RPG「快適じゃない町」るるぶ


RPGにおける村や町、それは旅人の憩いのスポット。
長いダンジョンの先に、ボス戦の後で、町が見えた時の安心感といったら言葉では語れません。
しかし、そんなおもてなしを提供するはずの町の中には、ちっとも快適じゃない、アンチホスピタリティ精神あふれるものも存在します。
今回はそんなどうしようもない町だけを集めた「るるぶ」を作ってみました。

るるぶ」・・・その由来は、
「襲われ」「追い出され」「滅
から来ています。


今回のガイドを作るにあたって設定した居心地の悪い町の条件は以下の通り。

1.町として機能している
 ・・・完全に滅んでしまった街や、モンスターしかいない町はもはや町ではないので対象外です。
2.敵軍の町ではない
 ・・・敵の村で村人が襲ってくるのは当たり前です。あくまで中立か、友好的な姿勢の町や村のみ集めました。
3.モンスターのせいじゃない
 ・・・モンスターが化けていたり、操られている場合は解決すると元に戻ってしまうのでカット。あくまで住人のウザさに焦点を当てました。

こうした条件を考慮しつつ、「集団で悪いことをする」「排他的」「襲ってくる」「不便」「音楽が不気味」などさまざまな観点の居心地の悪さからRPGの町や村をピックアップ、ガイドを作成しました。

ガイドには便利なアクセス方法やご当地名物、これは外せない!という観光スポットなど、お役立ち情報を満載しました。
見どころもたっぷり解説してあるので、これを見て快適じゃない町の居心地の悪さを満喫する旅をしてみるのはいかが?


ドラゴンクエストIIIより
起きたら廃墟に!
住民総出のドッキリが楽しめる村
テドン

DATA:
アクセス・・・ポルトガから南に半日
ご当地名物・・・毒の沼地
オススメみやげ・・・グリーンオーブ
定番スポット・・・宿屋

村全体がお化け屋敷といっていいようなところ、それがテドン。
夜に来る分には普通の村で、買い物も楽しめるが、宿屋に泊るとたちまち廃墟に!実はこの村はすでにバラモスに滅ぼされていて、夜にはその幽霊が出没しているのだった。
村人は自分たちが幽霊だということに気づいてもいないので、ますますホラーに。
ポルトガから来る際はここで休むと便利なので、嫌々泊っていく客で賑わっている。


ドラゴンクエストIVより
毒ガス噴出!魔王を発掘!
二回も滅ぶアグレッシブな町
アッテムト

DATA:
アクセス・・・ハバリアから西に4〜5戦闘
ご当地名物・・・毒の沼地の死体
オススメみやげ・・・壺
定番スポット・・・アッテムト鉱山

炭鉱業が盛んだったこの町は、有毒ガスが発生したことによりほぼゴーストタウン化、かろうじて宿屋と教会だけが残っている状況だった。
しかも悲劇はそれだけではなく、魔王を発掘したという前代未聞の理由によってますますボロボロに。
街中では全滅した時の曲が流れっぱなしとムードもたっぷりで、
この音楽目当てのリピーターが後をたたないとか。


ドラゴンクエストVIより
戦えないし帰れない
誰も何もしなくていい町
絶望の町

DATA:
アクセス・・・てんまのたづなで20秒
ご当地名物・・・無気力状態
オススメみやげ・・・ふるびたパイプ
定番スポット・・・(無理して行く)欲望の町

「あなたがたもきっとすべての希望を失うことになるでしょう」がこの町のモットー。
そう言われるまでもなく、着いたそばから有無を言わせずHP1、MP0になった挙句に帰れないという、手厚い歓迎で迎えてくれる。
住人もただ寝る人、仕事を投げ出す人、併設のヘルハーブ温泉につかりっぱなしの人など、ゆるい空気という名の無気力が町中に漂っている。
ここではグダグダしていても誰にも怒られないので、日常に疲れた人にもオススメ。
気力があり余っている人は嫌な意味で活気にあふれる欲望の町へどうぞ。


ドラゴンクエストVIIより
伝説の英雄パルナ
を見殺しにした村
ウッドパルナ

DATA:
アクセス・・・ワープ地点から無戦闘でOK
ご当地名物・・・村の破壊
オススメみやげ・・・緑色の宝玉
定番スポット・・・カラーストーン採掘場

到着したとたんに開催されているお祭りがにぎやかな村。
とは言ってもそのお祭りとは、自分の家や畑を破壊するというアナーキーな祭りだったりする。
しかも村人はモンスターに脅されているとはいえ、ちゃんと自分の意思でやっているというのだから驚きだ。
この祭りの由来は村の名前にもなっている英雄パルナにまつわるもので、
パルナが魔物退治に行った際、村人は誰一人として加勢に行かず、パルナを見殺しにしてしまったという事件にもとづいている、
というかそのせいで今こうなっている。村人は都合よくそのことを忘れてしまっているようだが。
村人の自業自得による村の破壊、一度見物してみてはどうだろうか。


ドラゴンクエストVIIより
誰も信用するな!
いつ刺されるかわからない
ふきだまりの町

DATA:
アクセス・・・ダーマ神殿から直通の落とし穴アリ
ご当地名物・・・魂砕き
オススメみやげ・・・奇跡の石
定番スポット・・・路地裏

この町に入るには一連の手続きが必要。偽ダーマ神官に騙されて特技を奪われるというのがそれだ。
そんな手続きもあってか治安も悪く、犯罪が横行しているが、
魂砕きというこの町独自のエンターテイメントは一見の価値アリ。
これは魂の剣で五人の魂を砕けば晴れてここから出られるというスポーツで、こんなものが行われているせいで住人の間にはすさまじい緊迫感が保たれている。
なお、この町に初めて来た人は町長代行のスイフーによる恒例の挨拶を受けられるぞ。
また、近隣にある闘技場に行ってみたい場合は名物ガイドである盗賊のフーラルに案内してもらうのがオススメだ。


ドラゴンクエストVIIより
集団の暴力!歴史を改変!
RPG史に燦然と輝く史上最悪の村
レブレサック

DATA:
アクセス・・・ワープ地点から無戦闘でOK
ご当地名物・・・歴史の改変
オススメみやげ・・・古びた石碑
定番スポット・・・魔物の岩山

誰に聞いてもこの村が一番という答えが返ってくる、不快度ランキングNo.1の村。
村人の暴力性、自分勝手さ、排他性、どれをとっても非の打ちどころがない。
この村では住民が団結して、村人を守るために魔物に変えられてしまった神父を魔物と勘違いして退治しようとするという住民運動が盛んだった。
これは最終的に神父を丸焼きにしようとするお祭りにまで発展した。
しかもそれを止めようとすると魔物の仲間扱いしてボコボコにしたうえで、魔物のいる山に閉じ込めるというおまけつきだ。
このお祭りは、丸焼きの際の掛け声から「さあ 村長さん!さあ!祭り」と呼ばれている。
お祭りは実行前に有識者によってストップがかかり中止、村の過ちとして語り継いでいくこととなったものの、
現在ではこの村は過去を反省するどころか、自分たちが神父を救ったという風に都合よく歴史を改変してしまっている。
取材班はこの事実に気付き、歴史改変の証拠となる品を新しい村長につきつけたところ、
「こんなもの あってはならないんですよ……」と石碑を破壊するという居直り行為に出てきた。
最近では悪いことはすべてよそ者のせいにする風潮も高まってきており、この村に限っては滅んでいいのではないか。


ファイナルファンタジーVIより
よそものはかえんな!
典型的すぎて逆にあまり見ないタイプの村
サマサの村

DATA:
アクセス・・・アルブルグから船で一日
ご当地名物・・・とぼけるストラゴス
オススメみやげ・・・魔石
定番スポット・・・レオ将軍の墓

外界から隔絶した、大三角島にある村。そこまで不快なわけではないが、あまりに典型的なよそ者嫌いの村なために記載の運びとなった。
船以外の方法で来た旅行者に対しては、店員ですら「見かけない顔だな」「…フン!」と言うだけでまったく相手にしない上に、
宿代は破格の1500ギルと、「来るな」感が濃密に漂っている。
船で来た場合は失われた技術である「まほう」の実演が見られるほか、宿代が1ギルだったら大チャンス。夜中にモンスターの協力による火事イベントが開催される。
また近年計画されている幻獣捕獲イベントでは、帝国軍同士の実戦が見られるほか、貴重な魔石をお持ち帰りできるかも。


ファイナルファンタジーVIIより
来るたびに良くないことが起こる
呪われているとしか思えない村
ニブルヘイム

DATA:
アクセス・・・コスモキャニオンからバギーで1〜2戦闘
ご当地名物・・・ニブルヘイム七不思議
オススメみやげ・・・漬け物(魔晄の)
定番スポット・・・落ちる吊り橋

ニブルヘイム事件のあった山奥の閑静な村。一般には隠されているこの事件では、訪れた神羅のソルジャー、Sさんが突然変貌、村を焼き払った上で魔晄炉で何やらやらかして蒸発した。
同行していたソルジャー、Zさんの体験談によると、彼はたくさんの神羅兵に追いかけられながら仲間を連れて脱出したとのことだ。
その際に村はすっかり燃えたはずだが、神羅の協力もあって村は再興、黒マントの男達が続々と移住して賑わっている。
住民の黒マントからはもれなくお土産がもらえるほか、村内の神羅屋敷やニブル山など、探検スポットもたっぷりだ。



クソ町コラム
〜敵軍の町いろいろ〜

ここでは本ガイドの対象からは除外した敵の町を取り上げてみよう。
どの街もうろつくだけで襲いかかられまくりなので、町の人と戦うのが好きな方は必見。

・フィンの町(ファイナルファンタジーUより)
 ・・・「きさまら はんらんぐんだな!」の挨拶とともに襲ってくるキャプテンで有名な町。襲う前にちゃんと確認しているのだろうか。
・デスパレス(ドラゴンクエストWより)
 ・・・ピサロ軍が拠点としている城。モンスターが普通に暮らしている。変身すれば友好的に会話もできる。
・モズマの町(サ・ガ3より)
 ・・・異次元の魔物、モズマが平和に暮らしている町。話し合いの余地はまったくなく、突然襲ってくるぞ。
・コンシストの町(レナスより)
 ・・・ゼイゴスの支配下にある町。モンスターではなく、そこら辺のおばさんやおじさんに襲われるのが特徴。
・魔界村(魔界村シリーズより)
 ・・・どこまでが魔界村の範囲かよくわからないが、アーサーが攻め込んでいる場所のことらしい。すごい勢いで襲われまくる。



ロマンシングサ・ガより
歩くだけでお金を取られる
治安が悪すぎるが見どころたっぷりの町
南エスタミル

DATA:
アクセス・・・北エスタミルから船で一人50金
ご当地名物・・・ダウドの夜襲
オススメみやげ・・・きれいな腕輪
定番スポット・・・世界一かっこいい下水道

クジャラート国のにぎやかな町。暴力、犯罪、貧困が蔓延しているという公式アナウンスの弁。
到着した旅行者は追剥ぎと物乞いのコンボに手厚く歓迎されるはず。この両者は追い払っても追い払ってもやってくるので、非常にいらだたしい気分になれること請け合いだ。
目玉は世界一かっこいいと評判の下水道。実際、モンスターが住めるほど水は澄みきっていて、カタコームや盗賊ギルドなどの観光スポットも盛りだくさんだ。
また大都市だけあってビジネスも発達しており、奴隷や美女が買いたい人の間で大人気となっている。
ここの宿屋では夜中に(本来の意味での)サプライズイベントあり。ぜひ体験を。


ロマンシングサ・ガ2より
マジかよ、恐ーっ!
男は入ることもできない村
アマゾネスの村

DATA:
アクセス・・・ムリエからサラマット経由で3分
ご当地名物・・・女だけの村
オススメみやげ・・・石船
定番スポット・・・落とし穴

「男が来たら殺すのよ!」がモットーのこの村。
女性は大歓迎だが、男の方は殺されるので諦めよう。どっちでもない方は気にしなくてOK。
村の入口には見張りのアマゾネスがいるので、目の前でモンスターをやっつけて好感度を上げよう。
どうやらこの村は好き好んで女だけになったわけではなく、近隣のエイルネップから逃げてきたらしい。
エイルネップにはこの地方でも有名な美女がいるという噂なので、ぜひそちらも訪れて、頼みごとを聞いてあげるといいだろう。


ロマンシングサ・ガ3より
「私が町長です。」
多くを語らない町
キドラント

DATA:
アクセス・・・ツヴァイクからマップ移動で5秒
ご当地名物・・・町長
オススメみやげ・・・ねこいらず
定番スポット・・・いけにえの穴

名物町長の存在が全てを物語っている町。
町長は怪物退治の人出を募集しているので、お手すきの人はぜひ受けてあげよう。
ただしこの町長、何かがおかしいので、魔物退治の手伝いかと思いきやいけにえにされて閉じ込められたり、
事件が解決してお礼をもらおうとしても「私が町長です。」とすっとぼけられるかもしれない。
そうなったらいくら問い詰めても無駄なので諦めよう。
唯一の救いは狩猟や工芸が盛んな点で、木こりのペーターやハンターのニルス、木工職人ノエルの素晴らしい技術を一度見に行かれてはいかがだろうか。


聖剣伝説2より
問題を起こしたら追放!
鉄の掟が支配する村
ポトス村

DATA:
アクセス・・・滝から落ちて徒歩3分
ご当地名物・・・追放
オススメみやげ・・・さびた聖剣
定番スポット・・・花畑の落とし穴

パンドーラ王国領内にある小さな村。
この村の見どころは、守り神の聖剣を抜くなどの問題を起こした村人を容赦なく追放するためのお祭りが開催されること。
お祭りの流れは、村人が問題を起こした者を「えーい おまえなんか!」と何度も突き飛ばして地下の穴に落とし、そこでスタンバイしているマンティスアントと戦わせるのが第一段階。
たとえそれを生き抜いたとしても、住民会議が開かれて追放が決定されるという第二段階が待っているという手の込みようだ。
村の入口には見張りがつき、村人の再侵入を厳しく取り締まっているが、セレクトボタン連打で侵入する者もいるとか。
なお、近くではゴブリンが食事をふるまってくれる祭りも開催されているので、こちらも要チェック。


クロノ・トリガーより
人とメカの仁義なき戦い
お手軽にサバイバル気分を味わいたいなら
アリスドーム

DATA:
アクセス・・・ガルディア王国歴1000年から1300年後
ご当地名物・・・ネズミ
オススメみやげ・・・何かの種子
定番スポット・・・エナ・ボックス

大陸の中央にあるこの町は、住民も立地も悪くないが、何というか時代が悪い。世界が滅びた後だからだ。
町中ではボロをまとった住人が出迎えてくれる。
ドンの話では生き生きした人間を見るのは久しぶりとのことなので、住人はよっぽど目が死んでいるのだろう。
一方地下では警備ロボが生き生きとしており、食糧庫に近づく者を片っ端からハンティングしている。
何を恐れて食料をこんなに厳重に警備しようとしたのかわからないが、肝心の食料はダメになっているので、人もロボもまったくの徒労である。
行くだけでやたらともてはやされるので、タイムワープする手段を手に入れたらぜひ訪れてみたい場所だ。


ルドラの秘宝より
住民はみんなゾンビ!
会話も楽しめるホラーな町
アヴドルの町

DATA:
アクセス・・・サッカラ砂漠を越えて1〜2戦闘(海底からのアクセス可)
ご当地名物・・・ミュンヒ博士の死体
オススメみやげ・・・ラゴウ石のかけら
定番スポット・・・ヘグのほこら

冥界に一番近い町として定評があるのがここアヴドルだ。
以前は普通の町だったが、冥界からふき出した霊体の影響で住民はみなゾンビになってしまった
とはいえみんな比較的元気?に暮らしているようで、普段通りに買い物もできる。
だが訪れたのが一度死んで生き返った人ではないと住民は襲ってくるので、死んでない人は気をつけよう。
その場合はそこかしこでゾンビに襲われるという、お化け屋敷として楽しむのがオススメ。
ラゴウ石研究所では死してなお元気なミュンヒ博士と、博士に憑いてる変なのが出迎えてくれることだろう。

クソ町コラム
〜滅ぼされた町いろいろ〜

居心地が悪いどころか完全に滅んでしまった町というのも、かなりの数存在している。
これらはもはや町ではないために取り上げなかったが、そのうちでいくつかをピックアップしてみよう。廃墟マニアは必見である。
なお、滅ぶ町には最初から滅んでいるもの、後で来ると滅んでいるもの、目の前で滅ぼされるものの3パターンある。マニアならぜひこの目で崩壊を目撃したいだろう。

・ドムドーラ(ドラゴンクエストより)
 ・・・記念すべきファースト滅ぼされだろうか。悪の本拠地にあまり近くはないのに滅ぼされてしまったのは気の毒。メルキドの防備が鉄壁だったとばっちりだろうか。
・性格診断に出てくる村(SFC版ドラゴンクエストIIIより)
 ・・・プレイヤーがモンスターになって襲撃できる。焼くも焼かないもあなた次第!
・山奥の村(ドラゴンクエストIVより)
 ・・・勇者の故郷であるが、衝撃的な展開で滅ぼされてしまった。そして後に残るはねぼうし。
・サンタローズ(ドラゴンクエストVより)
 ・・・今一つ納得がいかない理由で隣国に滅ぼされてしまった。しかし、滅ぼされた町にはなぜ毒の沼地が発生するのだろう。
・ダイアラック(ドラゴンクエストVIIより)
 ・・・村人が石化していた村。そこまで珍しいことではないが、この村のひどい点は石像が風化していたという理由で一人しか生き残れなかったところだ。あまりに無残である。
・ミシディア(ファイナルファンタジーIVより)
 ・・・二回、滅んでもおかしくないほどの襲撃を受けているのだが、滅ばない。何度となく重体になっても復活する長老ともども、すごいガッツだ。
・トーティスの村(テイルズオブファンタジアより)
 ・・・派手に焼かれて、村人も全滅してしまったという悲惨な村。未来で再興できたのがせめてもの救いか。
・エルアスタの町(ドラゴンスレイヤー英雄伝説より)
 ・・・オープニングで滅ぶ系の町。後で来れるが、ただ廃墟が残るのみで悲しい。
・ルーリの町(トレジャーハンターGより)
 ・・・やっぱり冒頭で焼かれた。子供が主人公なのに他に劣らずハードな展開。
・故郷の村(ファイナルファンタジーUSAより)
 ・・・あれよあれよと言う間に滅び、その後は何の言及もない。とっても軽いノリで滅んだ村。
・オステン村(ガンハザードより)
 ・・・毒ガスのテロ攻撃を受けるという、強烈な滅び方をする。村人はばたばた倒れたものの、わりと生き残れたようだ。本格的に滅んだのは近くのマステン村。
・ジャンガ村(ガンハザードより)
 ・・・こちらは滅ぼしのプロ、ビショップ氏によって完膚なきまでに破壊されてしまった。しかも0まで数えてもらえなかった。
・新しい村(新桃太郎伝説より)
 ・・・敵と味方が協力し合って作ったのにあっさり滅ぼされるという、最悪な陰険さで破壊された村。しかもその手段は毒の沼に沈めるという、ケフカ以上のもの。



マザー2より
ムムーーンンササイイドドへへよよううここそそ。
ムーンサイド

DATA:
アクセス・・・フォーサイドから未知の手段で
ご当地名物・・・まゆ毛つながりの金歯
オススメみやげ・・・なぞのゲージュツ
定番スポット・・・ボルヘスの酒場

フォーサイドの酒場から行けるような気になる不思議の町。
真っ暗な中にネオンのように建物が浮かび、よくわからない生き物がうろついている。
ここの住人の挨拶は「ハロー!そして‥‥グッドバイ!」で、原理は謎だがこの挨拶によって別の場所に飛ばされる。
また、「はい」が「いいえ」で「いいえ」が「はい」というルールがまかり通っており、
その上住民たちは狂気に満ちた会話をこれでもかというほどにしてくれる。
なお出口は存在しないので、出たい場合は何らかの暴力的な手段に訴える必要がある。


ゼルダの伝説 神々のトライフォースより
悪人即通報!
治安を守りすぎる住民の村 
カカリコ村

DATA:
アクセス・・・Lさんの家から徒歩2分
ご当地名物・・・コッコ女
オススメみやげ・・・ムドラの書
定番スポット・・・井戸の中

この地域唯一の平和な村だが、ここの住民には意外な特徴がある。通報大好きなところだ。
近郊在住のLさんの体験談では、無実の罪でおたずね者にされた際には、一部の住人に話しかけると有無を言わさず通報され、兵士がやってきたという。
Lさんは当時を振り返ってこう語っている。「あれはショックでしたよ・・・知り合いの村人に兵士を呼ばれて・・・何度誤解だって言っても兵士を呼んでくるんですよ。あんな家爆破してやる・・・」
我々はすんでのところで彼が爆弾を取り出すのを止めたが、住民の通報癖には困ったものである。
とはいえ、村中を好き放題荒らしてルピーを盗んでいくLさんの側にも、通報されるだけの理由があるのではないか。

星をみるひとより
「ねつが でて くるしい。」
イライラしっぱなしの村
まむすのむら
でうすのむら


DATA:
アクセス・・・スタート地点から左に一歩(まむす)北に1〜2戦闘(でうす)
ご当地名物・・・疫病
オススメみやげ・・・かりう
定番スポット・・・ワープする出口

今回は二ヶ所続けてのご紹介となる。
まむすのむらは目の前にあるが、見えない。迷惑なことに、どうやら住人が力を合わせて消しているらしい。
一方でうすのむらは目に見えるが、近隣には危険な「ぺるぜでぶ」や「ふっかつしゃ」がうろついている上に、歩くのがやたら遅くてイライラする。
頑張ってたどり着いた村で流れるのは、伝説の不吉すぎるBGMだ。
でうすのむらでは病気が流行っているらしく、村人は「ねつが でて くるしい。」と言うばかり。
いざ薬を持っていってあげると、持っているだけで病気が治り、手放すとまた再発する。何かがおかしい
加えて、でうすのむらから外に出るとまむすのむらの隣に出る。時空が歪んでいるようだ。
このように、どちらの村もストレスがたまること請け合いなので、訪れる際は精神統一が必要。


メタルマックス2より
電撃ビリビリ、ドラム缶押し・・・
入ったら出たくない自由の楽園
デスクルス

DATA:
アクセス・・・モロ・ポコより西に10戦闘
ご当地名物・・・ドラム缶押し
オススメみやげ・・・さきわれスプーン
定番スポット・・・食堂

入ったら二度と出たくない、中の人は口をそろえてそう言っている町。刑務所を改造して作られたようだ。
見学に入った人にはもれなくエンジェルリングがプレゼントされる。
出ようとするとこのリングから電撃が流れて止めてくれるというサービスだ。
まるで実際の刑務所のようだが、食事は出されるし、運動不足解消のためにドラム缶押しもできるので問題はない。
どうしても出たい人には厨房係になって脱走道具を入手するというオプションもある。
頭がイカれてると評判の所長を倒せば解放されるが、
なつかしいドラム缶を押しにくるリピーターが後を絶たないという。


ガイア幻想紀より
「ここは にくりょうりの せんもんてん。
 にくの しゅるいは なんだとおもう?
 そう あんたの にくだよ!!」
原住民の村落

DATA:
アクセス・・・大都市エウロより徒歩10秒
ご当地名物・・・焼き豚
オススメみやげ・・・人骨
定番スポット・・・アンコールワット

奴隷が売買されているフリージアやエウロ、命を賭けたギャンブルが行われているウォータミアとシビアな町が多いこの一帯。
エウロの西、密林の中に我々は原住民の村を発見した。
そこで取材班の目にしたものとは!なんとここは人食い人種の村だった!
・・・というのは後に誤解だとわかり、ここの住民は食料不足で仕方なくやっていたのだが、食われることに変わりはない
絶体絶命の危機と思われたその時、メンバーの一人が飼っていたブタが自ら炎の中に飛び込むことで食料となり事なきを得た。
この村の北には観光にうってつけのアンコールワット遺跡があるが、首が伸びる目のないお化けをはじめとするヤバイのが住みついているので、命が惜しい人は避けることをオススメする。


ダークハーフより
生きるも死ぬも魔王次第
デッドオアアライブな状況
村や町全部

DATA:
アクセス・・・いろいろ
ご当地名物・・・魔王の訪問
オススメみやげ・・・希望の光
定番スポット・・・錬石の館

全部が居心地の悪い町というと驚くかもしれないが、この地域の町の立地に問題がある。
というのもこの一帯の町はすべて、魔王と呼ばれているあのルキュのお散歩コースなのだ。
どのような被害になるかはルキュの機嫌次第だが、最悪の場合は行く町行く町がすべて白骨死体のみということもありえる。
一応、いい人の屍からは希望の光がもらえるものの、生前に無気力だった住民や悪人の屍はゾンビになって襲い掛かってくる。
この地域では歩くとソウルパワーを消費していずれ死ぬが、勇気を出して探訪してみよう。


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さあ!村長さん!さあ!