悪い大臣名鑑


それは・・・
太古の昔より・・・
はるかなる未来まで!
平和なる時も・・・
混乱の世にも!
あらゆる城!
あらゆる王様の隣で!
事件の黒幕となるものッ!
それはゲームが作られる限り
永遠に続く『ポジション』なのだ・・・
その存在の名を・・・『大臣』というッ!!


・・・どんなゲームでも、とにかく悪いことを企む人というイメージがある大臣。
今回は、彼らの輝かしい経歴を楽しんでもらうために、古今東西の悪い大臣を集めてみました。
これを見れば、実際どのくらい悪い大臣はいるのか、あるいは「大臣は悪者」というイメージの由来は何なのかということもわかるはずです。
進行役として、大臣中の大臣、悪い大臣のエリートであるお二方にお越しいただいております。

ゲバン「やはりこの者は この国の王子ではなかった!
ギガメス「こざかしいやつらよ!しねい!


ゲバン「と、いうわけで、わしがレイドック王国大臣のゲバンじゃ。
ギガメス「そしてこのおれが、サロニア国大臣のギガメスよ。しねい!
ゲバン「いいかげんにせんか。これからはわしらの仲間の大臣達を見てもらおうと思っている。どれも素晴らしい黒幕ぶりじゃぞ。
ギガメス「さらに、それぞれの悪い大臣としての働きぶりを五段階評価したぞ。政治力は、彼らがいかに大臣としての地位を利用して人々を苦しめたか、その影響力を評価している。反逆力は、いかに主君たる王様に逆らったかだ。王とつるんで悪いことをやっているような大臣は大臣失格だぞ。そして戦闘力!真の悪い大臣は実力も伴っていなければならぬ。
ゲバン「では、以下に挙げる大臣達の素晴らしい反逆人生を、とくとご覧あれ。

ドラゴンクエストWより
キングレオ城大臣さん

政治力 ★★☆☆☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★☆☆☆☆

ゲバン「まずはそこそこの大臣から紹介じゃ。こやつは威張っているくせに臆病者で、大きな音を立てると王のところに飛んでいくという小心者っぷりじゃ。子供でもなかろうに。
ギガメス「だが、先王を幽閉した息子のキングレオにさっさと取り入っている様は、なかなかの反逆っぷりといえよう。
ゲバン「しかしそのキングレオが倒されたとみるや、早速バルザックの居場所を密告するとは、あまりに変わり身が早すぎるのう。寝返りが趣味なのかもしれぬ。

ドラゴンクエストXより
グランバニア城大臣さん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★☆☆☆☆

ギガメス「この者は、主人公の父であるパパスがいなくなったとみるや、その弟のオジロンを擁立し、傀儡として操るという手腕を披露したのだな。
ゲバン「帰ってきた主人公を試練の洞窟へ行かせ、刺客まで送って消そうとした上に、魔物と組んで誘拐までするという行動力はなかなかのものじゃ。
ギガメス「魔物に始末されるという失態を犯さなければなお素晴らしかったのだがな。どうやら、そこまでして権力が欲しかったようだ。

ドラゴンクエストYより
ゲバンさん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★☆

ゲバン「満を持してわしの登場じゃ。言わずと知れた下のレイドックの大臣、それがこのわしであるぞ。
ギガメス「何より強烈なのはあんたの名前だな。これでいい人だったら詐欺なくらいだぞ。行動としては、王子のふりをして城に入った主人公を見破るという、一見正しいことをしてはいるが・・・実はそうではなかったというわけだな。さらにこの事件の責任を取らせて、主人公と昔から縁があって人望も厚いトム兵士長を死地に追いやるという、驚きの外道っぷりだ。上の世界でも嫌味な金持ちオヤジとして登場し、徹底した嫌らしさを見せているぞ。
ゲバン「そうほめるでない。わしの圧制ぶりはわざわざ回想シーンまで作って語られているほどじゃ。立場が危うくなると早々に逃げ出すという機敏さも持っているぞ。
ギガメス「その後は行方不明だが、小説版ではなんとあるボスの正体があんたということになっているので、戦闘力も高く評価した。

ファイナルファンタジーVより
ギガメスさん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★★★
戦闘力 ★★★★★

ギガメス「ファファファ!今度はおれの出番だ。伝説の怪鳥ガルーダ、その仮の姿であるサロニア大臣のギガメスとはおれのことだ。
ゲバン「おぬしは王を操り、強大なサロニア軍を同士討ちさせて滅ぼすという、豪快な策を行なったのであったな。これほど顕著な操りっぷりもあるまい。
ギガメス「どうだ。しかも単に狡猾なだけかと思いきや、いざ戦ってみた時のおれの実力に戦慄した者も山ほどいるだろう。
ゲバン「そこが大臣のエリートたるゆえんじゃな。サロニア国民の中におぬしの正体を見破っていたものがいることが唯一の手抜かりじゃろうが・・・
ギガメス「あれに関してはどうして知っていたのか、おれにも不思議なほどだぞ。


ファイナルファンタジーVより
まどうしハインさん

政治力 ★★★★★
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★☆

ギガメス「すっかり見落としておったのだが、わしより先に会うことになるこやつも、同じようなポジションであった。アーガス王の言によると、ハインは王の側近だったのだが、悪の力に取りつかれて魔物となり、城の者を捕らえた上で長老の木を改造、自らの城にしていたのだ。
ゲバン「まさか2人も大臣がおるとはな。しかもこの者、戦闘力の方もなかなかのようじゃな。
ギガメス「そうだな。わしが稲妻使いなのに対し、こやつは初めてバリアチェンジを使った者として名を残している。
ゲバン「浮遊城を作ったり手勢で人間狩りを行ったり・・・政治力のほうも素晴らしいといえそうだ。
ギガメス「うむ、その点に関しては手腕を認めてやらんでもないぞ。


大臣コラム
〜大臣ポジションの可能性〜

ゲバン「厳密な大臣ではなく主君の右腕で黒幕となる者、というところまで大臣の分類を広げるならば、実に多くの者がここに含まれることとなるのじゃ。ケフカとカルラはもちろんのこと、聖剣伝説2の皇帝に反逆したタナトス、3でそれぞれ仕える王を操った紅蓮の魔道師に死を喰らう男に美獣、ファイアーエムブレム聖戦の系譜で王位を狙ったレプトールとランゴバルトなど挙げればきりがないぞ。ここから言えることは、王の側近という立場は王より行動がしやすく陰謀も企てやすい、潜在的に黒幕となる可能性を秘めている立場だといえよう。その代表が大臣だというわけじゃ。


魔界塔士Sa・Gaより
盾の城の大臣さん

政治力 ★☆☆☆☆
反逆力 ★★★★★
戦闘力 ★★☆☆☆

ゲバン「今度の大臣は反逆において秀でておる。妙に挙動不審な盾の王はキングの盾を大事にしてたわけじゃが・・・
ギガメス「いきさつは不明だが、その王を殺害して盾を奪い、行きがかりのパーティーに罪をなすりつけようとするという、大臣っぷりを炸裂させたのだな。
ゲバン「実力は貧弱じゃが、『ひ ひー』、『てめえのようなやつが1ばんむかつくんだよ!』『しんでるぜ』という数々の名台詞にとりまかれた大臣であるぞ。

ロマンシングサ・ガ2より
サイフリートさん

政治力 ★★★★★
反逆力 ★★★★★
戦闘力 ★★☆☆☆

ギガメス「大臣とはちょっと違うが、カンバーランド王の側近であり、王の死に乗じて国家乗っ取りを企んだ人物がサイフリートだ。
ゲバン「こやつのプランは秀逸じゃった。何せ先王の暗殺、遺言の操作、傀儡の王の即位、モンスターとの協力という他の大臣が一つずつやるようなことを一人でいっぺんにやってしまったのじゃからな。しかも状況によっては、皇帝まで手駒として利用しようとする。
ギガメス「陰謀の成功パターンが見られるのもこいつだからこそだな。策士としては至上の人物といえよう。

ロマンシングサ・ガ3より
ロアーヌ城大臣さん

政治力 ★★☆☆☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★☆☆☆☆

ゲバン「この者を忘れてはおらぬじゃろうな?ゴドウィンの影に隠れがちじゃが、モニカのオープニングを見てみい。しっかり大臣も陰謀に参加しておるぞ。
ギガメス「ゴドウィン男爵のロアーヌ乗っ取り計画に加担し、そのおこぼれに預かろうとしたようだが・・・それにしたってこの越後屋みたいな会話はどうにかならんのか。
ゲバン「こっちは完全に見抜かれておるしのう。その後どうなったのかまったく音沙汰がないのも仕方のないことじゃろ。

クロノトリガーより
ヤクラ&ヤクラ13世さん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★★★☆☆

ギガメス「堀井氏はよっぽど悪い大臣が好きだと見える。まさか同じ作品に二回にわたって出てくるとはな。
ゲバン「先祖の方は王女誘拐、子孫の方は王様を裁判にかけるという暴虐ぶりじゃ。なんでも王家に恨みがあったらしいのじゃが。現代の方は最初からこいつだったとすれば、主人公を処刑しようとしてもおる。
ギガメス「ただし、この場合は本物の大臣が別にいるという点が他とは違うな。やはりおれのように、手抜きせず本人自らが大臣とならねばいかんぞ。

ライブアライブより
ルクレチア大臣さん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★☆☆☆☆
戦闘力 ★☆☆☆☆

ゲバン「こやつは悪いというよりは、どうしようもないと言う方が正しかろう。ただひたすら勇者に頼り、ハッシュがいなくなればオルステッドを勇者だとほめ称える。その後の魔王呼ばわりもこの大臣が中心となっておる。
ギガメス「挙句の果てに、オルステッドに国を譲るなどと言う始末。しかも死んでも態度を改める気配はない。
ゲバン「キングレオのあやつと似ておるが、こちらは事態が事態だけにわしらとしても言葉がないのう・・・

ルドラの秘宝より
クリューヌ城大臣さん

政治力 ★★★☆☆
反逆力 ★☆☆☆☆
戦闘力 ★☆☆☆☆

ギガメス「いや、別に悪いことはしていないのだがな。なかなかインパクトがあると思うのだ。
ゲバン「こやつはシオンのきゅうりょう100ラグ事件と関連しておる。王様がリザに助力を申し出たとき、シオンの給料の一か月分を渡せと申し付けられるのじゃが・・・
ギガメス「それがやくそう五個しか買えない100ラグだったというわけだ。おれとしてはこの大臣がピンハネしてるんじゃないかと思うぞ。あるいは相当のケチかだ。


大臣コラム
〜いい大臣はいるのか〜

ギガメス「大臣であるにもかかわらず王に忠義を尽くすという、実に不名誉な大臣も存在する。有名なものではファイナルファンタジーXのタイクーン城大臣や、Yのフィガロ城大臣などがそれにあたる。どちらも主君の不在をしっかり守ってしまう、なんともつまらん奴らだ。さらに世界の平和に貢献してしまう大臣というのもいる。半熟英雄の大臣は相当目立つ上に、戦闘にまで参加している。加えて、忘れがちだが聖剣伝説2のプリムはパンドーラ王国大臣の娘だし、新約聖剣伝説では主人公がグランス公国大臣の息子であるという設定がわざわざ追加されている。大臣家でありながら世界を救うとは、われわれ大臣の面汚しだな。


ファイアーエムブレム封印の剣より
ロアーツさん

政治力 ★★★☆☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★★★★★

ゲバン「陰謀反逆日常茶飯事のこのシリーズじゃが、もっともこのポジションにふさわしいのはエトルリア宰相のロアーツ氏じゃろう。
ギガメス「ベルンが攻めてきたときにさっさと王を裏切り、クーデターを起こしたという変わり身の早いやつだ。しかし結局は逃亡して、そこでもロイ達の追撃を受けてしまう。
ゲバン「ところが、単なる権力だけのオヤジかと思いきや、いざ戦ってみるとこれがなかなかの実力者なのじゃ。エトルリアの三軍将なんかよりよっぽど優れておるぞ。

ブレスオブファイアUより
シュプケーさん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★☆

ギガメス「こいつはあくまで大臣ではなく女将軍だ。だがやってることがおれのサロニアでの手口に似ているので、ここに挙げることとする。
ゲバン「軍事大国ハイランドで突如のし上がった人物で、王女に強制して他国への侵略を行なわせようとしたのじゃ。どうやら世界征服をもくろんでいたらしい。
ギガメス「戦闘でも姿はなんだかよくわからないが、それなりの強さを持っているぞ。

アラジンより
ジャファーさん

政治力 ★★★☆☆
反逆力 ★★★☆☆
戦闘力 ★★★★☆

ギガメス「驚く者も多いかもしれないが、こいつもれっきとした大臣なのだぞ。むしろ王様の影が薄すぎるな。
ゲバン「ランプの力でわざわざ王になろうとした上に、最初から魔法使いというよくわからない大臣じゃ。ゲームの方ではその戦闘力もしっかり示しておる。
ギガメス「悪い大臣は国境を越えて存在することを証明した、国際的大臣だといえよう。

プリンスオブペルシャより
ジャファーさん

政治力 ★★☆☆☆
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★☆

ゲバン「上のと同一人物に思えるが違うようじゃ。こちらのジャファーは王の不在の折に姫をさらうという輩となっている。
ギガメス「実力は未知数だが、主人公が貧弱なことを考えると相対的に高く見えそうだな。
ゲバン「さらに中ボスも大臣、次回作の悪役も大臣と、シリーズまるごとで大臣大プッシュをしておるようじゃぞ。

エストポリス伝記 よみがえる伝説より
デラーフさん

政治力 ★★★☆☆
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★★

ギガメス「しっかりした情報が不足しているのだが・・・アルシュタット国をゴール将軍と組んで乗っ取ろうとした宰相だ。
ゲバン「さらなる黒幕に操られているとはいえ、王をないがしろにしている点は典型的な反逆パターンだと言えそうじゃな。
ギガメス「何より特筆すべきはその軍事力だ。本人達も戦える上、恐るべき難敵である戦艦と、奥の手の超兵器を擁している。実力派の大臣だな。

ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノより
メッサラさん

政治力 ★★★★★
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★☆☆☆

ゲバン「今度も宰相じゃが、常に王の隣にいるという、大臣っぷりを存分に発揮しているメッサラ氏じゃ。
ギガメス「王がそれほど間抜けでないにもかかわらず密かに国家転覆と王族抹殺を計画した点がこの評価となったぞ。
ゲバン「ボールぶつけごときに不覚を取ったために戦闘力は低いが、氏にはとんでもない秘密があってじゃな、実は・・・
ギガメス「心がピンピ〜ン♪
ゲバン「なんじゃそれは。
ギガメス「こやつは次回作にもちゃっかり登場し、わかりやすい悪役を演じているが、実にみっともないやられかたで退場する。
ゲバン「やはりボールをぶつけられたことが彼の運命を変えてしまったようじゃな。

ゼルダの伝説 大地の汽笛より
キマロキさん

政治力 ★★★★☆
反逆力 ★★★★☆
戦闘力 ★★★★★

ギガメス「鉄道っぽいネーミングのこやつは、ハイラル国の大臣の座に収まっているが、出てきた瞬間からいきなり怪しい。と思ったらその5分後に裏切るという、なんとも気の早い大臣だ。
ゲバン「説明書にも悪いやつだと書いてあるほどなので、隠す気ゼロという感じじゃ。実は魔物で、ゼルダ姫の体を魔王復活に用いるために姫に近づいたようじゃが・・・
ギガメス「わしと同じく、魔物のわりに人間社会でのし上がった政治力は評価できよう。また、第二の主君としていたディーゴをもあっさり裏切る、というより最初から欺いていたという狡猾さも持っている。
ゲバン「ふむ、その上データによると戦闘力もなかなかのものだというではないか。
ギガメス「そのようだ。側近の地位を活かしてなのか、ピンポイントにゼルダ姫の苦手なものをぶつけてくるという嫌らしい攻撃をするだけでなく、最終的に魔王と合体してしまった。
ゲバン「つまり、ほぼラスボスというわけじゃな。ここまで重要ポジションな大臣は初めてかもしれぬ。存在感も影の薄い魔王よりよっぽどあるようじゃ。


ゲバン「どうじゃ?大臣という立場が、物語の中でいかに重要な役割を果たしているかがよくわかったじゃろう。
ギガメス「何食わぬ顔で王の隣にいて、息をするように悪いことをする、それがわれわれ大臣の本質だ。
ゲバン「わしら大臣の活躍はまだ終わったわけではない。諸君らも旅を続けるなかで、さらに素晴らしい悪の大臣に出会えることを願っているぞ。
ギガメス「そしてその遠大なる陰謀に驚嘆するがいい。ファファファ・・・

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