくついてくることになります。ただし竜神の遺跡はRTAだとスルーされるだろうなあ。

 樹海を抜けたところで動画はここまで。この章もバトル面でも見どころが盛りだくさんなので、今後の展開にもますます期待しましょう。

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