このページでは、ファミコンのおすすめソフトの中でも、
大勢でプレイした時に楽しめるソフトを厳選して紹介しています。
近ごろ増えてきたゲームバーでわいわいプレイしたい人、
ファミコン互換機でもう一度昔のソフトを遊びたいと思っている人などに向いています。
ここに載ってるゲームは面白そうだけど、ファミコンってやったことないからわからない、という方は、
「
今からレトロゲームをやりたい人のためのガイド」をご覧ください。
「みんなで遊ぶ」というのは、必ずしも対戦ゲームに限りません。ギャラリーがいる中で1人がプレイする状況もそのうちで、ファミコンの時代はそういう光景も多く見られました。
ここではみんなで遊ぶハードとしてのファミコンの良さを引き出すために、
ギャラリーのいる状況でウケが狙えるソフトを主に集めました。
もちろん、対戦プレイが盛り上がるソフトも扱っていますのでご心配なく。
選別基準は、とにかく強烈なインパクトで印象に残ることで、
じっくり楽しめる名作よりは、のっけからいきなり笑わせてくれるゲームをたくさん集めました。
そうした中には、一般にバカゲー、クソゲーと言われているものもありますが、
そうしたソフトも、プレイしていて面白いことは間違いありません。
紹介の際には、バーチャルコンソールで配信されているかどうかも表記しました。
残念なことに配信を行っていないメーカー・消滅したメーカーのソフトも多く、
そうしたソフトはカセットを入手してプレイするしかありません。
これだけはやっとけ!
インパクトが強烈すぎるゲーム
スぺランカー
発売:アイレム
配信:
[Wii][WiiU]
おすすめポイント:
[メジャー][突然の死]
伝説の最弱主人公として、ゲーム史に名を残している一作。
洞窟を探検して財宝を入手するのが目的だが、とにかく主人公がよく死ぬ。
身長の高さの落とし穴にはまって死、コウモリのフンにあたって死、
下り坂から飛び降りると死、ロープからすべり落ちると死、
自分でしかけた爆弾の爆風で死、加速する薬を取って勢い余って死、
極めつけは開始直後のエレベーターから足を踏み外しても死ぬ。おまけに無敵状態でも死ぬ。
この虚弱さは人間としても底辺のレベルだが、ゲーム部分はしっかりできている。
洞窟の各所をうまく巡ってアイテムを集め、落とし穴やロープは慎重に突破し、
と死なないようにプレイするのはかなりのテクニックが必要で、それが絶妙な難易度をもたらしていることに気づくだろう。
出オチを期待してプレイするのも、じっくりと攻略するのも、どちらも楽しめる傑作だ。
トランスフォーマー コンボイの謎
発売:タカラ
配信:
[Wii]
おすすめポイント:
[メジャー][突然の死]
人気玩具・アニメシリーズを題材にしたシンプルなアクション。
ただし本作は、スぺランカー同様やたらと死ぬことで有名で、その仕様をそのままに公式リスペクトゲーが作られるほど。
なにせ開始直後に1ドットの見づらい弾が飛んできて、たいていかわせずに死ぬのである。
それを乗り越えても、敵を倒したのにまだ生きていて当たって死、変形すると操作が不自由になって死など、
とにかく容赦がないシビアさ。
とはいえ、コンティニューコマンド(ゲームオーバー画面でA+B+スタート押しっぱなし)を覚えて、
慣れさえすれば不可能なゲームではない。
また、タイトル画面はあのポケモンフラッシュを先取りしている。
試しに体験してみるのもいいが、あんまり見つめすぎないように。
ミシシッピー殺人事件
発売:ジャレコ
おすすめポイント:
[突然の死]
突然の死ゲーばっかり続いてあれだが、本作も理不尽さで名高いゲームである。
システムはキャラを自由に動かせるアドベンチャー。舞台はアメリカ、豪華?客船の中。
散歩でもしようというので、さっそく情報を集めに隣の客室へ入ってみると・・・
「テッ テレレッ テレレッ テッテレー(死のテーマ)」
・・・殺人事件が起きる前に死ぬ探偵なんてものがこれまでいただろうか。
というわけで、文字通り突然の死を体感できるのがこのゲームだ。
推理ものとしてのつくりは上々で、登場人物もなかなか細かく作り込まれているので、
頑張って進めてみるのもいいだろう。ポートピアと違って犯人は有名じゃないし。
ただしその場合でも、死んだら最初からなので気をつけて。
シャドウゲイト
発売:ケムコ
配信:
[3DS]
おすすめポイント:
[突然の死]
わたしこそ しんの ゆうしゃだ!
という威勢のよさにもかかわらず、主人公がちょっとしたことですぐ死んでしまうのがこのシャドウゲイトである。
内容はコマンド入力型のアドベンチャーで、ありがちな推理ものではなくファンタジー世界という舞台設定も面白い。
当然いろいろなところを調べていくわけだが、そうした中で主人公が多彩な死に芸を文学的なテキストつきで見せてくれる。
むしろ、いかに面白い死に方を発見するかを目的にみんなでプレイしても盛り上がるだろう。
死んでもすぐコンティニューできるので、理不尽な展開でもイライラがたまることはないはず。
いっき
発売:サンソフト
配信:
[Wii][3DS]
おすすめポイント:
[メジャー][ツッコミ待ち]
そのあまりに突飛な舞台設定で名を馳せているゲーム。「クソゲー」の由来となった作品でもある。
過酷な年貢取り立てを行う悪代官に対し、農民の「権べ」「田吾」が立ち上がる!たった2人で。
中身は標準的なアクションだが、とにかくツッコミどころが多い。
武器はなぜかホーミングするカマ、アイテムの竹やりを取ると弱体化、
ダイコンを取るとなぜか加速、いっきなのに小判を集めるとクリアなのがやたら即物的、
ボーナスステージではなぜか仙人がおむすびを投げる、などである。
異様にシンプルなタイトル画面や、そこでスタートボタンを押すと流れる激しいサウンド(いっき勃発のテーマと呼ばれる)もあり、
とにかく忘れがたいゲームなのは間違いない。
たけしの挑戦状
発売:タイトー
配信:
[Wii]
おすすめポイント:
[メジャー][フリーダム][音楽が電波]
ビートたけしが開発に関与したゲームであり、世にもムチャクチャなゲームとして語り継がれている一作。
内容はファミコン版の龍が如くとでも言えるもので、一介のしがないサラリーマンの日常生活を体験できるという、かなり珍しいゲーム。
映画館に行くのも、飲み屋に行くのも、社長を殴るのも、退職するのも自由である。
もちろん善良な通行人を殴ってお金を巻き上げることもできる。
ただしあまり調子に乗って戦っていると葬式(ゲームオーバー)になるぞ。
このなんでもありの自由さがムチャクチャの片翼で、もう片方はとにかく先に進むのが難しい点。
多数のアイテムはほとんどがダミーで、ピンポイトで正解を引き当てなければいけない。
正直、自力でクリアできたら偉業のレベルなので、自信のある人は挑戦してみよう。
ポイントは2コンのマイク(2コン下+Aボタンで代用可能)を使うこと。
行く必要がある場所はカラオケ、パチンコ、自宅、カルチャーセンターだ。
ボンバーキング
発売:ハドソン
おすすめポイント:
[突然の死][カラオケモード]
あのボンバーマンをシリアス調にアレンジしたのが本作である。
ストックアイテムあり、ショップあり、爆弾設置に加えてショットありと大幅パワーアップしているように見えるが、その実はゲーム史上屈指の「突然の死」ゲーとなっている。
なぜそうなるのかは実際にプレイしてみてほしいが、たぶんあらゆる人が開始5秒で死ぬだろう。
そうした厳しさはあるものの、慣れれば十分進める、やりごたえのあるアクションとなっている。
1面をクリアすれば熱いカラオケモードに入れるようになるので、ぜひともそこまでは行ってほしいところ。
クリアのポイントは、何回かボムを当てると壊せる壁と、ループを止められるアイテムを発見すること。
星をみるひと
発売:ホット・ビィ
おすすめポイント:
[理不尽][良曲]
あまりのぶっ壊れたバランスのため、伝説と化しているRPG。
とにかくRPGとして不便で、歩くのは遅い、メッセージはわかりづらい、
弱い武器を買うと素手より弱体化する、序盤で勝てる敵がほとんどいないなど、
常識を超えた辛さがプレイヤーを襲ってくるだろう。
さらに、町から出ると別の町の隣にワープする、町の音楽がやたらと不吉、
SFなのにひらがなしかない上に「らすとばたる」とか英語が間違っている、など脱力ものの要素も。
ただし、悪い面しかないわけではなく、音楽は素晴らしいし、その独特のシナリオは高く評価されている。
根気があるならプレイしてみたいゲーム。
真剣勝負!
対戦プレイが熱いゲーム
くにおくんシリーズ
発売:テクノスジャパン
おすすめポイント:
[メジャー][2-4人対戦][協力プレイ][スポーツ][フリーダム]
多人数プレイが熱いゲームの定番が、このくにおくんシリーズだ。
このシリーズには未だにファンも多いが、その秘密は、
後の大乱闘スマッシュブラザーズのような、対戦に特化したゲームが多いこと、共通のシンプル操作で気軽に遊べること、
スポーツものはルールに縛られず「なんでもあり」なこと、である。
なんでもありというのは、たとえばホッケーなら剣道部はスティックの代わりに竹刀を使うし、そのまま相手を殴っても問題ない。
基本的にどんなスポーツもファールのようなものはないのだ。
またバスケットならゴールが縦に三段重ねになっていて、一度に入れると大量得点だったりと、
ルールがかなりハチャメチャもとい柔軟で、好きなように暴れまわれる。
しかもただシンプルかつ無茶苦茶なだけでなく、コマンド技やアイテム、隠し要素などもたくさん用意されていて、
それらを見つけることも、勝負を有利に進めるための秘訣となっている。
ファミコンでは、くにおくんシリーズはなんと11本も出ているので、
大まかなジャンルごとに分けて紹介していこう。
どれも盛り上がること必至の、名作ばかりである。
ベルトスクロールアクション+RPG |
・熱血硬派くにおくん
・ダウンタウン熱血物語
・ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!
・双截龍(ダブルドラゴン)
・双截龍II The Revenge ・双截龍III The Rosetta Stone
配信:[Wii][WiiU][3DS](双截龍IIIを除く) |
ここには第一作と、それ以外のスタンダードなくにおくんが入る。
初代くにおくんは元は単に出てくる敵を倒すだけのアクションだったが、
「ダウンタウン熱血物語」でそこにRPG要素を追加。会話シーンを挟んだストーリーや、店での買い物によるパワーアップができるようになった。
「時代劇」はシステムはそのままに舞台を江戸時代に移したもの。
意外と重厚なストーリーと、数々の隠し要素が盛りだくさんな傑作だ。
「熱血物語」と「時代劇」は2人同時プレイも可能で、協力しながら進めることも、お金を奪い合うプレイもできる。
時間をじっくりかけてやれる場合にはいいかも。
ダブルドラゴンはくにおくんの兄弟作とでも言えるもので、関連キャラもくにおくんに出ている。
初代は対戦プレイしかできないが、2からは協力プレイができるように。
こちらもシンプルな操作で多彩な技が繰り出せる、名作アクションだ。
スポーツ系 |
・熱血高校ドッジボール部 ・熱血高校ドッジボール部 サッカー編 ・いけいけ!熱血ホッケー部「すべってころんで大乱闘」 ・くにおくんの熱血サッカーリーグ
・熱血!すとりーとバスケット
配信:[Wii][WiiU][3DS](サッカーリーグ、バスケットを除く) |
くにおくんがいろいろなスポーツに挑戦するシリーズ。
もちろんどれも対戦プレイが可能で、趣向を凝らした競技の数々で勝負ができる。
ドッジボールは相手のHPがなくなるまでは退場にならないルールで、シンプルながら必殺シュートもあって対戦が熱い。
サッカー2作はそれぞれ国内・国際リーグ編に分かれており、操作キャラ以外はAIに指示を出すというタクティカルなタイプ。
バットも竹刀も振り回すアイスホッケーは特におすすめで、リンク上に地雷が仕掛けられていたりとデンジャラスな趣向も。
ファミコン最後期に出たバスケはかなりのプレミアソフトだが、凶器攻撃ありフェンスよじ登りありとハチャメチャさは相変わらず。
大乱闘系 |
・ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 ・びっくり熱血新記録! はるかなる金メダル ・熱血格闘伝説
配信:[Wii][WiiU][3DS](格闘伝説を除く) |
大人数でプレイするなら特におすすめのこの3作は、対戦で盛り上がる鉄板ゲームと言っていいだろう。
一応競技の形式を取っているものもあるが、だいたいが殴り合いか、殴り合いながら進むレースみたいな感じになっている。
コースを進むことを優先するか、相手を妨害するか、ステージギミックを利用するか・・・自由なプレイスタイルで遊ぼう。
簡単操作でその上隠し要素も豊富なので、初心者も上級者も気軽にプレイしてみよう。
スパイVSスパイ
南国指令!スパイVSスパイ
発売:ケムコ
おすすめポイント:
[2人対戦][突然の死]
分割画面の本格的な2人対戦が遊べる珍しいゲーム。「スパイアンドスパイ」と読むので間違えないように。
白スパイのヘッケルか、黒スパイのジャッカルを操作して、相手を妨害しながら必要なアイテムを集めて脱出を目指す。
妨害は直接の殴り合いのほか、無限に出せる罠を部屋のいたる所に設置して行える。
ドアに罠、棚にも罠、部屋自体にも罠を仕掛けたりして、相手を何重にもハメることも可能。ただし自分がひっかからないように。
気をつける点として、「カバン」がないとアイテムを複数持てないことと、アイテムを持ちながら罠を出すと、アイテムは自動的に部屋のどこかにしまわれる点。
次回作の「南国指令」でもルールは同じで、使える罠や集めるアイテムが変わっている。こちらの方がちょっとプレイしづらいかもしれない。
コナミックスポーツインソウル
発売:コナミ
おすすめポイント:
[2人対戦][スポーツ]ソウルオリンピックに乗っかって出した詰め合わせスポーツゲーム。
各種競技でスコアを競えるほか、フェンシングとテコンドーでは直接の対戦ができる。
競技は定番のボタン連打系レースだけではなく、クレー射撃、アーチェリー、飛び込み、カヌーなど操作が特殊なものも。
さまざまなテクニックが試されるので、順番にプレイして総合で勝負するのもあり。
あと、オリンピックと何の関係もなく収録されている腕相撲もキャラの顔が面白いのでおすすめ。
ジョイメカファイト
発売:任天堂
配信:
[Wii][WiiU]
おすすめポイント:
[格闘][2人対戦]
任天堂の隠れた名作格闘ゲーム。
体のパーツが自由に動くキャラ同士が1対1のバトルを行う。
各キャラには4つの必殺技があり、キャラ数は36ととても豊富。
必殺技のコマンドは難しくなく、威力もわかるトレーニングモードも充実。
ストーリーをクリアしないと使えないキャラも多いが、
それでも使いたい場合は、モード選択画面でセレクトを押しながらABスタート同時押し。
これでラスボスも含めたランダム対戦モードが始まるぞ。
ファミリーピンボール
発売:ナムコ
おすすめポイント:
[ピンボール][2人対戦]
密かに対戦が盛り上がるのがこれ。
普通のピンボールとビンゴゲームだけではなく、本作には同時プレイによる対戦台がある。
上下にそれぞれフリッパーが配置され、相手のゴールにボールを入れれば得点というルールで、
おなじみの仕掛けのほか、フリッパーを相手の方に攻め込ませることができたりと、シンプルながら熱くなれる。
対戦で選べるのはピンボール台が3つに加え、サッカーとアイスホッケーっぽい台も。
爆笑人生劇場シリーズ
発売:タイトー
おすすめポイント:
[2-4人プレイ][人生ゲーム(すごろく)]
人生ゲームをファミコンに移植した感じの定番パーティーゲーム。3まである。
ファミコンというところを生かし、選択肢やミニゲームがあるのが特徴。
コントローラーを交換することによって4人までプレイ可能で、
次々と起こるイベントやハプニングできっと盛り上がるはず。
幼稚園から退職までたっぷりと人生の過程を追えるため、
プレイ時間は結構長くなりやすい。
たけしの戦国風雲児
発売:タイトー
おすすめポイント:
[ボードゲーム][2-4人プレイ]
挑戦状とはうって変わって、万人向けパーティーゲームに落ち着いた本作。
中身はマリオパーティ+桃鉄といった感じで、日本列島を移動しながら能力を鍛えたり、指令をこなしていく。
要所でミニゲームが入り、その結果によってうまく進めるかが変わるというわけ。
マップは1つなものの、5種類のクリア条件を設定できるので、遊びの幅はだいぶ広い。
たけしやたけし軍団もそこかしこに出てくるので、芸能界ファンにもおすすめ。
ソフトボール天国
発売:トンキンハウス
おすすめポイント:
[野球(ソフト)][2人対戦]
対戦プレイで特におすすめな野球(ソフトボール)ゲームがこれ。
ルールは野球とほぼ同じで(学校のガラスを割るとたとえホームランでもアウト、のような特殊ルールはあるけど)、操作も簡単。
特徴的なのが、固定されたチームがなく、60人の選手から自由に選んでスタメンを作れる点。
2人プレイだと同時の取り合いになるので、強力選手のうち誰を先に取るかというかけひきも。
選手は動物、妖怪、芸能人がモデルのキャラなどとっても個性的。
一反木綿なら空を飛んでフライをキャッチできるなど、特殊能力も用意されている。
投手は誰でも担当できるシステムなので、いろいろ試すと意外なキャラが性能を発揮するかも?
スーパーリアルベースボール
発売:バップ
おすすめポイント:
[野球][2人対戦][理不尽]実名選手の登場をゲーム業界で初めて果たしたプロ野球ゲーム。
本作は、定番のファミスタとは違うぞということを示すためか、操作がかなり複雑になっている。
たぶん最初のうちはまともにバットも振れないし、ストライクが投げられないし、飛んできたボールも取れないだろう。
その状態で対戦をやってみてほしい。送球されたボールはぼとぼと落とす、
捕球したキャッチャーはなぜか走り出す、外野のボールを追いかけているうちにランニングホームランという、
ものすごいへっぽこ野球が繰り広げられるはずだ。
水島新司の大甲子園
発売:カプコン
おすすめポイント:
[野球][2人対戦]
野球ばかりだが、このソフトはぜひとも紹介しておきたい。
ドカベンを筆頭に水島キャラがオールスターで登場するこの漫画を原作にした本作は、かなり独特なシステムとなっている。
投打にアクション性はなく、ピッチャーとバッターそれぞれが投げる場所と打つ場所を決定し、投球に入る。
どこに投げるかは相手に見えるので確実に打たれそうなものだが、球速とスイングスピードが合わなければならず、さらに変化球の場合は位置がずれるのでそうはいかない。
つまり、後のパワプロをタクティカルにしたような感じのかけ引き重視野球なので、
アクションが苦手な人でもそうでない人でも対戦が楽しめる。
岩鬼ならボール球が得意といった原作の要素も再現されており、選手ごとに必殺技も用意されている。
原作ファンはもちろん、じっくり野球をしたい人にもおすすめ。
三国志 中原の覇者
発売:ナムコ
おすすめポイント:
[三国志][コマンド入力時のアニメ][2人対戦]
光栄の有名シリーズとは別の、知る人ぞ知るナムコ三国志である。
だいぶシステムが簡素化されており、1ヶ月に「メイレイショ」の数だけ行動できる。
開墾をすると農民がバンザイするなど、コマンド入力時に出てくるアニメーションが妙に印象深い。
というかそこだけでも見る価値がある。
武将名はカタカナなのでわかりづらいが、登場人数は多く、マニアックなのもいる。
他にも、担当君主は選択でなく性格診断で決めるシステムだったり、注目ポイントも多い。
戦争もシンプルかつ計略なども多彩で、少なくとも光栄のものよりは早く決着がつくので、
ある程度時間があるなら2人プレイもおすすめだ。
いただきストリート 私のお店によってって
発売:アスキー
おすすめポイント:
[ボードゲーム][2-4人対戦]
昔からあるボードゲーム、モノポリーをアレンジしたのが本作だ。
キャラクターはファミ通のイラストで有名な荒井清和によるもの。
コンピューター操作の場合、このキャラクターが操作を担当し、何か起こるたびにしゃべってくれる。
ゲーム内容はすごろく形式でマップを進み、お店を買って止まった人から料金を徴収し、資産を増やしていくというもの。
チャンスカードによるイベントも多彩で、5種類あるマップでたっぷり楽しめる。
ワリオの森
発売:任天堂
配信:
[Wii][WiiU]
おすすめポイント:
[落ち物パズル][2人対戦]
任天堂が最後に出したファミコンソフト。なにせFF6と同時期なのだ。
同社のパズルゲームはこの時期多いが、その中でも一番アグレッシブなのがこれ。
基本的にはぷよぷよ的な落ち物パズルだが、落下物は操作できず、キャラを動かして配置を変えていくのが特徴。
落ちてくるものにはモンスターと爆弾の2種類があり、爆弾を含めて3つ並べないと消えない。
可能なアクションはかなり多彩で、山の中央のブロックを抜く→そのまま落下→落下中に3つそろって消えるなどテクニカルなものも。
ブロックにあたるモンスターも、ナナメでしか消せないものや、短時間に2度消さないと倒せないものがあるなど、一風変わっている。
落ち物にしては思考力よりテクニックが必要なため慣れないと大変だが、熟練者同士の対戦は熱い。
協力か妨害か?
同時プレイが可能なゲーム
マリオブラザーズ
発売:任天堂
配信:
[Wii][3DS]
おすすめポイント:
[メジャー][2人プレイ][足の引っ張り合い]
スーパーじゃない方のマリオ。ファミコン最初期ソフトの一つだ。
段で区切られた1画面マップで、出てくる敵を下から叩いてひっくり返し、触れるとやっつけることができる。敵を全部倒せばクリア。
シンプルなルールだが、出てくる敵も結構多彩で楽しめるうえ、何よりも2人プレイが楽しい。
協力プレイのはずだが、相手を叩いて妨害したり、ひっくり返した敵を元に戻したりと、いろいろな邪魔ができる。
敵はガン無視して生き残りをかけて対戦しても盛り上がる。
アイスクライマー
発売:任天堂
配信:
[Wii][WiiU][3DS]
おすすめポイント:
[メジャー][2人プレイ][足の引っ張り合い]
スマブラ出演で有名になった2人が主人公の山?登りゲーム。
敵をハンマーで倒して、ジャンプで上へと登っていき、上部へ辿りつくとボーナスステージ開始。
そこからは落ちても大丈夫だが、頂上のコンドルに飛びつければボーナス点となる。
こちらも2人プレイがあるが、恐ろしいのは一方が登って画面がスクロールした時に取り残されると、容赦なく死ぬところ。
というか相当息が合わないと潰し合いになるので2人だと楽になるどころか真剣勝負が勃発する。
2人だと中身が劇的に変化するゲームだ。
バルーンファイト
発売:任天堂
配信:
[Wii][3DS]
おすすめポイント:
[メジャー][2人プレイ][足の引っ張り合い]
これも見たことのある人は多いだろう。風船をつけたキャラで空を飛び、敵キャラの風船を上から踏みつけて割ると倒せるというもの。
シンプルなぶつかり合いバトルはそれだけでも楽しいが、2人になるとまたもやバトル勃発。
プレイヤー同士でも容赦なくフレンドリーファイア(味方への攻撃)が決まるので、敵はそっちのけで勝負が始まることうけ合いだ。
1人用だが、タイムアタック的なバルーントリップでどこまで行けるかチャレンジしてみるのも楽しい。
アストロロボササ
発売:アスキー
おすすめポイント:
[2人プレイ][足の引っ張り合い][音楽が電波]
宇宙空間のように、弾を発射した時の反動で空を飛んで動くことができるゲーム。むしろできる移動はほぼそれのみ。
目的は(といってもラスト面以外は訓練なのだが)ステージ上にあるエネルギーパックを取ること。
最初はサクサク進むだろうが、中盤になると壁でパックが守られていたり敵が持っていたり・・・
障害はショットで排除しなければいけないが、ショットを撃つと逆方向に動いてしまうのである。いかに大変かわかっただろうか。
このゲームは2人でやるとエネルギーの供給量が大幅増加するので、ぜひ協力プレイでクリアを目指したいが、
うっかりお互いぶつかったりショットで大事なパックを壊したりと、足の引っ張り合いになること必至。
Bボタンでエネルギーを融通できるので仲良くやろう。
ツインビー
ツインビー3 ポコポコ大魔王
発売:コナミ
配信:
[Wii][WiiU]
おすすめポイント:
[2人プレイ][足の引っ張り合い][良曲]協力も妨害プレイもできるゲームといえばこれ。
対空ショットと対地ショットのある標準的なシューティングだが、
2人プレイ時はさらに、プレイヤー同士が合体することによって強力な攻撃ができる。
いいことづくめのようだが、操作はややこしくなるし、アイテム欲しさに一方が勝手に分離してしまったりと、
そうそう穏やかにプレイはできない。とはいえそこが面白いので、ぜひ2人でプレイを。
魂斗羅
スーパー魂斗羅
発売:コナミ
配信:
[Wii][WiiU][3DS]
おすすめポイント:
[2人プレイ][良曲]1人でも面白いゲームは、2人でやるとさらに面白くなるという好例。
言わずと知れた、撃ちまくり系アクションの傑作である。
操作も走って撃つだけと簡単なので、誰でもプレイできる。一方がやられても残機を融通可能。
それでもすぐ死んでしまうなら、隠しコマンドで残機を増やしてやるといいだろう。
1作目はタイトル画面で上上下下左右左右BA、2作目は右左下上ABと入力すれば、
一気に30人、合わせて60人の魂斗羅がエイリアンをなぎ倒す!
コナミワイワイワールド
ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城
発売:コナミ
おすすめポイント:
[2人プレイ][足の引っ張り合い][良曲]同じく、単純に面白い上に2人同時プレイができるという理由でエントリー。
このページでも紹介しているが、コナミオールスターキャラの、探索型っぽいアクションである。
2人でやると協力プレイになるが、ただでさえ難しい上に残機数は1人の時と変わらないので、
難易度はむしろ上がるといってもいい。スクロールで引っかかったりもするし。
相手の頭に乗れるのでショートカット的なこともできるが、うまく進むにはかなりのテクニックが必要だろう。
2のほうは普通のアクションになり、難易度も相当マイルドに。こちらは手軽に協力プレイが楽しめるのでおすすめ。
クインティ
発売:ナムコ
配信:
[WiiU]
おすすめポイント:
[2人プレイ][足の引っ張り合い][良曲]ポケモンでおなじみゲームフリークが開発した、斬新なシステムのアクション。
タイルの敷きつめられた部屋がステージで、そのタイルをめくることによって、上に乗っている相手を吹き飛ばすことができる。
吹き飛ばされた敵を壁にぶつかれば撃破でき、すべての敵を倒せば1面クリアだ。
操作はシンプルながら、絶妙な面白さがある。敵も個性的な能力のあるやつばかりで、簡単には倒せない。
そんなクインティも、2人同時プレイ可能。別ステージを選べば交互プレイもできるが、もちろん同時プレイがおすすめ。
わざと敵の方に吹き飛ばしたり、壁パネルを出して逃げ道をふさいだり、妨害もいろいろできる。
残機はセレクトボタンで融通可能。
みんなでツッコめ!
とにかく何かがおかしいゲーム
時空の旅人
発売:ケムコ
おすすめポイント:
[ツッコミ待ち][突然の死]
タイムマシンに乗って日本の歴史上の人物と会話し、歴史を変えていくゲーム。
同名映画が原作だが、特に知らなくても楽しめる。
本能寺の変、島原の乱、ペリー来航など歴史の節目で、「if」を体験できる。
とはいえ、その体験できるifはあんまりにもひどいもので、本能寺で信長が「金はいくらでも出すから助けてくれ」と命乞いしてきたり、
関ヶ原の戦いの原因がお雑煮の中身を何にするかだったり、
歴史上の偉人たちの今まで見たこともない側面に脱力することうけあいだ。
「金の支配する歴史」「愛の支配する歴史」など複数の歴史の流れがあり、
それによって登場人物の性格がまるっきり変わるので面白い。
また死にゲーとしても屈指の内容で、選択肢を間違えた瞬間にゲームオーバー。
「くいしんぼう ばんざいと叫ぶ近藤勇に斬り殺されました」など笑うしかないものも。
あと、タイムマシンに乗り遅れてもゲームオーバーなのが容赦ない。
ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏
発売:ビック東海
おすすめポイント:
[メジャー(原作が)][カラオケモード][良曲][R-18]
あのゴルゴ13が、ゲームになって登場!
キャラゲーとしての作り込みは相当なもので、会話シーンあり、スナイプモードあり、主観視点の銃撃戦ありと、かなり凝っている。
ゲームオーバーになっても「つづく」と表示され、タイトル画面の「第1回」の数字が増えていくというよくわからないこだわりも。
そして極めつけはスタートボタンでいつでも入れるカラオケモードである。
デューク東郷のご尊顔を眺めながら、オリジナル主題歌を歌おう!もちろん歌詞つき(3番まである)。
ゴルゴはジャンプがやたら高いくせにしゃがんでも弾に当たるなどアクションとしては微妙にせよ。
また、ファミコンとしてはあってはならないはずの18禁イベントも序盤で見られるので、そこまで進めてみてはどうだろう。
スターウォーズ(ナムコ)
発売:ナムコ
おすすめポイント:
[メジャー(原作が)][ツッコミ待ち][突然の死]
今でも人気のスターウォーズが、ファミコンになって登場。
オープニングやキャラクターは原作通りなので、本格的だなーと思って進めていた人は、
「オレサマ ハ サソリベイダー ダ」にすべて持っていかれるだろう。
また、ルークは最初からライトセーバーを使いこなせるわりに、トルーパーの弾一発で即死するのでやるせない。
すぐさまゲームオーバーになり、静かに呼吸するダースベイダーを見るまでが一連の流れである。
カラテカ
発売:ソフトプロ
おすすめポイント:
[突然の死][理不尽]
設定や演出のヘンテコさが有名なソフト。
主人公のカラテカは、アクマにさらわれたマリコ姫を助けに行くのだが、
そこはカラテというところもあり、たとえアクマの手下だろうが戦闘前にきっちり礼をすることができる。
もっとも、礼をしたあと構えないで相手に攻撃されると即死だが。
加えて、スタート直後に左に移動しても崖から落下して即死。カラテカに退却は許されないのだ。
ゲーム内容は、なめらかなモーションがウリの、シンプルな格ゲーといったところ。
この作品が、後のプリンス・オブ・ペルシャに繋がったというのも納得できるだろう。
美味しんぼ
発売:バンダイ
おすすめポイント:
[メジャー(原作が)][ツッコミ待ち][突然の死][音楽が格調高い]
有名漫画のストーリーを忠実に再現したはずが、余計な自由度を入れたせいで猛烈に頭のおかしい内容になってしまったゲーム。
主人公の山岡が究極のメニューを作るために食材を集め、料理をするアドベンチャーだが、
正解のルート以外に、ゲームオーバーになる妙な選択肢がたくさん用意されている。
たとえば、小料理屋の前で「さわぐ」→警察が来る→「じゅもん」→山岡、「アンキモ!アンキモ!」と唱える→連行されてゲームオーバー
とか、アンコウ解体の場面でアンコウを吊るす→「めったぎり」→ぐちゃぐちゃになってゲームオーバー
とか、多彩なバッドエンドが用意されているので、あえてヤバそうな選択肢を選んでみるのも楽しい。
忍者COPサイゾウ
発売:九娯貿易
おすすめポイント:
[センスのある会話][良曲]
忍者でCOP(警官)でサイゾウ。こういうのを出オチと言いたくなるかもしれないが、
決してネーミングのインパクトだけではない。
本作は会話シーンが豊富なストーリーのしっかりしたアクションで、
ステージ内でもヒントを探したり、敵を脅して情報を得たりできる。
その際の会話が妙にコミカルで、「オジサン イカッチャウゾ」なんかは語り草。
ステージクリア後には敵のボスと子分の会話が始まるが、これもほとんどコントで面白い。
アメリカらしくワイフの話は出てくるしノリツッコミはするし、芸人みたいな敵組織である。
闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光
発売:データイースト
おすすめポイント:
[ツッコミ待ち]
ドラクエの大ヒットに便乗して作られたようなRPG。
しかしそこはデコだけあって、単に類似品を作って終わるのではなく、数々の独自要素を追加してしまった。
その中には装備の耐久制、敵のモーション変化、敵との会話や攻撃時のかけ声など画期的なものもある一方で、
妙なことになっている要素もちらほら。敵の名前もヘン。
特にメッセージは一言多いことで有名で、攻撃を外すと「ミス!ざんねん」とか、回避すると「きき いっぱつ!」とか出るほか、
ゲームオーバー時の「おびただしい りゅうけつ!」以下は壮絶なのでぜひ見ておくべき。
スーファミの3と4は間違いなく名作なので、そっちもぜひプレイしよう。
ロウ・オブ・ザ・ウエスト
発売:
ポニーキャニオン
おすすめポイント:
[理不尽(プレイヤーが)][フリーダム]
西部の町の治安を守る、保安官の活動を体験できるゲーム。
出てくる人物とうまく会話して、悪党かどうかを見極め、
悪い奴ならその場で退治するか、会話で説き伏せれば高得点だ。
相手を怒らせると突然撃ってくるので、その場合は容赦なく始末しよう。
また、会話中に別の場所から敵が狙ってくることもあるので、気を抜かないように。
会話に疲れてきても、話の最中に発砲もできるし、
あるいは出てくる人を女子供問わず片っ端から射殺するクレイジー保安官のプレイもできる。
もっとも、その場合は1点も入らないが。
マインドシーカー
発売:ナムコ
おすすめポイント:
[ツッコミ待ち]
このゲームをやれば超能力が身につく!というとんでもない特典がうたわれた作品。
一応説明しておくと、この頃は超能力少年がスプーン曲げをするテレビ番組が流行っていたのだ。
ゲームの流れはこうだ。カードの内容を透視する、次にどのランプが光るのか当てるなど、
「超能力のあるエスパーならできること」を訓練としてこなしていき、成績が良かったら先に進めるというもの。
どうせランダムでしょとか言ってはいけない。
遊び方としてはパーティーゲームとして順番にプレイして、誰が一番超能力があるかを調べるのがいいだろう。
そこで判明するのは単に運がいい人なんじゃないかとかも言ってはいけない。
キテレツ大百科
発売:エポック社
おすすめポイント:
[理不尽][良曲]
藤子・F・不二雄の有名漫画が原作だが、
そのファミコン版は、タイトル通りキテレツな内容になってしまった。
おなじみ天才少年がこのゲームで最初に発明する道具は、「キテレツじごく」。
この地獄は実際に機能し、死んだときにライフを貸してくれる仕組みだ。
この段階でキテレツの頭がどうにかなってしまったのか心配になるが(しゃがみ歩きのポーズが変だし)、
ヤバいのはそれだけではない。夢の世界が舞台だということだが、
敵キャラは奇妙な文房具の怪物だし(トンガリ「たすけて、ママ!でんきゅうが、せろてーぷが・・・!」)、
背景は前衛絵画みたいだし、コロ助のヒントもどこかがおかしい。
ゲームとしてはパーティー制(仲間のうち1人でも穴に落ちるとアウト)だったり重力逆転があったりと、アイデアは斬新なもののやたらとムズかしい。
シャーロックホームズ 伯爵令嬢誘拐事件
発売:トーワチキ
おすすめポイント:
[原作が行方不明][理不尽]今でもなお人気の推理小説の元祖、ホームズを題材にしたゲームだ。
タイトル画面で誘拐される令嬢を探すために、ホームズはいかなる推理を披露してくれるのか・・・
と思いきや、彼が見せるのはひたすらキック、キック、飛び蹴り、キックである。
本作で彼はその黄金の右で通行人をひたすら蹴り、お金をカツアゲするとともに情報をゲットしていく。
といっても、脅し取った情報だけにいいかげんなものばかりである。
このホームズはボクシングやバリツではなくフットボールを習っていたのだろうか。
ともあれ、こんな感じなので原作ファンは卒倒ものだし、難易度もかなり高いが、
実は謎解き要素も多い歯ごたえのあるゲームだったりもする。
プレイするなら、ポーズ中に2コンの上とAでパスワードが表示できることと、
死んだら2コンの右とABでコンティニューということは最低限覚えておこう。
小公子セディ
発売:フジテレビ
おすすめポイント:
[クイズ][理不尽]世界名作劇場の一作品を題材にしたゲームで、マップでは延々と主題歌が流れる・・・のはいいのだが、
このゲームをヘンテコたらしめているのは、その執拗なクイズ責めだ。
主人公は良家のおぼっちゃんだが、戦闘の代わりに家庭教師による勉強が彼を待っている。
そしてその勉強とは、「リヒテンシュタインの首都は?」「ウィーン会議の議長は?」「馬の走り方で一番速いのは?」といったかなりマニアックなクイズなのである。
マップ上には数十人の家庭教師がひしめいており、エンカウントするとクイズ開始となる。
これも貴族のたしなみだと思って頑張って答えよう。
アドベンチャー部分も、「あまえる」「かたをもむ」など妙なコマンドが笑わせてくれる。
パリ・ダカールラリースペシャル
発売:CBSソニーグループ
おすすめポイント:
[ツッコミ待ち][理不尽][音楽が電波]Site K4さんの全日本クソゲー番付で常に横綱の座を占めていた、究極のクソゲー。
ただしクソゲーと言ってもつまらないゲームやバグゲーのことではない。むしろ発想が斬新すぎてムチャクチャなのだ。
本作は、過酷で脱落者も多いことで知られるパリ・ダカール間ラリーを題材としている。
単なるレースゲームかと思いきや、舞台は街中から始まる。スポンサーをつけるために池田課長を探し、車を買い、反射神経テストを受けると、ようやくレース開始。
ステージ2は普通のレース。ライバル車に接触するとグシャーと分解する以外は。
その後、迷路や横スクロールステージでヘリコプターが墜落し、車から降りてスイッチを押し、地中海に達すると、そこからは海底ステージ。
いつの間にか車に装備されている機銃でタコやクラゲを撃ち落としながら進め!
という感じで、ステージが変わるごとにゲームも変わり、奇抜な発想で楽しませてくれるので、最後まで飽きることがないし、ツッコミも尽きない。
この先もさらに壮絶な展開が待ち受けているので、ぜひ自分の目で確認しよう。