ブリタニア大辞典


ウルティマシリーズの最大の楽しみは、同じ世界での出来事なので、各作品が繋がっていること。
町の配置などは当然同じだし、登場人物も然りなので、続けてやるとより面白くなること請け合い。
今回は4、6、GB版1、2をやったことを参考に、それぞれの物事についての理解を深める為に辞典を作ってみました。
取りあえずニ作品以上に登場した事柄を載せています。


ア行


3つの原理のうちのひとつで、基本色は黄色。
優しさ、公平さ、献身、清らかさを生み出す。

アバタール

8つの徳を極めし者で、主人公は4作目の「聖者への道」で修行を積み、アバタールとなる。
まあ悟りを開いた僧のようなものか。以来アバタールとは主人公をさす言葉となる。
手にはアンクの杖を持つ。これがアバタールの証であり、アンクに向かって念じると、様々な効果を発揮する。

アバタールの島

ブリタニア南東の、ヒスロスと謙虚さの神殿、コデックスの神殿がある火山島。

アビイス

アバタールの島にあるダンジョン。どうやらヒスロスのことらしい。

イアナ

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。ユーに住むドルイド僧で、公平さを持った人物を求めている。
現在はユーに在住。

イオロ

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。ブリティンに住む吟遊詩人で、弓の扱いが得意。
現在では奥さんのグエノと弓の専門店を営んでいるが、冒険に出ることも多い。

偽りの予言者

ガーゴイル予言書に書かれており、「徳に従わない異なる種族の者がコデックスを持ち去る」とあるので、
ガーゴイル達はこれをアバタールのことだと考え恐れている。

偽りの予言者(ソフト)

ウルティマ六作目。スーファミでは初。
リアリティが重視され、常に時間は流れ、夜になると町の人は寝てしまう。
画面切り替えなしの戦闘シーンや、しちめんどくさい会話システムなどが特徴。

失われたルーン

GB版第1作。完全オリジナルで、なんとアクションRPG。ブラックナイトに隠されたルーンを取り戻すのが目的。
リアルタイムで進行し、パズルも豊富で、特になんというかイギリス流のウィットが効いている(例えばモンスターを駒に使ってチェスをするとか)ところが愉快。

失われたルーン2

1の続編で、同じくGB。今回はブラックナイトにさらわれた町長たちを取り返すのが目的。
パズルがさらにパワーアップし、アイテムも遠くからスイッチを操作することの出来るピンポンラケットなどが加わる。
前作では原形をとどめていなかったブリタニア大陸もしっかり回復し、ちゃんと街があり、Y付近に登場するキャラクターと会える。
激お勧めの一品。

ウトモ

ユーに住む遠い島国から出稼ぎにきた男。そこの言葉を話し、「オンボゴ・サノ」はあいさつらしい。

エンパス・アビー

愛の原理を司る城であり、大陸の北西端に位置する。
規模は小さく、住んでいる住民は少ない。

カ行


ガーグランド

ガーゴイル達の住むブリタニアの裏側の世界。過去の地殻変動で大陸はほとんど水没してしまい、わずかに残った島にガーゴイル達がひっそりと暮らしている。
ヒスロスがブリタニアとガーグランドを繋ぐ扉である。

ガーゴイル

六作目でブリタニア大陸に現れ、各地の神殿を占領した生き物。
赤い体に翼を生やしており、ブーメランを扱う。下級ガーゴイルに翼はない。
ロードブリティッシュはガーゴイルの討伐を命令するが、彼らにも徳はあり、あるものを恐れたがための行動だったのだ。

ガーゴイルの徳

「勤勉」、「情熱」、「統制」から成り立っており、
勤勉と情熱は「達成」、情熱と統制は「均衡」、統制と勤勉は「精巧」を生み出し、
3つの力が全て働くときは「混乱」が起こる反面、「秩序」もたらす。

カテリーナ

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。マジンシアに住む羊飼いで、町が滅んだ時に唯一生き残った人物。

恐怖のエクソダス

ウルティマ三作目であり、ファミコンとしては初。モンディンとミナクスの生み出したコンピューターシステムがエクソダスである。それを破壊するのが目的。
食料やキャラメイキングなど、かなりややこしいのが特徴。ダンジョンは3D。

清らかさ

8つの徳のひとつで、勇気、愛、真実の全てから作り出される。シンボルカラーは白。
清らかさとは、全ての徳を高めた時に得られる崇高な心で、信仰心などは近い表現かもしれない。

黒騎士の陰謀

GB版2をスーファミに完全移植した作品。グラフィックは妙にリアルになっている。
その面白さは健在。

献身

8つの徳のひとつで、勇気、愛、から作り出される。シンボルカラーはオレンジ。
献身とは、己を捨てて他人の為に尽くすこと。

謙虚さ

8つの徳のひとつで、勇気、愛、真実のいずれからも生み出されない。シンボルカラーは黒。
謙虚さとは、自分を一段下げて相手を尊重する心のこと。日本人は大得意な徳。

コーブ

ロードブリティッシュ城から西にある村。
ルーンの管理は任されてないが、多数の魔法使いや学者が住み、武器屋、酒場などの施設はない。

公平さ

8つの徳のひとつで、真実、愛、から作り出される。シンボルカラーは緑。
公平さとは、正しいことを正しくする心である。

コブト

ミノックの南にある洞窟。covetとは「わがまま」という意味。

サ行


サーパンツ・ホールド

死者の島に建つ勇気の原理を司る城。傭兵や戦士たちが集まる場所で、常日頃から訓練に勤しんでいる。

サンディー

トリンシックの酒場、フールズ・ペア・オブ・ダイスのコック。
怪しい言葉使いで話すが、実は元海賊。コックの腕も一流。

シェイム

スカラ・ブレイの北にある川をさかのぼったところにある洞窟。shameとは「恥」という意味。
所々に地下川が流れ鍾乳洞のようになった洞窟。

シェリー

ロード・ブリティッシュ城に住むネズミの女の子。
人間の言葉を話せ、チーズが好き。

ジェローム

ブリタニアの南西部にあるバラリアン諸島にある町。
勇敢さの徳を司っているだけあって、血の気の多い戦士たちが集まることで有名である。
町長はロード・ゼリバン。

死人の島

ブリタニア大陸の最南端に位置する島。サーパンツ・ホールドがあるという点以外は何もない。

シャミノ

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。スカラブレイに住むレンジャーで、清らかな心をもっている割に性格は軽い。

主人公

全ての作品の主人公。現実世界に住んでいるが、危機の度に庭にムーンゲートが現れて、ブリタニアに召喚される。
4作目でアバタールとなり、人々には歓迎されている。

ジュリアス

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。ミノックに住む鍛冶屋で、町の復興に粉骨砕身している。

ジョフリー

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。ジェロームに住む戦士で、現在はロードブリティッシュ城の守りについている。

真実

3つの原理のうちのひとつで、基本色は青。
誠実さ、公平さ、名誉、清らかさを生み出す。

神殿

各地に点在する、徳を司る神殿。祭壇に向かって祈ることで、その徳に従っていると認定されれば力を授けてくれる。
基本的に町のそばにあるが、謙虚さの神殿はアバタールの島、清らかさの神殿はムーンゲートのみで行ける異世界にある。

スカラ・ブレイ

ブリティンの南の出口から始まる崇高街道をずっと西に行ったところにある、ブリタニア大陸西端の町。
清らかさのルーンを管理しており、町長はロード・クエントン。

誠実さ

8つの徳のひとつで、真実の原理から作り出される。シンボルカラーは青。
誠実さとは、真面目で嘘をつかないことである。

聖者への道

ファミコン版第二作であり、シリーズとしては四作目。
今回は悪を倒すのではなく、8つの徳を極め、アバタールになるのが目的。
キャラクターや、町などの設定はここで確立された。

ゾルタン

自称ジプシーの王様。別のグループの悪いジプシーとは違い、他の旅人には正しい価格で薬草などを販売する。

タ行


ダガー島

ムーングロウやライキュームのあるベリティー島のすぐ北に浮かぶ島。
デシートの洞窟がある。

ダスタード

トリンシックの西にある洞窟。dastardとは「臆病」という意味。
ドラゴンやドレイク達の住処であり、非常に危険。

町長

それぞれの町で、ルーンを守ることを王に命じられた住民の代表。
しかし本人がルーンを所持しているとは限らず、誰かに保管してもらったりもしている。

ディープフォレスト

ロードブリティッシュ城北西に広がる森。その名のとおり深く暗い森で、その中には公平さの町、ユーがある。

デシート

ムーングロウの北、ダガー島にある洞窟。deceitとは「偽り」という意味。
スケルトンなどのアンデッドや、それらを生み出す魔法使いたちの住処である。

デスパイズ

ロードブリティッシュ城の北にある洞窟。despiseとは「憎しみ」という意味。
スライムなどの生物しか住んでいない、危険度の低い洞窟。

デュプレ

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。トリンシック出身の名誉を重んじる騎士。

洞窟

徳に従えない者達が住む場所。それぞれ、対応する徳の正反対の名前を持っている。

ドクターキャット

ポーズの酒場「キャッツ・レア」のマスターで、大変な猫好き。本人も猫だという噂もある。
色々なゲームに凝っている。

トリンシック

ロードブリティッシュ城から南へ下り、ポーズを越えてどんどん行ったところにある町。
名誉のルーンがあり、海賊の進入を嫌っているが、ここの住人の2人は海賊関係者である。
町長はロード・ウィットセイバー。

ナ行


ニューマジンシア

商人の町、マジンシアの廃墟に出来た村。バッカニアーズ・デン西の小島にあり、謙虚さを重んじる閑静な農村である。
町長はロード・アントニオ。

ニスタル

ロードブリティッシュお抱えの魔術師。アバタールに色々な助言を授ける。

ハ行


バッカニアーズ・デン

ポーズから東、マジンシアからは西に位置する小島の上の町。
その名の通り海賊の溜まり場であり、当然治安も悪い。

バラリアン諸島

ジェロームのある北の島、勇敢さの神殿のある南の島の2島を含んだ諸島。
ブリタニアの南西部に位置する。

ヒスロス

ブリタニア南東に浮かぶアバタールの島にある洞窟。ガーグランドに繋がっていたり、ブラックナイトの本拠地であったりといつの時代でも最重要である。
中は溶岩が流れる危険な洞窟で、ドラゴンやデーモンが生息する。

ブラックナイト

正体不明の敵。アビイス、つまりヒスロスを本拠地とし、モンスター軍団を率いてルーンを盗んだり町長をさらったりする。
2では火炎瓶を連射してくる強敵だが、1では道に立ちふさがり悪口を連射した挙句、稲妻の首飾りのもとに倒されてしまう。

ブリタニア

ロードブリティッシュが治める世界であり、度々の危機をアバタールによって救われている。
以前は北と南、西と東が魔法で繋がっており、あたかも世界が球体であるように感じられていたが、現在では地下世界が崩壊し、その反動で世界は平らになってしまった。

ブリティン

ロードブリティッシュ城の城下町。ブリタニアでもっとも栄えている町で、やさしさのルーンの管理を任されている。
町長はロード・トールデン。

ベスパー

ブリタニア大陸東端の村で、辺境にあるわりには人口は多い。

ベリティー島

南にムーングロウ、北にライキュームのある島。城よりずっと東に行ったところにある。

ポーズ

ロードブリティッシュ城とトリンシックの間にある村。農業、工業が中心である。

誇り

マジンシアの商人たちが徳だと信じていたもので、本当の徳は誇りとは正反対の謙虚さ。
そのためマジンシアは滅んでしまった。

マ行


マジンシア

ポーズから東にある孤島の町。誇りを生きがいとする商人たちによって栄えていたが、ついには滅んでしまった。
のちにニューマジンシアとなって復興する。

マリア

4作目で一緒に冒険した仲間の一人。ムーングロウに住む魔術師で、現在はライキューム図書館で研究にあたっている。

ミナクス

ブリタニア二番目の危機の張本人であり、モンディンの弟子にして妻。

ミノック

ブリタニア大陸北東、コーブの北辺りに存在する町。献身の徳を司っており、職人の多い工業の町。一度モンディンの怨霊に破壊されてしまった。
町長はレディー・イザベラ。

ムーングロウ

ベリティー島南に位置する町。優しさのルーンが保管されていて、昔から魔法の研究が盛んである。
北のライキュームのほうにずいぶん人が移り住んでいる。

名誉

8つの徳のひとつで、勇気、真実から作り出される。シンボルカラーは紫。
名誉とは、誓いを守り抜くことである。

モンディン

ブリタニアを初めて襲った敵であり、世界征服をたくらんだ魔法使い。
その魂はのちにもしぶとく残った。

ヤ行


優しさ

8つの徳のひとつで、愛から作り出される。シンボルカラーは黄。
優しさとは、人の事まで考えて行動することである。

ユー

ブリタニア大陸北西、ディープフォレストの中に位置する町。公平さの徳を司っており、裁判所や牢獄などもある。
町長はレディー・レノラ。

勇敢さ

8つの徳のひとつで、当然勇気から作り出される。シンボルカラーは赤。
勇敢さとは、どんなものにもひるまず立ち向かう心である。

勇気

3つの原理のうちのひとつで、基本色は赤。
勇敢さ、名誉、献身、清らかさを生み出す。

ラ行


ライキューム

ベリティー島北に位置する真実の原理を司る城。魔法使いも多く住んでおり、城の地下にはブリタニア一の大図書館がある。

ルーン

それぞれの徳の心の象徴の石。
強いパワーを持ち、悪用されると大変なので、それぞれの町の町長に管理を命じてある。

ロードブリティッシュ

ブリタニアを治める王であり、ウルティマの製作者、リチャード=ガリオット氏のことでもある。
度重なる危機に脅かされるが、アバタールの力によって解決してもらう。
実はあらゆる攻撃の効かない無敵の王である。

ロードブリティッシュ城

ロードブリティッシュが住まう城。
王のそばにはニスタルとジョフリーが護衛についており、地下の下水道は洞窟に繋がっている。

ロストリバー

スカラ・ブレイ北を流れる川。さかのぼっていくとシェイムの洞窟がある。

ロング

ミノックから西にある洞窟。wrongとは「不正」という意味。

ワ行


該当なし


参考文献:4、6、ウルティマオンライン攻略本


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