ザードの伝説2 キャラクター紹介


あまりに個性的なキャラクターが多いザード2。ここではそれらの人物を解説していきます。
項目は、セリフ集と並行して追加する予定。
さらに、顔グラフィックの略号との対応関係も表記しました。下の方に汎用グラフィックの解説があります。



主人公

・ウルス・ヴァン・デ・コートラント(ウルス)
UL
本作の主人公。記憶を失うという定番の出発をするが、アニスによって肝心なことを全部明かされてしまう。
「ああ・・・」が口癖のやる気のない性格だが、
時折その言葉は鋭く社会を見通したものとなる。センドヴァーとの会話は必見。
どうやら企業に所属するサラリーマンらしい。ファンタジーなのに。
というか常にネクタイをしめているようだ。ファンタジーなのに。
武器のリニアソード(ライトセーバー的なもの)は元の世界から持ってきたらしいが、
手動で充電することによってエネルギーをまかなっているという設定がこっそりなされている。

・アニス・クイント・ドレフェス(アニス)
AN
ウルスの婚約者で、序盤から最後まで一緒に旅をする。
ウルスよりは活動的で、並み居る変態に対するリアクションもでかい。
システムエンジニアのようであり、三界大神での作業は全てアニスが行う。


ブレズ一行

・ラインフォルト・ラクシー(ラインフォルト)
BL
いわゆる勇者。オープニングのくだりはこいつが主人公かとミスリードさせられる。
ブレズというのは「選ばれし勇者に与えられる名誉ある称号」とのこと。ウルス以外にほとんど名前を呼ばれないラインフォルトは気の毒。
主に依頼に失敗すると現れ手柄をかっさらって行くが、嫌味なところはなく、あくまで勇者。
なぜか水戸黄門化しているが、最後は・・・
顔グラフィックは固有ではなく、ボスなどの主に嫌なやつに使いまわされている。

・ジョウジ・キャスラド(ジョウジ)
M3
ウルスが意識を取り戻した時「初めて見た顔を持つ男(変な表現)」。
軽い性格だが、ブレズ一行にあっさり参加できるなど実力は確か。
ウルスパーティーのことを常に気遣ってくれる。

・ジード・マドウ・キーグ(ジード)
M2
前作の主人公の孫という立場にありながら汎用グラフィックの人物。
ほとんど最初と最後にしか登場しない。
ラストは短い期間仲間になるが、その実力はかなりのもの。


仲間キャラクター

・オタック
M3
どうしようもなく変な名前だが、前世はプログラマーのようだ。
最初に仲間になるであろう人物で、雷のフォウス、ルドを使いこなすため非常に重宝する。
仲間は成長しないので、中盤以降は力不足になるのが残念である。

・ティリア
WS
大抵二番目に仲間にされる人物。
攻撃のソマ、回復のアシュヴィが使えるのでそれなりに活躍する。
通常の口調に比べて戦闘時のグラフィックは怖めだけど仕方ない。


敵となる人物

・変態オヤジ
MH
変態その1。王女を誘拐した犯人。
変態のくせに度を越えた実力を持ち、倒されても復活する。
さらに悪臭をはなって混乱させてくるのもイヤすぎる。
どうしてこんなのが序盤の強敵となっているのか・・・

・センドヴァー・ツ・ガイ(センドヴァー)
BL
あんまり残虐でない方の盗賊団、「アニの旅団」の団長。
どうやらフッツーの辺りから怪物に追い出されてタイル・ヴィレッジにたどりついたらしい。
ウルスとの決闘に敗れると説得に応じ、素直に村を解放してくれる。
盗賊たちのリーダーとしては優秀なようだ。

・センマンテン
M1
センドヴァーの部下。
ほとんど名前が出るだけだが、それにしても変な名前。

・イツリーダ
BL
アディテ・ツリーから始まるイベントの真犯人。
女を使って金を集める、結婚詐欺師のようなやつ。
その非道っぷりにウルスが尋常じゃない切れ方をする。

・近衛団長
M1
変態その2。縁結びの洞窟で口にできないようなことをしている。
またもや実力は確かな変態。
ウルスの言うように、これは「人は誰しも知られたくない面がある」ということを体現しているのかもしれないし、
いないのかもしれない。

・悪徳医者
BL
医者が訓練をつむ街、イーシャタウンで医者をやっている。
アニスがナンパされるが、正体は・・・名前の通り。
倒すと反省するだけイツリーダよりはマシかもしれない。

・フォート・チュン
MK
極悪盗賊団、「荒れ狂うヴァユ」の団長。ギースの移し身、つまり悪の化身と言われたりもする。
イドラ山を根城にしているが、そこでのイベントはRPG史上指折りの悲惨さを誇っている。
ただ非道なだけではなく、偽善者(というか自分の悪の部分を隠している人)は嫌いで、
欲望に正直な者は認めるという悪の哲学のようなものを持っており、
正義の味方然としたウルス、ひいてはRPGの主人公全般を痛烈に批判するが、
正義ではなく純粋な怒りをもって立ち向かったウルスに敗れる(という話だと思う)。
これで終わりかと思いきやまだ生きており、ザード地域でウルスに復讐戦を挑む。
この時のウルスの人間についての語りは必見。

・ジオット
BL
本作のラスボス(を遠くで操る人物)であり、今回の異変を仕組んだ犯人。
断片的な情報しか明かされないが、おそらく一回だけ名前が出てくるこの人物が首謀者だろう。
やったこととしては、ウルスらの惑星ウルでの人類進化の実験において、
進化を導くコンピューターであるゾフォードにウィルスを送り、
世界を管理するメインコンピューターのゴウドと、災害をコントロールするギースを暴走させ、
恐怖によって人類進化を抑制し、プロジェクト・マハラタの失敗を企んだ。
すごいところは、起こっていることは確かにこの世界の危機だが、別の次元では単なる業務妨害だということである。
しかもおそらく、その正体はウルスのいる会社の上層部の裏切り者である。
これほどとんでもない設定のファンタジーが他にあるだろうか。ルドラは似ているにせよ。
最終的にはゴウドを破壊するものの、そんなものはウルの人々には必要ないと看破される。


一般人

・ハイヒル
UL
マドウ・シティ在住の老夫婦の息子。ウルスにそっくりらしい。
幼いころに両親とはぐれ、野山で生活していた。
ウルスが発見したことによって、無事両親の下に戻る。

・ラビダン
MK
アディテ・タウン在住。最初に訪れた場所によって展開が違うが、
イツリーダイベントの場合、大暴れした挙句殺害されてしまう。
ウルスもその原因の一端を担っているだけに、むちゃくちゃ後味が悪い。

・サードの町医者
MZ
まともなほうの医者。サード・ヴィレッジ在住。
無医村であったサードで一人で頑張っている。
「ウルスくんたちにはかんけいないか」→「まったくだ」の場面のウルスがクールすぎる。

・女幽霊
W1
幽霊屋敷在住?
イーシャの悪徳医者に浮気された末に、毒殺されてしまう。そして化けて出る。
自分を殺したことは許すから、せめて忘れないでいてほしいと願う彼女は、あまりにも清らかで、可哀想である。

・ジェイム・ナナシー
MH
ドカータ・ヴィレッジの工事組合?の親方。
トンネル工事の現場で事故が起こって作業員が閉じ込められて困っている。
前作の主人公、先代ブレズとともにギースと闘ったらしい。

・クルの兄妹
ML・WL
クル・ヴィレッジ在住の兄妹。妹はイウトだが、兄の名は不明。
フォートのイベントで両親を殺害されてしまう。
この際はフォートが味方に加わって両親を倒すという状況で、気が滅入ること間違いない。
ウルスは罪滅ぼしに何度でも全財産を寄付するが、
兄妹の兄のほうは両親の復讐を決意することになる。
最後は丸く収まるのは、まだ救われているほうだろうか。


その他顔グラフィック対応表

・男の人1
M1
冒頭に登場するベルドを始めとして無数のキャラに使用されている。
男性若者の中では一番弱そうというか、スネ夫みたいな感じ。

・男の人2
M2
最も一般人っぽい顔。
でも敵も味方も上記のスネ夫の方が多いので目立たない。

・男の人3
M3
冒険者っぽいというか、一番かっこいいグラフィック。
ジョウジやオタックもこれ。

・男の人K
MK
見下ろしているような目線の怖い顔。
番兵や乱暴なキャラによく使用される。

・男の子
ML
子供。

・おじさん
MH
ヒゲがわかりやすい中年男性。
基本的に街の人役だが、この顔のあるボスはもはやトラウマ的存在。

・おじいさん
MJ
老人。まともな人物であることが多い。

・ザード、その他
MZ
より威厳のあるヒゲオヤジ。
前作の重要人物ザード王がこれだが、使い回される。
タイトルにもなっているのにこの扱い。

・女の人1
W1
ロングヘアーの女性。

・女の人S
WS
ショップの売り子や、多くの一般人に割り当てられるヘアバンドをつけた女性。

・女の子
WL
少女。気の毒な役のマドウ王女様もこれ。

・おばさん
WO
食料屋や、町に一般人としているおばさんの顔。

・おばあさん
WB
老婆。


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