第1回 面白いゲームとは何か


ここでは今までのゲーム経験の中で見つけたおもしろい法則なんかをネタにしてやっていこうと思う。
ゲームといってもRPG中心になるだろうけど。
今回は面白かったソフトを取り上げ、それらの共通点を見つける方式でやってみる。

自分の中ではメタルマックスとロマンシングサ・ガの両シリーズがまず最初に浮かんだのでこれで考えてみる。するとある共通点が見つかるのだ。
・・・どちらも自由度が高いのである。MMならばいくつものパーツを組み合わせて自分だけの戦車を作れるのはもちろんのこと、イベントだって飛ばしても全く問題のないものがほとんどだし、賞金首もどんな順番で倒してもいい。
ロマサガにしても、前面に押し出しているフリーシナリオシステム(つまりイベントをどんな順番でやってもいいということだが)をはじめ、誰を仲間にするかや、誰にどんな技を持たせるかなど数々の選択の余地がある。

では自由度が高いと何が起こるのか。それはプレイ回数の増加である。
「前回はSーEをほとんど使わなかったから、今回はSーEに執着してやってみよう」とか「グレイじゃガラハドを殺せないのか・・・じゃあ次はジャミルでやれば古文書も買わないですむし、最適だな」とか(どちらも実話)といって、2回目、3回目と何回も繰り返しプレイするようになる。

誰でも疾風のように現れてすぐに消えていった面白いソフトよりは、最初のうちはよくわからなかったが遊んでいるうちに長所が見つかり、面白さも増してくる深いソフトのほうが高い点数をつけるものである。
この手のソフトが今でも根強い人気を誇り、多数のファンを持っているのもこのためである。
さらに、これらのソフトは「スピード系」のものに比べ、世間の評価が低い(というか知名度が低い)傾向にある。
これは評価する人間が大してプレイもせず点数をつけていて、そのソフトの深さを知らなかったためであろう。
どんなソフトでも面白さを全て搾り出すまでは遊ばないとダメである。

結論

「エンディング中にもう一度最初からやりたくなるようなソフトは、疑いようのない名作である」


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上からきおったな! かえれ!!